大人からしてみればただの壁や階段にしか見えない場所も、創造力が豊かな幼い子供にとっては最高の遊び場だ。部屋の壁をキャンバスにして落書きをしたり、シールを貼ったりして遊んだ経験があるという人も多いのではないだろうか?
そんな子供たちのクリエイティビティをさらに刺激する、ユニークなおもちゃが注目を集めている。それが、壁や階段、冷蔵庫のドアやコップの表面にいたるまで、好きなところに自由に貼ったりはがしたりできるブロックテープ「Nimuno Loops」だ。
このテープのすごいところは、テープの表面がレゴブロックの凹凸になっており、どこでも好きなところを一瞬でレゴの舞台にしてしまえるという点だ。子どもは家の壁はもちろん、外出先でも好きな場所に三次元のレゴ作品を創作できる。
Nimuno Loopsはカーペットやタイルなど様々な場所に貼れ、好きな長さに切ったり形を曲げたりできるため、創作の幅を狭めることがない。自分の手を動かしてイメージを具体化できるチャンスが増え、子どもの創造力がより一層高まりそうだ。
なお、このテープのデザインや企画はケープタウンのデザインスタジオに勤めるAnine KirstenとMax Baslerによるもので、クラウドファンディングサイトのINDIEGOGOでは目標額の8,000米ドルを大きく超える140万米ドル以上を集めている。Nimuno Loopsはレゴ社の公式商品ではなく、テープはレゴブロック以外のブロックおもちゃにも対応している。
IDEAS FOR GOODでは以前にも子供向けのソーシャルメディア「LEGO Life」をご紹介したが、このNimuno Loopsは、レゴブロックとテープという既存の商品を掛け合わせることで全く新たな価値を生み出し、子供の創造性と可能性をさらに刺激する玩具に作り上げている点が素晴らしい。「どこでもレゴができる」と「何でもレゴにできる」の両刀で独創的なレゴの世界が広がっていきそうだ。
【参照サイト】Nimuno Loops INDIEGOGO