買わずに借りるジーンズ?1年後に返すと素材が再利用されるMUD Jeans

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カジュアルな普段着として活躍するジーンズだが、それを作るのに環境へ相当な負荷がかかることをご存知だろうか。なんとジーンズを1本作るのに平均8,000ℓもの水が使われ、23.5kgもの二酸化炭素が排出される。

これだけ環境負荷が大きい中で、私たちは洋服をどれだけ大事に着ているだろうか。今、20年前に比べると400%も多く衣類を消費しており、私たちが1着の衣類を着る回数は、平均でたったの7回だという。あなたの家にも、たんすの肥やしになっている服はないだろうか。

同じ服を長く着ることがないのなら、いっそのこと服を買うのではなく借りてみてはどうだろう。

オランダのMUD Jeansという会社は、ジーンズを売らずにレンタルしている。ジーンズを借りるにはまず会費の29ユーロ(約3,700円)を支払い、その後毎月7.5ユーロ(約950円)を支払う。これを12カ月続けた後、借りている人はジーンズをそのまま自分のモノにするか、新しいジーンズと交換するか、それとも返却するかを選ぶことができる。そして返す可能性があるからこそ、消費者は大事に履く。

MUD Jeans

Image via MUD Jeans

Image via MUD Jeans

交換や返却でMUD Jeansに戻された古いジーンズは、その後ビンテージジーンズとして活躍するか、新しいジーンズを作るための素材としてリサイクルされる。同社は捨てられたり、長く履かれていないジーンズを回収して再利用する仕組みを作り、ファッション業界におけるサーキュラーエコノミーを推進している。

現在MUD Jeansのジーンズには、こうしてリサイクルされたデニムを最大40%使用している。生地の耐久性の問題があるため40%に制限しているが、将来的には100%リサイクルされたデニムでジーンズを作ることを目指しているという。それまではリサイクルコットンとエコサート認定のオーガニックコットンを混ぜ合わせる方針だ。

これはジーンズに限った話ではないが、私たち消費者はモノを所有する必要性を本当に感じているだろうか。MUD Jeansは製品ではなくサービスを売り、ジーンズの所有権を保持し続ける。こうすることで、新しいモノが好きな消費者でも環境に対する罪悪感を持つことなく、新品に袖を通すという幸福感に浸ることができる。

MUD Jeansは、着られる服をできるだけ長く着る美徳とはまた違ったかたちで、サステナブルな社会に貢献する方法を提案している。

【参照サイト】 MUD Jeans

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