アスリート待望。世界初の伸縮可能な金属製ドリンクボトルが誕生

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サイクリング、ジョギング 、水泳。スポーツの最中や、スポーツ後の水分補給は欠かせない。あなたはスポーツをするときにどのようなボトルを使っているだろうか。そのボトルから飲む水は美味しいだろうか。

現在、多くのスポーツ愛好家が、ペットボトルやプラスチック製の水筒を使用している。プラスチックの水筒から飲む水は、プラスチックの味が移り美味しいとは言い難い。さらに、プラスチックの廃棄問題や私たちの健康への影響は深刻だ。

2050年には、海洋において魚の数よりもプラスチック廃棄物の方が多くなるという。また、最近の米ニューヨーク州立大学の研究では、検査を行った259本のペットボトルの容器内の90%に、人体への影響が懸念されているマイクロプラスチックが含まれていることが確認された。

そんななか、オーストリア・ウィーンにあるスタートアップ企業KEEGOが、世界初となる「押すと元に戻る」伸縮自在な金属製ボトルを開発した。

KEEGO drink bottle

Image via KEEGO Press Kit

KEEGOの創立者であり、自らもホッケーをするLukas Angst氏はこう語る。「我々は、スポーツでより良い結果を出すために高品質のユニフォームや靴を揃えるなど、備品にはとても気を遣っているのに、どうして水を飲むときはプラスチックの水筒なのかといつも疑問に思っていた。」

Angst氏は自身の問いに答えるべく、プラスチックの代わりになる材料を探した。目標は、もう水の味が変わるプラスチックの水筒から飲まなくても済むこと。同氏は、オーストリアのレオーベン鉱山業大学とデンマークの専門製造会社と共同で2年間の研究を重ね、ついに押すと元に戻るチタン製ドリンクボトルの開発に成功したのだ。

ボトルの容量は0,7リットル、重量は98グラムと軽い。これまでもアスリートが使える金属ボトルはあったが、伸縮性と軽量さを併せ持つものは世界初だ。健康的に水を飲める金属ボトルでありながら、まるでプラスチックのような特性も兼ね備えている。

競技中に片手で開けて飲むことができるため、軽いジョギングから長距離のマラソン、またはサイクルスポーツなど、軽装であることが重要視されるスポーツで、最適だ。

また、 押すと戻るという伸縮性により、水を押し出してボトルに口を直接付けることなく衛生的に飲むことができるため、チームスポーツなどの他の多くのスポーツにも適している。

KEEGOがこの金属製ボトルのキャンペーンをキックスターターで行ったところ、世界中からの関心を集め、キャンペーン開始から24時間以内には目標額の25,000ユーロに達した。

私たちの心身を健康にしてくれるスポーツ。汗をかいてKEEGOのドリンクボトルで水を飲んだら、大切な水分が体の隅々まで届きそうだ。

【参照サイト】KEEGO – The world’s first SQUEEZABLE metal bottle
【参照サイト】SYNTHETIC POLYMER CONTAMINATION IN BOTTLED WATER
(※画像:KEEGO Press Kitより引用)