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日本離島クラス「地域の未来をリレーする」
~島から学ぶ持続可能な地域デザイン実践編~
「確かな未来は、懐かしき過去にある」
もし、そう言われたら、あなたは何を思い浮かべるだろうか。
急速に変化する社会のなかで、私たちはしばしば“新しいもの”ばかりを追いかけてしまう。けれど、本当に豊かな未来を育てるヒントは、足元の暮らしの中に、そして脈々と受け継がれてきた地域の記憶の中に眠っているのかもしれない。
そんな「過去から未来へ」という時間のリレーを体感できるのが、2025年11月7日に開講する「日本離島クラス in 沖永良部島『地域の未来をリレーする』~島から学ぶ持続可能な地域デザイン実践編~」だ。日本航空株式会社と株式会社ジャルパックが手がける旅と学びの地域体験プログラム「旅アカデミー」の一環として開催される。
当プログラムは、地域で豊かな生き方を実践する人々を講師に迎える「座学プログラム」と、実際に現地を訪れて体感する「現地プログラム」の2部構成。参加者それぞれが自身の暮らしや地域の中で足元から始められるアイデアを考え、実践に繋げる「地域デザイン実践プログラム」である。地域の人々や同じ想いを持った仲間とつながることで、より豊かな人生を送るためのヒントを見つけ、何度も通いたくなるような地域や居場所が生まれていくだろう。

田皆岬 ©Okinoerabu Island
そんな今回の「日本離島クラス」の舞台は、鹿児島県の南、奄美群島の一つ・沖永良部島。環境省の「脱炭素先行地域」に選定され、地域資源を活かした持続可能な取り組みが進むこの島には、地球の限りある資源の中で“心豊かに生きる”ためのヒントが詰まっている。
そしてここには、地域固有のらしさとそこにある文脈を取り戻しながら、未来に向けて新たなアイデアを実践し、島の未来のために奮闘している人々がいる。

Image via 旅アカデミー

Image via 旅アカデミー
三味線の音色、浜辺の清掃、土の香り、夜の語らい──五感を通して「これからを育てる日常」を見つめ直す時間がここにある。
小さな単位から社会を変えていくことに関心のある人、離島の暮らしに惹かれる人、そして持続可能な社会や小さな経済圏、ケアの循環に関心のある人にこそ、ぜひ参加してほしい。ここでの学びと出会いが、きっとあなたの中に、“未来へと手渡したくなる日常”を育ててくれるはずだ。
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なぜ今、沖永良部島なのか?
鹿児島県の南、奄美群島の一つ・沖永良部島(おきのえらぶじま)。北緯27度付近に位置し、周囲約56キロメートル、石灰岩が浸食してできたカルスト地形が広がる島だ。断崖や洞窟、潮を吹き上げる「フーチャ」や奄美十景の「田皆岬」など、独特の自然景観に恵まれている。

フーチャ ©Okinoerabu Island
そんな沖永良部島はいま、「ゼロカーボンを目指す島」として全国から注目を集めている。2022年、環境省の「脱炭素先行地域」に知名町と和泊町が鹿児島県で初めて選定されたのだ。台風の巨大化など気候変動の影響が深刻化する中、島では、太陽光発電を中心とした地域マイクログリッドの構築や、使用エネルギーを約75%削減する県内初の“ほぼゼロエネルギー庁舎(Nearly ZEB庁舎)”の建設、公用車のEV化など、自然とともに生きるための実装が着実に進んでいる。
自然とともに生きるこの島は、持続可能な社会の縮図として、未来を学ぶ絶好のフィールドとなっているのだ。

国頭小学校の日本一のガジュマル ©Okinoerabu Island
現地での学びを深める、座学プログラム(全3回)
第1回【11/7】小さな暮らしのはじめかた「プロジェクトデザイン入門」
講師:山下賢太(東シナ海の小さな島ブランド 代表/鹿児島離島文化経済圏 発起人代表)
鹿児島の甑島(こしきじま)を中心にさまざまな活動を行う、東シナ海の小さな島ブランド株式会社 代表取締役の山下賢太氏を講師に迎え、「らしさと風景を耕す」17の取り組み事例から、人口減少時代における集落の風景と暮らしを守るプロジェクトのつくり方やデザイン思考を足元の地域資源から学ぶ。
「課題ではなく可能性」にフォーカスし、「挑戦が生まれる海域」をつくる島々のネットワークづくりをヒントに、参加者それぞれの暮らしをアップデートしていくイメージを膨らませていく。
開催日:2025年11月7日(金)19:00〜21:00
会場:野村不動産天王洲ビル/JAL本社内(※対面参加のみ)
第2回【11/24】確かな未来は懐かしき過去にある「サステナブル思考の活用」
講師:古村英次郎(oldie-village 代表)、竿智之(うじじきれい団)
株式会社oldie-village代表取締役 古村 英次郎氏と沖永良部島で毎日の砂浜のごみ拾いを続けるうじじきれい団の父、竿智之氏を講師に迎え、脱炭素先行地域に選ばれた「沖永良部島」の未来に向けたさまざまな持続可能な取り組みを学ぶ。
沖永良部島の面積は93平方キロメートル、雨の少ない気候ながら地下水が豊富で、昔から人びとは水や土と向き合い、ムダのない暮らしを営んできた。自然との共生に加え、小規模な地域コミュニティによるビーチクリーン活動、島の特徴を生かした島のライフスタイル自体を観光商品化する「サステナブルツーリズム」の実施、2014年にスタートした「子や孫が大人になったときにも笑顔あふれる美しい島つくり」をテーマに開催される私塾「酔庵塾」など、さまざまな取り組みが実践されている。それらの取り組み事例から参加者それぞれの地域デザインアイデアを考えていく。
開催日:2025年11月24日(月)15:00〜17:00
会場:離島百貨店 日本橋店(※対面参加のみ)

ビーチクリーン Image via 旅アカデミー
第3回【12/13】わたしの足元をみつめる「地域デザインの実践」
講師:山下賢太
参加者それぞれが考える地域の未来、実践したいことについてディスカッションを行う。東シナ海の小さな島ブランド株式会社 代表取締役の山下賢太氏を講師に迎え、地域デザインの観点からアドバイスをいただく。参加者それぞれが、自分が守りたいものや足元にあるフィールドをみつめ、土地に根ざしたプロジェクトデザインの実践に向けて、ディスカッションを行う。
開催日:2025年12月13日(土)19:00〜21:00
会場:EZOHUB TOKYO(※対面参加のみ)
【2026年2月13〜15日】現地プログラム in 沖永良部島
脱炭素先行地域に選ばれた「ゼロカーボンを目指す島」沖永良部島を訪れ、未来に向けた持続可能な取り組みを体感する3日間のフィールドワーク。豊かな自然や人々の暮らしに触れながら、“サステナブル思考”を自分ごと化していく。
※ 現地プログラムの参加は、座学プログラムをお申し込みの方限定となります。
プログラムの見どころ
- 東北大学名誉教授であり、サステナブルな暮らしの研究を続ける石田秀輝先生(地球村研究室代表)の特別講演で、地球環境制約下でも心豊かに暮らすヒントを学ぶ
- 「はたの三味線教室」による三味線の実演を通して、島に息づく伝統文化の継承に触れる
- 「うじじきれい団」とともに行うビーチクリーンで、自然と共に生きることの意味を体感
- 「要ファーム」を訪問し、無駄のない循環型産業モデルの構築について学ぶ
- 商店街再生に挑む島の人々から、事業承継や地域の未来づくりのリアルを聞く(例:安田印刷)
- 郷土料理を囲む懇親会で、地域の方々・参加者同士の対話を深める

要ファーム Image via 旅アカデミー

三味線実演 Image via 旅アカデミー
【現地プログラム参加者限定・無料】参加者プレゼンテーション「足元から始める地域とわたし」
沖永良部島のさまざまな取り組みから学び、体感したことを自身の暮らしに置き換え、何を実践するかをプレゼンする。今から始められる取り組みを考え、持続可能な未来に向けたアクションプランを参加者同士で共有し合う場である。
開催日:2026年2月28日(土)10:00~14:00(※参加人数により、終了時間は繰り上げとなる場合がございます。)
会場:EZOHUB TOKYO(※対面参加のみ)
※発表は現地プログラム参加者のみ。座学プログラムのみご参加の方は陪席にてご参加可能。

ウジジ海岸の暁©Okinoerabu Island
講師の方々
山下賢太 講師:東シナ海の小さな島ブランド株式会社 代表取締役/鹿児島離島文化経済圏 発起人代表
1985年、鹿児島県甑島生まれ。東シナ海の小さな島ブランド株式会社創業者。JRA日本中央競馬会競馬学校を中退後、16歳で無職。きびなご漁船の乗組員を経て、京都造形芸術大学環境デザイン学科・地域デザインコース卒業。日本の水産業に新たな選択肢をつくる FISHERMANS FESTや鹿児島離島文化経済圏を企画、監修。「山下商店甑島本店」「FUJIYA HOSTEL」「コシキテラス」「miraistudioしまとりえ」など、地域固有の建築空間や公共施設などの小さな拠点の再生に取り組みながら、農林水産物の生産現場から食卓まで一貫したデザイン経営と、あらゆる地域資源が循環するしあわせなもの・コトづくりを通じて「世界一暮らしたい集落づくり」を実践し、国内外のさまざまな地域や業界を横断したプロジェクトに尽力している。
古村英次郎 講師:株式会社 oldie-village代表取締役
沖永良部島出身。国内外でのガイド業や旅行会社勤務を経てUターン。和泊町・知名町の観光協会を統合した、おきのえらぶ島観光協会初代事務局長を経て現在は株式会社オールディビレッジ代表取締役。「確かな未来は懐かしき過去にある」を基本理念に観光ガイドや各種コーディネート等を手がける。
竿智之 講師:うじじきれい団
1978年生まれ。一男三女の父。うじじきれい団、運転手兼目覚まし係兼保護者。一般社団法人UP HOME WORKs代表理事。酔庵塾事務局長。美容室PEACE CUTSオーナー。2019年よりFSR(Family Social Responsibility)を提唱し、家族理念に掲げる。海洋漂着ごみ問題を、海の生物目線で捉える子ども達のストレートな想いを、毎日せっせと拾い集めるのが日課。
石田秀輝 講師:合同会社地球村研究室 代表
酔庵塾塾長(一社)サステナブル経営推進機構理事長 (同)地球村研究室代表 東北大学名誉教授。1953年岡山県生まれ。1978年伊奈製陶(現LIXIL)入社。取締役CTOなどを経て2004年から東北大学大学院環境科学研究科教授。2014年3月同大学を退職し、沖永良部島に移住。OPaRL(一つの地球で暮らせる社会描く研究所)研究代表 ものづくり生命文化機構理事なども務める。「子や孫が大人になった時にも笑顔あふれる憧れの島づくり」がLife Work。
プログラムの概要
クラス名 | 日本離島クラス「地域の未来をリレーする」~島から学ぶ持続可能な地域デザイン実践編~ |
費用 | 座学プログラム受講費(全3回):18,000円 現地プログラム参加費用: ①現地発着プラン 95,000円 ②航空券付きプラン 148,000円 |
支払方法 | クレジットカード |
定員 | 35名 ※現地プログラム(別料金)の定員は20名。 |
座学プログラムの最少催行人数 | 25名 ※最少催行人数に満たない場合はプログラムの実施を取りやめる場合もあり。この場合、初回の座学実施日の14日前までに通知があります。 |
申し込み期限 | 2025年11月3日(月)23:59まで |
キャンセル料 | 受講規約(旅アカデミー)にて規定のキャンセル料を申し受けます。お申し込み後、すぐにキャンセル料がかかります。 開始日の14日前まで:受講料の5%、開始日の13日前から7日前まで:受講料の30%、開始日の6日前以降:受講料の 100% ※座学が複数回ある場合も開始日は初回の座学実施日となります。 ※受講規約(旅アカデミー)はこちら |
注意事項 | ※18歳未満の方はご参加いただけません。 ※当日は取材関係者(新聞・雑誌・TVなど)やJALグループのスタッフがプログラムの様子を撮影します。また、撮影したお客さまの容姿を確認できる映像などを使用する場合があります。プログラムご参加時にアンケートにご記入いただきます。 |
参加の流れ | 1. 座学プログラムの申し込み こちらのサイトよりお申し込みください。 2. 現地プログラムの申し込み 座学プログラムをお申し込みの方に、現地プログラムのご案内をメールでお送りします。(別料金) 3. プログラムに参加 座学プログラム、現地プログラムにご参加ください。座学プログラムのみの参加も可能。 |
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