思い出の一着をドレスコードに。「instant GALA 思い出の服の祭典」4月22日渋谷で開催!

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おばあちゃんから譲り受けたコート。大切なあの人とお揃いのシャツ。卒業式に着ていったドレス。それを纏うとなんだか心が温まるような、ふっと笑みがこぼれるような、過去の思い出がよみがえるような、特別な洋服。私たちは、誰しもが「思い出の一着」を持っているのではないだろうか。

そんな思い出の服に注目したイベントが、4月22日(日)に東京・渋谷で開催される。「instant GALA 思い出の服の祭典」は、来場者全員が「思い出の一着」をドレスコードに参加するファッション×音楽フェスだ。

アーティストによるLIVEの他に、モデルやインフルエンサー、著名クリエイターが”思い出の一着”を特別出品するフリーマーケットも開かれる。

主催者に訊く、instant GALAの魅力とは?


本記事では、イベント主催者である3名に、開催の背景や魅力・今後の活動予定等について伺った。

◎赤澤える 氏(以下、赤澤): 「レベッカ ブティック(LEBECCA boutique)」ブランド総合ディレクター。
◎布田尚大 氏(以下、布田):美意識を持った企業と個人を エンパワーし、新しい文化を創るクリエイティブスタジオ「株式会社drapology」CEO。
◎松田崇弥 氏(以下、松田):知的障がいのあるアーティストが描くアート作品を製品化し、社会に提案するブランド「MUKU」代表。

Q.イベントアイディア考案のきっかけは?

布田:エシカル的な考えやファッションが輝く「ハレの場」を作りたかったからです。

私は5年間エシカルファッションのブランドに関わり、販促・マーケティング・ブランディングを行ってきましたが、ここ数年「エシカル」という言葉の認知率は1桁代で横ばいです。理由は複合的ですが、その一つは「エシカル製品を日常に取り入れよう(入れるべき)」というメッセージが多いことなのではないかと考えました。

生活者一人一人の消費行動を想像したとき、100円のチョコレートと250円のフェアトレードチョコレートがあれば、前者を選ぶ人が多くいることが現実だと思います。そういった「日常=ケの場」への浸透ではなく、エシカルな考えの人が輝く・非日常な場を作りたかったんです。

Q.イベントのメインテーマは「思い出の服の祭典」ということですが、「思い出」に着目した理由はなんですか?

赤澤:まず、「エシカルミュージックフェス」のような、「エシカル」を知らない人の関心がひけないよう企画にするのはやめよう、という、主催者3人の共通認識がありました。その上で、私が身の回りの人に大事な一着、捨てられない一着を聞いていったときの共通項が、「思い出の服」だったんです。

彼氏や彼女、家族からもらった服や、すごく頑張ってお金をためて買った服などです。そういった実体験に根ざした経験から、「思い出の服」のアイデアが誕生しました。

Q.服だけに焦点を当てるのではなく、「音楽フェス」とした理由はなんですか?

赤澤:大前提として、3人とも音楽が好きだからです。また、以前から持っていた、私の問題意識も影響しています。昨今SNS上のインフルエンサーがもてはやされ、私自身もインフルエンサーとしての発信を行っていますが、「エシカルファッションの心地よさ」を伝えるのが難しいという課題を持っていました。

デジタル上での数百~数千の”いいね!”も重要ですが、ライブ会場というある種神々しい場で、アーティストが大上段から思い出の服を着て語りかけることもとても効果があるのでは、と考えたんです。

Q.LIVE以外のコンテンツには、どのような工夫がありますか?

松田: イベントとして一日で終了させずに次回以降につなげる、そして今回参加できなかった方にも思い出の服の価値が伝わるよう、「ファッションストーリーカード」というコンテンツを用意しました。それぞれの思い出の服を着たインフルエンサー・アーティストのカードが会場に隠されており、それを集めてSNSに投稿すると関係者のクロージングパーティーに参加できるというキャンペーンです。

また、ファッションストーリーマーケットという、インフルエンサーやアーティストの思い出の一着を購入できるフリーマーケットを開催します。instant GALAで買った服は最高の思い出の服になるはずだ、という考えのもと、イベントやフェスでなんとなく購入しても、すぐ使わなくなってしまうフェスグッズのあり方に一石を投じることがねらいです。

Q. このイベントを通して、参加者はどのような体験ができますか?

布田:流行りの服や新しい服を着るだけではなく、もっとクールなやり方があるのでは?と気づき、楽しめるのではないかと思います。また、なんとなく購入し身につける服からは得られない「自分なりの思いや考え」を身につけることで、背中がピシッとするような、ほどよい緊張感、清廉さを味わえるのではないでしょうか。

また、エシカルファッションに興味がある方にとっては、トークショーや啓発イベント、エコ素材やフェアトレード製品の購入といったこれまでの表現/啓発方法以外の可能性を感じられるのではないかと思います。

Q.世に溢れるあらゆる「モノ」と、一人ひとりの「想い」が結びつくとき、社会はどう変わると思いますか?

布田:物事の評価軸が、「正解/不正解」から「気持ち良い/気持ちよくない」、さらに砕けた言葉でいえれば「イケてる/イケてない」という軸に移行すると思います。モノへ思いは各人の個人的なものなので、後者で判断することが適切だと思うからです。

また、特にファッションなどの嗜好品のプロダクトにおいては、強烈なファンをもつ小さなブランドが増えていくと思います。私は10代後半に裏原宿ブームを体験していて、当時のカルチャーのファンでもありますが、2018年現在もし再度裏原宿ブームが起こるなら、エシカルやサステナビリティを意識する作り手も多いのではないでしょうか。

当時のような、イケてるブランドとファンが結びつき、さまざまなブランドが乱立しつつもゆるくつながってカルチャーを作り出していくような世界を実現できるよう、少しずつ努力していきたいと思います。

Q.今後の活動予定やビジョンを教えてください。

布田:他の音楽ジャンルでのフェス開催はもちろん、フードイベントやカフェ、レストラン、地方のゲストハウスなど、理念に共感していただける企業や団体などとコラボレーションしながら、さまざまな形で「思い出の服をハレの場に着て集まる」カルチャーを浸透させていきたいと思っています。

ご興味がある方は、下記の布田のSNSまで、ぜひメッセージをください。(Facebook/Twitter

終わりに

「たくさん買って、たくさん捨てる」。そんな時代を生きる私たちだからこそ、いま一度、服への愛着・愛情を呼び起こし、ソーシャルグッドなファッションのあり方について考えよう。そんな強いメッセージが込められたイベントだ。開催は、いよいよ今週末。

チケットは以下リンクから購入できる >>> instant GALA チケット

(画像・情報提供:instant GALA