中国が2022年までにプラスチック袋を使用禁止に。プラスチック製品も規制開始

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世界最大の人口、14億人が暮らす中国では急速な近代化と工業化が進行している。一方で、大量のゴミが発生しており、処理方法と環境問題が緊急の課題となっている。実際にサッカー場100個分の広さがある中国最大のゴミ埋め立て場は、予定より25年も早く満杯になってしまった。都市部では2017年だけで2億1500万トンの家庭ゴミが出たと言われており、他国と比べても飛び抜けた量だ。

そこで、ゴミ問題に懸念を持つ中国国家発展改革委員会は1月19日、新たな政策を発表した。個人のプラスチック製品の利用削減を目標に、原則として2022年までに中国全土でのプラスチック袋の使用を禁止する方針だ。例外として、生鮮食品のプラスチック袋の利用は2025年までは免除されるが、今年から都市部を中心に段階的に規制が始まる。飲食店での使い捨てストローの提供は2021年から禁止され、宿泊施設では2025年以降は使い捨てのプラスチック製アメニティの無料提供ができなくなる。

オックスフォード大学が発行する「Our World in Data」(OWID)によると、世界のプラスチック廃棄物のわずか20%しかリサイクルされていないと見積もられている。その他の25%は焼却され、55%が廃棄されているという。さらに衝撃なのは、1950年以降、役目を終えたプラスチック58億トンのうち9%しかリサイクルされていないということだ。

プラスチックは、海洋生物が誤飲し命を落とす例も多く報告されており、地球規模で早急な対策を講じることが求められている。前例としてIDEAS FOR GOODでは、インドが2022年までに全ての使い捨てプラスチック製品を禁止することを紹介した。

世界の人口1位と2位の中国とインドでプラスチック問題が大幅に改善することで、向こう数年間で大きなインパクトがもたらされることに期待できそうだ。

【参照サイト】Single-use plastic: China to ban bags and other items-BBC
【参照サイト】China plans to phase out single-use plastics by 2025-Inhabitat