パリを持続可能なファッション都市にする。「Paris Good Fashion」プロジェクト

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近年、世界中で持続可能な社会を目指す動きが広がっており、ファッション業界もその例外ではない。循環型社会の実現を目指すエレン・マッカーサー財団によれば、衣料品が新しい服にリサイクルされる割合は、全世界でわずか1%にとどまるなど、ファッション産業がサステナビリティを改善する余地は大きいという。

そのような中、フランスのパリ市はファッション産業を持続可能な産業にすることを目指す「Paris Good Fashion」という2024年までの5か年計画プロジェクトを打ち出した。

プロジェクトでは、ファッションの専門家、事業家、デザイナー、有識者にオープンなコミュニティを提供して、パリを持続可能なファッションの中心地にするための取り組みを実施する。特に重視する方針として、循環型経済の実現、資源の透明性の向上、エネルギー・流通・消費者とのコミュニケーションの持続可能性向上という3点が挙げられている。

Image via ShutterStock

プロジェクトを発表したAntoinette Guhl市長代理によれば、このプロジェクトは「新しいファッションの未来に向けての投資」という位置づけだと言う。「気候変動に配慮した製造を促進する」「天然資源の保護と国内製造を両立する」「職人をサポートしながら産業を発展させる」という3つの目標を目指す。

このプロジェクトは、すでに多くの関係者の賛同を集めており、主導するパリ市だけではなく、国内のファッション事業者連盟、ルイ・ヴィトンなどを提供するLVMH、大手百貨店なども、プロジェクトへの賛同を表明している。

更なる詳細は、2019年6月にパリで開かれる持続可能性に関するイベントに合わせて発表される予定だ。

Paris Good Fashionは行政主導のプロジェクトではあるが、産業に関わる様々なステークホルダーが賛同を表明しており、持続可能性という共通指針を共有できている。世界のファッションをリードするパリが先駆けて取り組むことで、他の都市へも波及できるプロジェクトとなるはずだ。

【参照元サイト】Paris Mayor Launches Paris Good Fashion Campaign
【参照元サイト】Paris Good Fashion The Future of Sustainability
【参考資料】A New Textiles Economy Summary of Findings

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