Tag Archives: アメリカ
使われない輸送用コンテナがプールに変身。北米で広がる新たなスペース活用法
輸出入の不均衡などにより発生する空のコンテナを活用するために、Modpoolsは自宅に置けるプールという新しいコンテナの使い方を提案しています。
水族館が、気候変動の「不平等さ」を可視化するマップを作ったワケ
気候変動の影響の受けやすさには格差がある――。そんな事実を、より多くの人に知らせるために作られた世界地図。米カリフォルニア州の水族館が研究し、2021年7月に米国の科学ジャーナルScience Advances誌に掲載されました。
CO2を閉じ込める、藻で染めたTシャツ
身の回りにある黒いモノ。実は、その多くが石油を燃やした染料で黒く染められています。そんな、サステナブルとは程遠い染色の現状を変えようと、とあるアパレルメーカーがつくったのが「海藻からできた黒いTシャツ」でした。
LGBTQ+の歴史を保存する博物館、NYにオープンへ
毎年6月、NYはレインボーの旗を掲げる人々で埋め尽くされます。50年以上にわたって、ニューヨークではマイノリティたちが「自分らしく生きる」ために、さまざまな社会運動が繰り広げられてきました。LGBTQ+の「はじまりから今」を見つめ続け、歴史を築いてきた都市です。そんなNYに2024年、LGBTQ+の歴史を保存し共有する博物館「The American LGBTQ+ Museum」が誕生します!
労働搾取をなくす、ドライバーによる協同組合型の配車アプリ「Co-op Ride」
ドライバーが団結して自分たちの権利を求めたり、より多くの利益を得たりできる仕組みが誕生しました。ニューヨーク市にあるライドシェアの協同組合「The Drivers Cooperative」は、一人一人のドライバーの意思が運営に反映され、彼らがより多く稼げる仕組みを目指し、2021年5月30日にライドシェアサービス「Co-op Ride」の正式提供を開始。7月現在、3000人以上のドライバーがCo-op Rideに在籍しており、10万ドル(約1100万円)の収益を生み出しています。
フードマイルほぼゼロ。スーパーの駐車場で有機野菜を育てる「Garden Box」
メキシコ産アボカドや、ノルウェー産サーモン。私たちが何気なく口にしている食べ物たちが、地球の裏側から運ばれてきていることもあります。環境負荷を減らすため、そして安全のため、アメリカのスーパーでは「駐車場に置けるコンテナ」で野菜を育て始めました。
天然、人工に次ぐ第3の選択肢に?エシカルな「海底ダイヤモンド」とは
ダイヤモンド採掘時には、多大な環境負荷がかかっています。さらに採掘現場では一部の労働者たちが過酷な労働を強いられ、搾取されているような例もみられます。こうした環境的・社会的懸念から、近年、人工の合成ダイヤモンドに注目が集まっていますが、合成ダイヤモンドの生成時にも膨大なエネルギーが発生していることから「どちらが優れている」と簡単に言い切ることもできません。
そんななか登場したのが、天然採掘ダイヤモンドでも人工ダイヤモンドでもない第3のダイヤモンド、「海底ダイヤモンド」です。
Ocean Diamonds社の海底ダイヤモンドは、従来の陸上や海洋で地下深くまで掘削する大規模な採掘法とは異なり、海底の堆積物のなかからダイヤの原石を探し出す小規模な方法で発見されます。
専属のダイバーを雇い、小舟で海に出た少人数のダイバーグループでダイヤの原石を探索していくため、ダイヤ調達時のエネルギー量を従来よりも大幅に削減できます。また、小規模な調達を行うことで「誰が、いつ、どこで、どんな状況でダイヤを発見したのか」を詳細に把握できるようになり、高いトレーサビリティを担保できるのもポイントです。
オンラインで「地元の小さな書店」から本が買える。コロナ禍のアメリカで生まれた “Bookshop”
地域の個人経営の書店がバーチャル店舗を構え、そこで本が売れるたびにすべての利益を受け取る仕組みを整えたBookshop。ユーザーがオンラインで本を購入することで、アメリカ各地にある書店をサポートすることができます。Bookshop設立の背景にある想いや今後の展望について取材しました。
まるで折り紙。ワンプッシュで展開する「シェルター」が難民を救う
干ばつや海面上昇、災害が原因で住んでいる地域を離れなければいけない人たちが、移住先に不安を覚えたり、住宅に困ったりすることが無いように。そんな想いを込めて作られたのが、すぐに折り畳めてワンプッシュで展開する家でした。
社会の格差は、木に現れる。「木の不平等」を是正する指標 “Tree Equity Score”
環境にはもちろん、人々の健康も左右する“木“。しかし、実は木が生えている場所は、地域の中でも大きな差があります。「すべての人が木の恩恵を受けられるように」とつくられたのが、「Tree Equity Score」です。
無料の飲料水をもらうと寄付できる。世界中に安全な水を届ける「FreeWater」
米テキサス州のマーケティング企業である「FreeWater Inc.」は、すべての人が無料かつ安全な飲み水にアクセスできる世界を目指して、アルミボトルもしくは紙パックに入った水を1本提供するごとに10セント(約10円)を寄付し、井戸の建設に使ってもらうという広告事業を展開しています。同社は飲料水のパッケージを媒体として提供し、広告主はそこで自社の製品やサービスを宣伝しながら、社会貢献活動に参加できる仕組みです。
アメリカのあらゆる生活者に循環の選択肢を。サーキュラーベビー服ブランド「Borobabi」
1着につき3〜6ヶ月でサイズアウトすると言われる子ども服。Borobabiは高品質なリジェネラティブ素材を使った子ども服を、レンタルも購買もできるシステムにすることで、新たな資源の循環を生み出そうとしています。
Googleマップの「リスト機能」を使った新しいホームレス支援のかたち
米・サンタモニカ─図書館の駐車場で路上生活をする男性と出会ったAshleyさんは、彼とお喋りをするうち、ホームレスの人々のある悩みを知ります。「支援してくれる場所が色々あるのは分かっても探すのが大変だ」というのです。これまでの支援所リストはPDF形式でデータが重く、フリーWi-Fiを使って閲覧しづらい、地図が載っておらず結局どこへ行けば良いのかわからないという問題がありました。そこでAshleyさんはグーグルマップを使い、支援スポットをリストにまとめました。これにより、ホームレスコミュニティの人々は一目で支援スポットを見つけることができ、気に入ったスポットを保存しておくこともできるように。Ashleyさんの小さな工夫は、当事者からも、支援したい人からも注目を集め、彼女のWebサイトには取り組みを真似したいという世界中の人々からのアクセスがありました。
ホテルの使い捨てミニボトルを2025年までに廃止する法案、NYで可決
ニューヨーク州議会は2021年4月、ホテルが液体石鹸などのパーソナルケア製品をプラスチック製ミニボトルに入れて提供することを禁止する法案を可決しました。ここで言うプラスチック製ミニボトルとは、容量が12オンス(約355ミリリットル)未満のリユースできない容器を指します。
アメリカの醸造会社がつくる「気候変動が進んだ世界のビール」
宴会でも家飲みでも定番のお酒といえば、ビール。しかし、このまま気候変動が進めば、慣れ親しんだビールの味を二度と味わえなくなるかもしれません。アメリカの醸造会社・New Belgiumは、気候変動が進んだ未来の世界でも手に入る材料だけで作ったビールを発表しました。ホップの代わりに、ホップエキスやタンポポを使用したり、汚染水を使ったりして仕上げた気候変動ビールのお味は、ひどい味がするといいます。消費者にデータを見せるだけでなく、五感を通して体験してもらうことで、気候変動に警鐘を鳴らすユニークなプロジェクトです。
Zoom疲れの軽減へ。金融大手シティが「ビデオ会議しない日」を導入
「ビデオ会議は意外と疲れる」と感じたことはないでしょうか?「Zoom疲れ」という言葉がある中で、米金融大手シティグループは、少なくとも社内のビデオ会議を行わない「ズーム・フリー・フライデー」を導入しました。