「コンプレックス広告に反対します」ランジェリーブランドfeastの表明

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「モテる女性」

そう聞いたとき、皆さんはどのような女性を想像するだろうか?――どちらかというと痩せ型で色白、ムダ毛がなく、爪の先まで手入れが行き届いているような清潔感のある女性?流行りの服を身にまとった女性……?

もちろん好みは人それぞれであり、最近ではぽっちゃりした体型の人向けの雑誌も販売されるなど、多様な「美」が認められつつあるかもしれない。しかし、私たちが普段何気なく目にしている電車内の広告や動画サイトの視聴中に表示される広告には、今でも「モテるためのバストアップやムダ毛処理」などを促すものが多く存在する。広告が謳う理想の女性像・男性像のイメージは、時に私たちの自己肯定感にも影響を与えている。

そんな、外見上の劣等感を刺激し商品を宣伝する「コンプレックス広告」に立ち向かうのが、小さいサイズ専門のノンワイヤーランジェリーブランド『feast』だ。

「どうして胸が小さいだけで、こんなに悩まないといけないんだろう。なぜ下着も可愛いものを選べないのだろう。」デザイナーハヤカワ五味の想いからはじまったfeastは、一方的に押しつけられる「美のあり方」に異議を唱え、自分自身の自然な姿に自信を持てるランジェリーの提案を行ってきた。

そんなfeastが今回新たに挑戦するのが、「Youtubeにおける“コンプレックス広告”に反対し、気持ちのいい買い物のあり方を訴求する意見広告キャンペーン」である。

この動画では、登場する女性が動画広告の言葉に傷ついている様子が描かれている。「ココロの傷は、売りものじゃない。」この女性の物憂げな表情とともに出されたメッセージに共感する人も多いのではないだろうか。

利益中心のビジネス構造が見られる広告が、購買者の幸福につながりにくい現状にあると考えたfeastは、今回、一事業者として、広告が本来発するべきメッセージを強く主張することにした。さらにこの意見広告と同時に、メッセージへの共感が広がりやすいTwitterでもムービーや声明文を拡散することで、消費者のコンプレックスに訴求せずとも、ビジネス的により効果的なコミュニケーションの形式があることを実証しようとしている。

私たちが広告を見ている時間はほんの数十秒間かもしれない。しかし、知らず知らずのうちに広告は、私たちに「こうあるべき」を押し付けたり、考え方や行動にまで影響を与えたりしている。「ありのままの私たち」の存在を後押しするような広告が増えていくことで、これからより多くの人が自分らしく輝けるようになっていくだろう。

【参照サイト】feast

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