Tag Archives: ヨーロッパ
ジャンクフード広告が野菜の画像に。健康的な食を提案する広告ブロッカー
「ジャンクフードのネット広告に誘惑されたくない」「より健康的な食生活を送りたい」と思ったら、それらの広告を表示させなくするツールである広告ブロッカーを使ってみるといいかもしれません。植物性食品のデリバリーサービスを提供するデンマークの会社「Simple Feast」は、ネット広告を野菜のGIF画像に置き換える広告ブロッカー「Junk Food Blocker」を提供しています。
対話を促すソーシャルグッドなアート10選【2020年まとめ】
アートといえば、教科書で習った美術や音楽。そんなイメージをしている人には驚きの事例をIDEAS FOR GOODは紹介しています。現在、アーティストが創造性のある作品を生み出すときの考え方、そしてこれからの不確かな未来を生き抜く考え方として「アート思考」をビジネスに取り入れる人も増えてきています。アイデア一つで、世界にインスピレーションを与えることができる。そんな世界の事例を、引き続きお届けしていきます。
スペイン、賃金を下げることなく「週休3日」の働き方検討へ
スペインが「週休3日制」つまり「週4日32時間勤務」を国全体で導入することを検討しています。インディペンデント紙によると、政治学者でマス・パイス党所属のイニゴ・エレホン氏は今回の提案について「今は、経済を再建しなければならないときであり、スペインが週4日勤務に移行する絶好の機会です。これは労働者の生産性を向上させ、心身の健康を改善し、環境への影響も減らすことができる、未来に向けた政策です」と述べています。
“本当の”賞味期限を知ろう。食品ロスを減らす、触ってわかる鮮度指標ラベル
食品ロスを減らそうと、英国発のスタートアップ、「mimica(ミミカ)」が開発したのが、触れることで“本当の”食品の期限を判断できる鮮度指標ラベル「mimica touch(ミミカタッチ)」です。ミミカタッチのラベルの内側にはゼラチン状態のジェルが入っており、食品が腐敗するのと同じ速度でジェルが分離します。腐敗にあわせてラベルが凸凹になるため、ラベルが滑らかであれば、まだ食品は新鮮であることを示します。
車を「停めない」ことで報酬がもらえるドイツの駐車場
ドイツ南部の都市ミュンヘンで、気候変動と大気汚染の問題に取り組むユニークな実験が行われています。市内のConnexビジネスセンターを中心に、市内の駐車場を普段から使用しているドライバーに向けたダイナミックプライシング(需要にあわせて価格を変動させること)が始まったのです。今回の取り組みは、スマホアプリで市内の駐車スペースの空き状況を確認するドライバーが、目的地から遠く離れた駐車スペースを使う場合はデジタル通貨が付与され、普段駐車場を使う人が駐車スペース自体をまったく使わなかった場合は、1分ごとにデジタル通貨、または無料・低コストで公共交通機関が使えるクーポンをスマホに送信してくれる仕組みとなっています。
風力で動く世界最大級の船、スウェーデンで開発中
スウェーデンの船舶会社Wallenius Marine(ワレニウス・マリン)が、新たに貨物
「あなたの投資のエコ度は?」スイスの銀行が立ち上げた、持続可能なデジタルプラットフォーム
企業や自治体による環境への貢献度に関する情報開示が求められる中、スイスに本拠を置く銀行Globalance Bankは11月16日、持続可能な投資のためのデジタルプラットフォーム「Globalance World」を立ち上げた。Globalance Bankが2012年に導入したGlobalance Footprintに基づき、新たにインタラクティブ機能が追加された同プラットフォームでは、6,000社以上の上場企業が毎日更新するデータをもとにした展望とインタラクティブな報告が提供される。投資家やステークホルダーは、無料でGlobalance Worldにアクセスし、各企業の経済・社会・環境への影響を知ることができる。同プラットフォームの特徴は、気候変動やCO2排出量、現在のメガトレンドや利益といった項目ごとに、独自の株式やポートフォリオ、指標や持続可能性が分析・評価されること。これにより、自らの投資が世界に与える影響を知ることができるようになる。評価は、Carbon DeltaやMSCI、MorningstarやFactsetなどの信頼されているサプライヤーからのデータおよび分析、同プラットフォームの専門家が開発した独自の方法を組み合わせて行われる。
地元の本屋さんを救う「オンライン書店」とは?
アメリカで始まったオンライン書店の「Bookshop」では、ユーザーがオンラインで本を購入することで、アメリカ各地にある独立系書店の懐を潤すことができます。同サイトでは各書店がバーチャルな店舗を構えることができ、そこで本が売れるたびに定価の30%を受け取ることができるのです。
異常気象による洪水から市民を守る、コペンハーゲンの「気候公園」
デンマークのコペンハーゲン市が、100年に1度の大洪水からも街を守れるようにと完成させたのが、大きな貯水池をもつ「気候公園」。住民に豊かな緑と休息の楽しみも与えてくれるこの公園は、市民の人気のスポットとなるでしょう。
奴隷労働に立ち向かうオランダのチョコレート会社「トニーズチョコロンリー」、日本に初上陸
オランダで大人気のチョコレートメーカー「トニーズ・チョコロンリー」が、日本初の期間限定ポップアップショップを開催中です。奴隷労働をともなわない製造をめざす同社の人気の秘訣とは?取材しました。
【人気記事】2020年10月のソーシャルグッドな事例まとめ
DEAS FOR GOODの2020年10月の人気記事を集めました。デンマーク式のカフェや、スウェーデンの出会い系サイトを偽った啓蒙活動など、北欧発のアイデアが目立っています。ぜひご覧あれ!
リジェネラティブ農業に取り組む農家が、カーボンクレジットを販売できるサイト「CIBO Impact」
地球に優しい行いをしている農家が、その行いによって経済的に報われる機会が増えれば、リジェネラティブ農業はより拡大していくのではないでしょうか。イギリスとアメリカに拠点を置くソフトウェア企業の「CIBO」は2020年10月、リジェネラティブ農業に取り組む農家がカーボンクレジットを生成し販売できるオンラインプラットフォーム「CIBO Impact」をローンチしました。
環境に良くてお財布にも優しい。リジェネラティブな企業を目指す英スーパーASDA
英大手スーパーマーケット・ASDA(アズダ)は2020年10月20日、本社のある英国北部リーズ市に新しいコンセプトの「サステナビリティトライアルストア」を開店した。パスタやシリアル、洗剤などを詰め替え形式で販売し、買い物客がプラスチックを簡単に削減・再利用・リサイクルできる店舗だ。2040年までのCO2排出量ゼロ、廃棄物の削減率50%に向けて取り組む同社は、2050年までにリジェネラティブな企業になることを発表している。2023年までに40以上の詰め替え可能な製品の導入や、2030年までに廃棄物管理会社とリサイクル業者、および製品開発者と密に協力していくことを宣言しているほか、2025年までに自社ブランド製品から30億個のプラスチックを除去するという追加の取り組み目標を設定している。
「腐ったにおい」を発するステッカーが、食品ロスを減らす理由
英国に本拠を置くイニシアチブ「Too Good To Go」が、食品がまだ食べられるかどうかがわかるステッカー「Smell By labels」を開発した。
Smell By labelsは、英国で廃棄されることが多い4つの食品(卵、オレンジジュース、ビール、オーツ麦)を対象につくられており、このステッカーをこすると、その食品が本当に食べられなくなったときのにおいがする。消費者は実際の食品のにおいをかぎ、ステッカーのにおいと比較することで、まだ食べられるかどうかを判断できる。
現在、日本の食品廃棄量は年間643万トンと推計されており(※2)、世界ではその量が約13億トンにも上るという。食糧不足によって苦しむ人がいる一方で、人の消費のために生産された食料の約3分の1が廃棄されている今、食品ロスは世界全体で取り組むべき課題である。実際に食品が悪くなったときのにおいがするステッカー「Smell By labels」は、私たち消費者一人ひとりの意識を向上させ、食品廃棄削減に貢献するかもしれない。
海外に行けない今だから買いたい。エシカルな「ストーリー」を持った世界のアイテム
2020年7月、日本では新型コロナウイルス(以下、新型コロナ)で落ち込んだ旅行需要を喚起す
使った分だけ森を再生する、世界初の「木製」デビットカード
何か買い物をするたびに、問答無用で木を植える方法でもあったら…… そんな夢のようなアクションを実現するカードが登場しました。ロンドンのスタートアップ TreeCardが開発した木のデビットカードは、検索するたびに植林される検索エンジンEcosiaのネットワークを通じて、使えば使うほど森の再生ができるデビットカードです。