江戸時代から伝わる知恵で空気を浄化。オランダ×日本の最新ファッションコレクション

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オランダの衣料品会社senscommon社が、日本の内野株式会社と共同で、空気を自分で清浄できるファッションコレクション 「on-journey wear」を発表した。ミニマルなデザインのTシャツやパンツ、カーディガンなどが、空気をきれいにし、イヤな臭いや湿気なども排除する。

IDEAS FOR GOODでは以前、ナノ粒子を利用して着るだけで空気を浄化してくれるTシャツRepAirを取り上げた。今回紹介するon-journey wearの空気をきれいにする秘訣は、江戸時代から伝わる活性炭を布に織込んだことだ。

自分で空気をきれいにする服

(c)senscommon

老舗のタオルメーカーとして知られる内野株式会社は、1937年の創業以来、ぜいたくな肌触りのタオルを販売してきた。同社が誇る木炭繊維は、織る前に繊維に練り込んだウバメガシ(ブナ科の広葉樹のこと)の木炭粉末から作られる。江戸時代の備長炭に由来する活性炭は、日本で何世紀にもわたって、空気清浄や臭い対策として使われてきた。

今回、senscommon社はそこに目をつけ、ファッション製品を作れないかと考えたのである。

自分で空気をきれいにする服

(c)senscommon

on-journey wearの活性炭繊維の布は、木炭のなかにある無数の小さな孔(フィルター)を通して空気中の菌を吸収し、除去する。そして新鮮な空気で1日干すことによって、活性炭が再び不純物を「吐き出す」のだ。

木炭で布を自然な灰色に染めあげ、化学薬品は一切使用していない。肌触りは柔らかく、着心地は抜群だ。on-journey wearは、その名の通り、旅をしているときの快適さと幸福感に焦点をあてて作られたという。興味のある方は、sensecommonのサイト上から注文できる。

日本では古くから使われてきた活性炭と、現代の技術を融合して作られた、日本とオランダの新たなコラボレーション。快適な衣装の製造に、日本古来の知恵が使われているということに無限の可能性を感じずにはいられない。

【参照サイト】sensecommon – on-journey wear