食用昆虫で作る、未来のファストフード。イケアが挑む食糧危機問題

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世界の諸問題の中でも、最もわかりやすく人々を苦しめているものの一つが食糧問題である。お腹が空いて死んでしまうことほど、苦しく悲しいことはあるだろうか。そのための解決方法はさまざまあるが、一つは私たちが食べられるものの種類を増やすことだ。

肉や魚、野菜や穀物に加えて、私たちが日常的に安価で入手できる栄養源があることはご存知だろうか。日本でも一部の地域では積極的に食されている未来の食べ物、昆虫である。

安価で魅力的な家具を販売していることでよく知られるイケアは、なんと食用昆虫のミートボールや昆虫バーガーによってその名をさらに轟かすつもりでいるようだ。

一度でもイケアの店舗に入ったことのある人は、店内にスウェーデン料理のカフェテリアがあることをご存知だろう。ジャムをつけて食べるミートボールは、その中でも特にポピュラーな料理だ。

いま、イケアはデンマーク、コペンハーゲンにあるサステナブルイノベーション施設「SPACE10」で未来のファストフードの実験をしており、実験対象にはそのミートボールも当然含まれている。

Neatball

Image via Medium

現在実験が進んでいるメニューは、どれも名前さえ聞かなければ是非食べたいと思うほど美味しそうに見える。たとえば“ドッグレス”ホットドッグ。これは藻類の一種であり、国連が未来のスーパーフードと称するスピルリナと、ベビーキャロットで作られる。

続いてバグ(昆虫)バーガー。こちらはビートの根と根菜の一種であるパースニップ、芋そしてゴミムシダマシ科の甲虫の幼虫によって作られる。

Bugburger

Image via Medium

これでもまだ満足ができない人のために、デザートも用意されている。マイクログリーンアイスクリームは、栄養価の高いハーブと水耕栽培されたコリアンダーやバジルなど、さまざまなマイクログリーンからベースを一種類選び、リンゴやレモンなどのフレーバーで味付けできる、健康的で持続可能なデザートだ。

SPACE10の研究チームは、ブログプラットフォームMediumで「人は、いくら理性を働かせて虫を食べる方がこの地球にとって良いと考えようとしても、そう簡単に昆虫食に手を出すことは出来ません。私たちは見た目も良く、味も美味しく作った上で、かつ人々にとっても地球にとっても素晴らしい料理を思いついたのです。」と述べている。

今のところ、これらの食べ物は世界中のイケアのレギュラーメニューとしては提供されていないが、数年以内には実現することになりそうだ。

【参照サイト】SPACE10
【参照サイト】Medium: The fast food of the future
(画像:Medium より引用)