「もっと多く、もっと便利に」という足し算の欲望が、地球の限界を露呈させています。私たちは常に何かを付け加えることで豊かさを求めてきましたが、その結果として残されたのは膨大な廃棄物と、満たされない心でした。
しかし、いま世界を席巻している日本発の価値観は、その真逆を行く「引き算」にあります。余計なものを削ぎ落とし、本質だけを残す。この日本的な「シンプリシティ」こそが、実は地球を救うカギになるのかもしれません。そんな問いを掲げた対話の場が、東京・芝浦で幕を開けます。
地球中心デザイン研究所(ECD)が主催するトークシリーズ「サステナブルラウンジ」の第1回が、2026年3月12日に開催されます。今回のテーマは「世界への発信」と「地球の幸せ」です。一見すると欲張りで、ともすれば図々しいとも思えるこの二つの問いを、日本的美学である「引き算」を軸に解き明かしていきます。
登壇するのは、片づけを通じて世界中の暮らしと価値観を変えた近藤麻理恵氏のプロデューサー・川原卓巳氏、サーキュラーエコノミーの旗振り役であるハーチ代表・加藤佑、そして音楽の消費体験を「一発撮り」という究極のシンプルさで再定義した「THE FIRST TAKE」のクリエイティブディレクター・清水恵介氏です。
モデレーターを務めるECDの佐藤カズー氏とともに、彼らがそれぞれの分野で実践してきた「引き算の美学」を徹底解剖します。こんまり®メソッドやTHE FIRST TAKEに共通する、余計なものを削ぎ落とすという行為が、いかにして人の暮らしや消費の感性を変え、結果として地球を幸せにする設計へと繋がるのか。表現の枠を超え、価値観や倫理、そして具体的な行動設計としてのデザインを語り尽くす場となります。
「削ぎ落とすこと」がもたらす豊かさは、単なるスタイルの問題ではありません。それは、地球という限られた資源のなかで、私たちがどう生きていくかという倫理的な問いへの答えでもあります。多様な立場の視点を重ねることで、生活者の選択や行動が自然と変わっていくような、新しいデザインのあり方がここから提示されるはずです。

イベント概要
- 日時:3月12日(木) 19:00〜21:00(18:30開場)
- 場所:地球中心デザイン研究所(ECD)本社/港区芝浦1丁目13−10 第3 東運ビル 9F
- 主催:地球中心デザイン研究所(ECD)
- 形式:リアル開催と、アーカイブ配信あり(本イベントは後日、期間限定のアーカイブ動画として有料公開いたします。当日会場にお越しいただけない方は、アーカイブ視聴チケットをお買い求めください。)
- 定員: 50名
- 参加費: 2,000円(1ドリンク付き)※当日のドリンクは脱プラスチックの観点から、缶または紙パックでの提供となります。
- 申込み方法:こちらのページよりお申し込みください
登壇者紹介
川原 卓巳 氏(KonMari Media Inc. CEO/Takumi Inc. プロデューサー)

1984年広島県尾道市生口島生まれ。大学卒業後、人材系コンサルティング会社に入社。2016年にアメリカ移住後、シリコンバレーとハリウッドを拠点にKonMariのプロデュースとブランド構築、マーケティングを手がけるほか、日本発コンテンツの海外展開もプロデュースしている。近藤麻理恵の著書『人生がときめく片づけの魔法』シリーズをマネジメントし世界42ヵ国累計1400万部の大ベストセラーに。2021年Netflixにて『Sparking joy with Marie Kondo』のエグゼクティブプロデューサーとして参画し、2022年テレビ界のアカデミー賞と称されるデイタイム・エミー賞を受賞、世界一のTV番組になる。2023年『プロデュースの学校』を設立。次世代を担うプロデューサーの育成を行う。2025年自身がパーソナリティを務める『厚利少売ラジオ』が開設初年度ながらJapan Podcast Awards2024にて最優秀企画賞を受賞。
加藤 佑 (ハーチ株式会社 代表取締役)

2015年にハーチ株式会社を創業。社会をもっとよくする世界のアイデアマガジン「IDEAS FOR GOOD」創刊者。循環経済専門メディア「Circular Economy Hub」、横浜市における循環都市移行プラットフォーム「Circular Yokohama」などを運営するほか、企業・自治体・教育機関との連携によりサステナビリティ・循環経済推進に従事。2023年4月にB Corp認証を取得。ニッコー株式会社・社外取締役。大学院大学至善館 Circular Futures Design Center センター長・特命准教授。慶應大学SFC研究所員。東京大学教育学部卒。
清水 恵介 氏(クリエイティブディレクター、アートディレクター)

1980年生まれ。さまざまなブランドのキャンペーンを手がけるかたわら、ストリーミングサービス、YouTube、TVなどの分野で、コンテンツディレクターとして活動中。2019年にYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」の企画・クリエイティブディレクション・映像監督を担当。2022年にNHKの音楽ドキュメンタリー「おかえり音楽室」の総合演出を担当。2024年に子どもYouTubeチャンネル「COCHO COCHO」のクリエイティブディレクションを担当。2025年に映画「青春イノシシ ATARASHII GAKKO THE MOVIE」を監督。
佐藤 カズー 氏(地球中心デザイン研究所CEO/CCO)

1973年生まれ。大手レコード会社、外資系広告会社を経て2010年9月にTBWA\HAKUHODO入社。2024年10月に地球中心デザイン研究所(ECD)を設立し、持続可能なクリエイティブ・システムの構築を目指している。広告のみならず、プロダクトやサービス、建築など公共施設のデザインなども手掛ける。また、カンヌライオンズなど国際クリエイティブ賞の受賞数は数百を超え、審査員、審査員長なども歴任。Campaign誌 アジアクリエイターオブザイヤー受賞。地球環境学修士。慶応義塾大学院 SDM未来社会共創イノベーション特任准教授。
こんな方におすすめ
- クリエイティブ、広告、コンテンツ制作に携わる方
- サステナビリティやサーキュラーエコノミーの本質に興味がある方
- 日本的美学(余白、間、慎ましさ)をビジネスや表現に活かしたい方
- 「地球を幸せにするデザイン」のヒントを探している方
▶︎ お申し込みはこちら:https://sustaina-lounge.peatix.com/






