衣服のあり方が、時代と共に変わってきている。2004年にパリのファッションショーで「エシカルファッション(道徳的・倫理的なファッション)」という言葉が使われて以来、環境や地域、人や動物に配慮した「エシカル」のコンセプトが世界各地で広まるようになった。日本でも、オーガニック・フェアトレードなどの衣服を販売するブランドが立ち上がっている。
本記事では、日頃から世界のソーシャルグッド事例を配信するIDEAS FOR GOODが、2020年に注目したエシカル・サステナブルなファッションをまとめてご紹介する。
2020年、話題になったエシカルファッション10選
01. 「木の実」のコートが、社会貢献のハードルを下げる理由
02. 環境を「汚さない」どころか「再生する」ファッション
03. ダウンロードできる「画面上のウェア」
04. 季節によって値段を変えるダイナミックプライシングを導入
05. 着られなくなった着物に新しい命を
06. 絹で作られた銘仙着物が現代ファッションに大変身
07. 水を汚さずに作られたシャツやワンピース
08. 前代未聞の「V系×エシカル」?
09. 「真面目じゃない」サステナブルジーンズブランド
10. デザイン・品質・経済性を兼ね揃えた服をあつめたショップ
まとめ
今回ご紹介した中には、環境を再生する「リジェネラティブファッション」や、ダウンロードして楽しむ「デジタルファッション」など、あまり聞きなれない言葉もあったのではないか。世界で第二位の環境汚染産業といわれるファッション業界も、ユニークな発想を取り入れて変わろうとしている。オーガニックやフェアトレードのファッションブランドも、現に日本に増えてきた。
アイデア一つで、世界にインスピレーションを与えることができる。そんな世界の事例を、引き続きお届けしていきたい。