【10/19-27@大阪】あなたの内なる子ども、どこにいる?お寺を舞台にした『極楽あそび芸術祭』

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こどもは最も悟りに近い存在です。
7歳までは神のうち、古くからそう言われ、思いのままにふるまいます。

こどもは自然そのものです。
すべり台、まちの樹木に、蝶々に石ころまで、かんたんに言葉を交わします。

こどもは一方で、暴れ、壊します。
積み上げたつみ木を崩し、アリを無邪気に水たまりに落っことす。

思うままの表現をみると善悪がなにか、ときに混乱する。
ただ、大人からすれば、そんなこどもを羨ましくも思う。
でも、誰しもの中にこどもはいるのだと、思います。

あなたのなかに、かつてあったこども、
今も息をひそめているこども、未来にありうるこども… どこにいる?

2024年10月19日〜27日に、大阪・應典院と、「あらゆるいのちをケアする想像力を育む」をテーマに実験的な活動をつくるクリエイティブ・スタジオDeep Care Lab(ディープケア・ラボ)が、應典院を舞台に、パドマ幼稚園と連携した芸術祭『極楽あそび芸術祭』を開催する。

本企画は、應典院のリニューアルに際して立ち上がった「あそびの精舎」構想の具現化企画第二弾だ。子どもからお年寄り、また祖先や未来の世代が集い、共に「あそぶ」ことで”いのち”のつながりに気づき、今の”生き方”を見つめ、生まれ死ぬまでの、”暮らし”を共に支えていく。この3つのライフの共有地「ライフコモンズ」の拠点へと應典院が変容していくことを目指したものである。

極楽あそび芸術祭

初年度となる今年は、誰しもに眠る「内なるこども」をテーマに、人間と動物の関係性をテーマに制作を行う水田雅也さん、他者と身体をテーマに映像をメインに制作をする片山達貴さんの2名を迎えた作品展示が行われる。パドマ幼稚園に通う親子、一般公募した地域生活者と共にリサーチと制作を重ねて出来上がった作品は、来場者ひとりひとりの「内なるこども」に語りかける。

2名の作家に加え、芸術祭を企画運営するDeep Care Labと京都・鞍馬口を拠点にした出雲路本製作所の共同プロジェクトとして、「子どものように世界をみる想像のレシピ・See-Sou」の制作展示も同時開催。子どもが息づくアニミズムの世界を日々に実感するためのレシピを、その場で注文・製本もできる場が用意される。

他にも、「内なるこども」を芸術や極楽浄土、多角的に深める語りの場であるトークセッションに加え、大人も子どもも楽しめる落語寄席や、身体を動かす念仏踊りなど、祭りのように盛り上がる企画となっている。

極楽あそび芸術祭

近隣住民から料理人まで、多様に集った住民と共につくりあげた、10を超えるワークショップ

本芸術祭は「アーティスト」だけが主役ではない。メインビジュアルにも、小学生や高校生、大人まで10名以上の人々と共に作り上げられてきたものだ。このプロセスにこそが、内なる子どもが立ち上がる契機であるともいえる。

芸術祭の企画も同様に、徒歩2分の近隣住民から、劇団員に薬膳師まで、さまざまな関心をもつ約20名もの市民が、一般公募により集い、5か月のあいだ「内なるこども」をテーマに、それぞれの「やりたい」を形にしながらつくりあげられた。おばけ・薬膳・中年・ぬいぐるみ・破壊……といった多様な切り口で、ワークショップや参加型展示などが用意されている。

イベントコンテンツ(一部)

  • 極楽×こども×アート×慈悲からみる芸術祭
    兼松佳宏(さとのば大学副学長)・秋田光軌(浄土宗僧侶)
  • みんなで踊り狂おう、大踊り念仏
    岩田尚登(神戸市満福寺住職、彦根市高宮寺兼務住職)
  • 落語をたのしむ「極楽こども寄席」観覧
    桂枝之進(落語家)

極楽あそび芸術祭

『極楽あそび芸術祭』開催概要

  • 会期日程:
    10月19(土)-27日(日)
    ー平日:12:00-20:00
    ー休日:10:00-17:30 (最終日のみ10:00-14:00)
  • 会場:
    應典院(大阪府大阪市天王寺区下寺町1丁目1−27)
    Google Map:https://maps.app.goo.gl/Q1hW8S8SnyKSKtGP9
  • 参加アーティスト:
    水田雅也、片山達貴
  • 体制:
    ー主催:應典院
    ー企画運営:一般社団法人Deep Care Lab
    ー協賛:大蓮寺、パドマ幼稚園・パドマ幼稚園PTA・後援会、創教出版
  • 申し込みリンク:
    https://artfes.outenin.com/

【参照サイト】極楽あそび芸術祭
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