イタリア発、着るだけで周りの空気をきれいにするTシャツ「RepAir」

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大気汚染から気候変動にいたるまで、世界中で環境問題が取り沙汰されるなか、私たち一人ひとりはこの地球環境を保全するために一体何ができるだろうか。

ビニール袋や使い捨てのコーヒーカップをできるだけ使わない、公共交通機関を使う、電気の節約、食料廃棄をなくすよう心がけるなど、毎日の生活でできることがいくつか思い浮かぶ。

そんななか、イタリアの服飾会社KLOTERSは、着るだけで周りの空気をきれいにするTシャツ“RepAir”を開発した。「特別な努力はいらない。ただ着るだけ。毎日のシンプルな行動こそが、真の環境保全に結びつく。」と、KLOTERS社は考える。

Image via KLOTERS

世界では毎年、20億枚ものTシャツが販売されているという。この沢山のTシャツ1枚1枚が空気をきれいにしたら、どうだろうか。KLOTERS社はこの問いへの答えを出すべく、開発を始めた。

そして、同社がたどり着いた答えが、女性も男性も着られるイタリア製コットンTシャツのRepAirだ。RepAir製作の目的は、快適な洋服で人々の環境に対する意識を呼び起こし、大気汚染問題の解決を探ること。スタイル、快適性、持続可能性がキーワードだ。RepAirのTシャツ1枚で、車2台が排出する汚染物質を吸収できる。

空気をきれいにするのは、同じくイタリアのAnemotech社が製造した特許取得済みの素材“the Breath”だ。Tシャツの胸ポケットに入れておくことで、汚染物質やバクテリアを吸収して中性化してくれる。国際規格に基づき、イタリアのPolitecnia delle Marche大学で厳格な検査が行われ、VOCs(揮発性有機化合物)を97%、SO2(二酸化硫黄)を92%、NOx(窒素酸化物)を86%吸収することが確認された。

the Breathの環境負荷はゼロで、外部電源を必要としない。3層構造になっており、抗菌および耐水効果をもつ外側の2層は空気をろ過する役割を果たす。真ん中の層は、ナノ粒子を混ぜたポリエステル基板のカーボンメッシュでできており、汚染物質や悪臭をここに吸着させるが、中和されるためTシャツ自体は臭わないという。

Image via KLOTERS

KLOTERS社はRepAirの全生産過程において、持続可能性を重要視した。フェアな労働条件のもと、イタリア国内で生産することで、製品の輸送で生じる温室効果ガスの削減を図るなど、社会と自然への負担を最小にすることを目標としている。

そしてなにより、RepAirはスタイリッシュで快適だ。高品質なコットンを使用しており、流行に左右されず、どんなシーンでも着こなせるデザインになっている。 

現在、RepAirはクラウドファンディングサイトKickstarterでキャンペーンを実施中だ。

着るだけで周りの空気を綺麗にするという、なんとも画期的なTシャツのRepAir。KLOTERS社の「毎日のシンプルな行動こそが、真の環境保全に結びつく。」という言葉を体現した製品である。この言葉の通り、私たち一人ひとりが、企業が、国が、世界が意識を変え、毎日のシンプルな行動を実行していきたい。

【参照サイト】KLOTERS
(※情報提供・画像:KLOTERSより引用)