ロンドン発、食のAirbnb「food.social」店舗を持たない世界最大のレストランを目指す

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いま、アセットを持たないさまざまなビジネスモデルが増えている。店舗を持たないECサイトは今やあまりに社会に馴染んできているが、タクシー業界では自社タクシーを持たない企業「Uber」、宿泊業界からは自社ホテルを持たない企業「Airbnb」もその例だ。

今回ロンドンでローンチした食のAirbnb「food.social」もレストランを持たない企業で、「食を通して人をつなぐ」というコンセプトを掲げる。ホストは料理ができる人誰でも、だ。

ユーザーは自宅や借りたキッチンを使ったミールシェア(ホストによる手料理のもてなし)、シェフによる料理教室、ディナーショーといったさまざまなイベントから、ホスト情報を読んで予約することができる。地元のホストとの交流ができるのはまさにAirbnbのような魅力だ。観光客向けのレストランでは出てこないような、家庭料理も楽しむことができる。

ホスト側にとっても、たとえ自分が有名なシェフでなくても、世界中の人を招いて料理の腕を披露でき、お金も稼げるというのは大きなメリットだ。

シェアリングエコノミーの潮流によって、タクシーやホテルのシェアが進む中、「人のシェア」にも注目が集まっている。IDEAS FOR GOODで取り上げた、ボートを持たない企業「SAILO」はボートのシェアだけでなく、ボートのオーナーもシェアできる。家事代行も「家事ができる人」のシェアといった意味で人のシェアだ。

food.socialのサービスが世界中に広まることで「料理ができる人」にスポットがあたれば、「お金を稼げない」「孤立してしまいがち」な専業主婦にとっても収入を増やし、コミュニティを広げる機会ができる。先日筆者が泊まった民泊を運営する元専業主婦の方は、イキイキした表情でこう話していた。

「民泊がわたしの生きがいなの。民泊がなかったらわたしどうしてたんだろうって思うくらい。わたしの作るなんでもない食事を『おいしい、おいしい』って食べてくれるし、人の輪が広がってとても嬉しいわ。」

自宅に他人を泊めるのは抵抗がある方にとっても、food.socialが収入に繋がり、人の輪を広げる手段になっていくことを期待したい。

【関連サイト】food.social
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