エシカルな食の未来とは?PLAT UMEKITAイベント開催レポート

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2025年2月から、「食」をテーマにした楽しく学べるイベントを、大阪・梅田のPLAT UMEKITAで開催しました。大阪は「食いだおれの町」として知られ、古くから多様な食文化が根づく町です。そんな大阪の食の魅力を味わいながら、「地産地消」の大切さや、サステナブルな食のあり方について考える複数のイベントを行いました。

地産美食! KANSAI no UTAGE

関西の農業と食をテーマにしたイベント「地産美食!KANSAI no UTAGE」を開催しました。大阪・能勢町の「秋鹿酒造」7代目の奥 航太朗さんと主催の岩船 翼さんよるトークセッションでは、自ら米作りから手がける「農醸一貫」の取り組みについて、その背景や想いが語られました。

秋鹿酒造の生酒の試飲販売も行われました。

販売ブースには、梅田に店舗を構える「農絆卓恵」が出店。全国の生産者を訪ねて、作り手の想いとともに仕入れた、こだわりの食品が並びました。また、「食を土台に子育てを楽しく」を掲げる「はぐみーる」による甘酒活用ワークショップも開催されました。

農絆卓恵 茶屋町店

農絆卓恵(のうはんたっけい)は”農場と食卓を絆で結ぶ”という意味を持ちます。 私たちの役割は、日本各地の作り手と食卓を繋げることであり 食に関わる課題と向き合い解決する場所であること。​1階は有機野菜を中心に”日本の食の課題解決”をテーマにした 500アイテム以上の品揃え。2階はそれらの素材を活かした小皿料理のレストランを展開しています。

PONFES ~ポン酒の宴~

「日本酒文化・産業を盛り上げたい!」
その一心で代表の岩船 翼が2024年1月に立ち上げました。 「若い世代を中心に日本酒好きの和が広がる宴」をテーマに、関西を拠点に日本酒イベントを主催しており、日本各地の酒蔵さんとのコラボイベントなども手がけています。 活動拠点である関西から日本酒を盛り上げるべく、皆様に日本酒の魅力をお届けします。

バイセンモクバのバリスタと考えるコーヒーの未来&ハンドドリップ体験

「50年後にはコーヒーが飲めなくなるかもしれない」——そんなインパクトのある問いかけから始まった今回のイベントは、サステナブルなコーヒー豆の販売も手がける焙煎所「バイセンモクバ」とのコラボレーションによって開催されました。イベントの前半では、コーヒーが抱える課題について学びました。

続いて行われたのは、プロのバリスタによるハンドドリップのワークショップです。豆の挽き方やお湯の温度、注ぎ方によって味わいが大きく変化することを教えてもらいながら、自分好みの一杯を淹れる楽しさを学びました。

コーヒーをただ楽しむだけじゃなく、その裏側にある環境や生産の課題にもふれることができた今回のイベント。コーヒーの奥深さをあらためて感じる、学びの多い時間になりました。

バイセンモクバ/キッサモクバ

1980年創業の老舗喫茶店 「キッサモクバ」 は、大阪駅前第1ビル地下2階に店を構え、サイフォンで淹れる香り高いコーヒーと、バスクチーズケーキが人気の名店です。そんな「キッサモクバ」が、2025年2月、焙煎場&コーヒースタンドの「バイセンモクバ」 をオープン。 「バイセンモクバ」では、自家焙煎したこだわりの豆を使用し、環境に配慮したサステナブルなコーヒーも提供。豆本来の豊かな風味を引き出す焙煎技術とともに、持続可能なコーヒーの楽しみ方を提案します。

コンポスト堆肥を使って野菜を育ててみよう!

キッチンから出る野菜くずやバナナの皮などの生ゴミを、微生物の力で栄養たっぷりの堆肥に変える「コンポスト」。そんな、地球にもお財布にもやさしい暮らしの知恵を、楽しみながら学べるワークショップが開催されました。

今回は、生ゴミをコンポストしてできた堆肥を使って、「ミックスリーフの種まき」にチャレンジ。小さなポットに土と堆肥を入れ、指先でそっと種をまきました。

持ち帰ったポットで育てることで、普段は何気なく捨てている生ゴミが、次の命を育てる大切な資源になることに気づくきっかけに。土に触れながら「循環」を感じる、あたたかく学びのあるひとときとなりました。

(Blooming Camp( グラングリーン大阪 北館3階)で同時開催された『循環ってなんやねん?ケンキューショ』との連動で行われました。)

株式会社地球Labo/AgriPoucher®︎

地球Laboが提案する、AgriPoucher®︎(アグリポーチャー)都市型農業。都会に小さな畑を沢山作ろう!をコンセプトに立ち上げたブランドです。今回は、人気のプロダクト、アグリポーチャーコンポストと、筒形コンポストのシェイクをご紹介。そして、コンポストで出来た堆肥を使って、実際に都会にいながら「小さな農」を体験出来るワークショップも開催します。ぜひ遊びに来てくださいね。

循環ってなんやねん?ケンキューショ

「循環」ってなんやねん。素朴ですが、それが今回のイベントのテーマです。 近頃、巷でよく聞くようになった循環というフレーズ。大事そうなのはわかるけど、どういう意味?なんのこと?いまいち、ピンとこないような気も。 今回の「循環ってなんやねん?ケンキューショ」では、循環についてタンキュー(探求)したり、ケンキュー(研究)したりしながら、みんなで少しずつ理解を深めていきます。小売・流通・食・農業など生活に身近な分野の取り組みやアクションを知ることで、日常に取り入れられることがあるかもしれません。そして、そのかたわらでまた新しいモヤモヤやギモンが生まれることもあるかも。だから、ケンキューとタンキューが必要です。 Blooming Campは新たな一歩を踏み出す場。今日からあなたも「ケンキューイン(研究員)」として、一緒にチャレンジに踏み出してもらえればうれしいです。 まずは気軽に、遊びに来てみてくださいね。

【参照サイト】PLAT UMEKITA
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