「レンタル彼女」ができると思ったら… スウェーデンの出会い系サイトに隠されたメッセージ

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「Sugar Daddy(シュガー・ダディ)」という言葉を知っているだろうか。直訳すると甘い父親、つまり若い人を対象に物的・金銭的なサポートをする代わりに一夜限りのデートをするなどの関係を持ち、自身の欲を満たす中年男性を指す。日本でいう “パパ活” のようなものだ。

2020年10月9日から11日の週末に、このシュガー・ダディを含む多くの人に衝撃を与えた試みがあった。スウェーデンの出会い系サイト「hyrflickvan.se」だ。これは、中年男性が年齢、住んでいる地域、相手の女の子の希望年齢を入力することで、彼女を「借りる」ことができるサービスである。

検索エンジンで大々的に打たれたWeb広告の成果もあり、週末の3日間だけで、合計808人の男性がウェブサイトに登録した。そのうち、16.6パーセント(およそ6人に1人)の男性が、18歳以下の未成年(※1)の彼女を借りて、デートがしたいと希望したという。

「サイト登録まであと一歩!」彼らは自身の情報と相手への希望をワクワクしながら入力し終えたところで、想像もしていなかったメッセージに出くわす。

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以上の6つは、買春に関するよくある神話(=勘違い)です。買春は犯罪です。

―― 相手が「やりたい」と言っていて、こちらがお金を払っている場合でも?

もちろんです、どのような形であっても、買春は法律で禁止されています。

この架空のサイトは、パパ活も含んだ買春に反対するキャンペーンの一環だったのだ。人身売買に反対するスウェーデンの組織「Child10」と「Realstars」が、今回の取り組みを主導している。

企画者たちは、hyrflickvän.seをつかい、シュガーダディや未成年の売春、セックスワークについてのさまざまな知識を広めることを目的としている。サイト内には、被害者がSOSを出せる窓口はもちろん、「自分は未成年に手を出してしまうかもしれない」と恐れる人へのサポート窓口も載っている。

若い子とデートできるような出会い系サイトに見立てた今回のキャンペーン。たった3日間だけの試みだが、買春を未然に防ぐメッセージとしては強烈だったのではないだろうか。

※1 スウェーデンの成人の年齢は18歳
【参照サイト】Hyrflickvan.se

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