Category Archives: ニュース
「腐ったにおい」を発するステッカーが、食品ロスを減らす理由
英国に本拠を置くイニシアチブ「Too Good To Go」が、食品がまだ食べられるかどうかがわかるステッカー「Smell By labels」を開発した。
Smell By labelsは、英国で廃棄されることが多い4つの食品(卵、オレンジジュース、ビール、オーツ麦)を対象につくられており、このステッカーをこすると、その食品が本当に食べられなくなったときのにおいがする。消費者は実際の食品のにおいをかぎ、ステッカーのにおいと比較することで、まだ食べられるかどうかを判断できる。
現在、日本の食品廃棄量は年間643万トンと推計されており(※2)、世界ではその量が約13億トンにも上るという。食糧不足によって苦しむ人がいる一方で、人の消費のために生産された食料の約3分の1が廃棄されている今、食品ロスは世界全体で取り組むべき課題である。実際に食品が悪くなったときのにおいがするステッカー「Smell By labels」は、私たち消費者一人ひとりの意識を向上させ、食品廃棄削減に貢献するかもしれない。
堆肥化できるホテルアメニティ「Green Box」で、宿泊客もサーキュラエコノミーに貢献
これまですぐに捨てられることの多かったホテルのアメニティですが、今回登場するものはエコなアメニティ。色ごとに分別して、「Green box」という箱に入れるだけで簡単に堆肥化され、宿泊客もサーキュラーエコノミーに貢献することができます。
性も、ファッションも自分で選ぶ。台湾の“ジェンダーフリー”な制服
デザイナーのアンガス・ジャンと世界的な広告代理店のOgilvy台北 が手がけた「Project UNI-FORM」は、多様性と個性を広げるためのプロジェクトです。自分の性別に関係なく着られる自由なデザインの学校制服を通して、次世代の価値観をアップデートしています。
米大手口コミサイトYelp、人種差別の恐れがある店に警告表示
Yelpは2020年10月、掲載店舗のオーナーや従業員が人種差別的行為で人々の注目を集めた場合、その店のページで「人種差別的行為で告発された事業者(Business Accused of Racist Behavior)」と警鐘を鳴らす、アラート機能を追加しました。このアラートを出すことができるのはYelpの運営チームだけであり、アラートを出す際にはその判断の根拠となるニュース記事へのリンクを張るといいます。「人種差別は許さない」という、同社の毅然とした態度が示される措置です。
幸せについて学ぼう。デンマークに世界初の「幸福博物館」がオープン
2020年7月、デンマークのコペンハーゲンにオープンした「The Happiness Museum(幸福博物館)」は、「幸せとは何か」というテーマについて様々な側面から学ぶことができる博物館です。同館では地理的な観点から見た幸福度、ウェルビーイングに関する各国政府の取り組み、幸せと脳との関係、本物の笑顔と偽物の笑顔、過去2000年間におよぶ幸福の歴史などについて学ぶことができ、私たちの日常に幸せをもたらすヒントを与えてくれます。
排出したCO2をカーボンオフセットできる配車アプリ「Facedrive」
カナダに本社を置くライドシェアプラットフォームの「Facedrive」では、乗客が電気自動車、ハイブリッド車、ガソリン車のどれを利用するか、選択することができます。また、カーボンオフセットの取り組みとして、乗客がこのアプリを使って移動した後には、移動距離から算出されるCO2排出量が植林プロジェクトへの寄付金に変換されて利用料金に上乗せされる仕組みとなっています。
水素を燃料とする、エアバスのゼロエミッション航空機
航空業界のCO2排出量は全世界の約3%、人為排出量全体では2%を占めており、2050年には3%に達すると予測されている。脱炭素化を目指して電気飛行機やハイブリッド電気飛行機の開発が行われている中、今回仏エアバスが注目したのは水素だった。同社は水素を燃料とする世界初のゼロエミッション民間航空機「ZEROe」の3つのコンセプトを発表。2035年までの就航を目指すことを明らかにした。
CO2を回収してシャンプーボトルに。ロレアルのカーボンリサイクル
フランスの化粧品大手ロレアルは、米LanzaTechと国際石油資本の仏トータルと共にCO2からできたシャンプーボトルを開発。産業排出の炭素ガスを回収し、独自の生物学的プロセスを使用してエタノールに変換。次にトータルが、燃料製造サービスの仏IFP Axensと共同開発した革新的な脱水プロセスでエタノールをエチレンに変換し、化石由来と同じ技術的特性を持つポリエチレンを製造する。最後にロレアルが、このポリエチレンを使用して、従来のポリエチレンと同じ品質と特性を持つ容器を製造する。
この容器は、2024年までにシャンプーとコンディショナー用ボトルとして使用される予定だ。同3社は、このような持続可能なプラスチックの生産拡大を目指して協力を続けていき、他社との協働にも期待を寄せているとしている。
使った分だけ森を再生する、世界初の「木製」デビットカード
何か買い物をするたびに、問答無用で木を植える方法でもあったら…… そんな夢のようなアクションを実現するカードが登場しました。ロンドンのスタートアップ TreeCardが開発した木のデビットカードは、検索するたびに植林される検索エンジンEcosiaのネットワークを通じて、使えば使うほど森の再生ができるデビットカードです。
気候危機を伝える。体温で絵柄が変化するフィンランドのアート切手
2019年に続き、世界では2020年も史上最高に暑い夏を記録した(※1)。日本でも国内の最
コカ・コーラ、紙製ボトルのプロトタイプを発表。ごみのない世界を目指して
コカ・コーラが、紙製ボトルのプロトタイプを発表しました。すべてのボトルや缶のリサイクル、100%リサイクル可能な包装などを目指す同社の目標は「ごみのない世界」の実現。包装の素材が変わりつつある飲料会社の今後に期待です。
森林火災にも。カリフォルニア発、消防士を命の危険から守る「無人消防車」
消防士のリスクを減らすために登場したロボット消防車「Thermite RS3」。10月13日、ロサンゼルス市消防局(LAFD)は米国初となるロボット消防車を公開し、同日、商業用建物の火災で使用した。米国に本拠を置くTextron社が製造したこの産業用ロボット消防車は、コンパクトながらもシャーシ(全幅に該当する縦の左右のフレームに横向きのフレームを組み合わせたもの)の幅が広く、毎分2,500ガロン(約9,460リットル)の放水が可能。遠隔操作で高画質なビデオ撮影もできる。
すべての消防活動に対応できるわけではないが、大規模な商業火災や建設中の木造構造物、山火事での大型動物の救助や燃料タンカー火災など、さまざまな場面での消防活動に役立つ。
民族衣装は仮装じゃない。Pinterest が「文化の盗用」をしないハロウィンを提案
写真共有サービス「Pinterest(ピンタレスト)」は2020年10月、異文化への配慮と敬意を持ってハロウィンを楽しむためのアイデアを集めた「Pinterest ハロウィン特集 2020」を公開しました。また、文化を盗用している仮装のおすすめを制限するよう、取り組みを進めています。
世界初の「再生型蒸留所」東京に設立へ。酒粕や余剰ビールのリユースで循環型経済を目指す
東京に本拠を置く蒸留ベンチャーのエシカル・スピリッツ株式会社はこのほど、東京蔵前に世界初の
個人のカーボンフットプリントを測定し、減らすコツを教えてくれるアプリ「Pawprint」
個人のカーボンフットプリントを測定できるモバイルアプリ「Pawprint」は、「測定する」「理解する」「減らす」という3つのステップをカバーし、人々の行動変容を支援するプラットフォームです。測定のステップでは、ユーザーが食料消費や旅などライフスタイルに関する情報を入力し、自身のカーボンフットプリントを「見える化」します。
授業中にスマホを触れば触るほど歴史に詳しくなる?サムスンの“A touch of history”
サムスン・スイス支社が歴史とつながるアプリを開発しました。SNSなどスマホを使うさまざまな場面に歴史の要素を盛り込み、スマホを触れば触るほど、あらゆる歴史の事象に詳しくなる仕掛けがされています。
