寄付は仮想通貨で。ブロックチェーンでお金の流れを見える化する「AidCoin」

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世界には、十分な経済力がないために日々の生活もままならない人たちがいる。そんな人に予防接種の機会を提供したり、将来必要な教育を受けさせたりするために、日々さまざまな慈善団体が寄付を呼びかけているところだ。

しかし寄付をする側からしてみれば、自分が寄付したお金や物資がはたして本当に必要な人に届けられるかわからないことがある。集金後のプロセスが不透明で信頼がおける団体なのかが判断しづらいということで、何かしらの形で貧しい人を支えたいと思っていても、寄付に積極的になれない人は多いのではないか。

そんな気持ちとギャップを埋めるために立ち上がったのが、社会貢献に特化した資金調達プラットフォームのCharity Starsだ。同社は、寄付のための独自の仮想通貨「AidCoin(エイドコイン)」を発行し、各取引の情報を利用者で共有するブロックチェーン技術を活用して、集金プロセスの透明性を大きく向上させる。

AidCoinは、個人が寄付をしたあともイーサリアムネットワークを使った「AidChain」と呼ばれるブロックチェーンを通してお金の行き先を追跡できるユーティリティトークンだ。これにより、いつ、誰に、どのくらい寄付金が届くかを見届けることができる。さらに慈善団体が自サイトに寄付ボタン「AIDPay」を組み込むことで、さまざまな仮想通貨をAidCoinに変換して寄付することが可能だ。

AidCoin

Image via AidCoin

AidCoinは先日資金調達(ICO)を行い、開始から90分間で総額1,650万米ドル(14,333 ETH)の調達に成功したばかりだ。資金はAidCoinの本格的な実用化に向けて、製品開発やビジネス開発、広報やマーケティングなどに充てられる。

CharityStarsの代表取締役であるFrancesco Nazari Fusetti氏は、次のように語る。「私たちは慈善団体の信頼性を確保する第一歩となるよう、全力でAidCoinの開発に取り組んでいる。将来的にはブロックチェーンなどのテクノロジー開発と慈善活動を両立し、それぞれの業界にとっての利益を生み出すことを目指す。」

AidCoinのウェブサイトによれば、現時点では米国の約43%の人が慈善団体に対して懐疑的だという。しかし、テクノロジーによって寄付の透明性が高まり、もっと多くの人が安心して気持ちよく誰かを支援できるようになったら?そんな未来が訪れることを願ってやまない。

【参照サイト】AidCoin
(※画像:AidCoinより引用)

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