オンラインショッピングもよりエコに。商品パッケージのサステナビリティが一目で分かるデジタルラベル「Crunch」

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プラスチック利用による環境破壊がささやかれる近年、デンマークチリなど、多くの国ではビニール袋の利用を禁止するなどの対策をしている。しかし、プラスチック製品はビニール袋だけではなく、スーパーを見渡せば野菜や肉が入った容器や洗剤が入ったボトルなど、私たちの生活のいたるところで使用されている。それが故に「今すぐプラスチックの使用を完全に止めよう」というわけにはいかないのだ。

では、このようなプラスチックに依存した生活の中で、私たちができることはどんなことだろうか。生活の中で私たちは少しでもリサイクルに回そうとゴミを分別しているわけだが、その全てが完全にリサイクルされるわけではないため、リサイクルだけでは環境を完全に保護することもできない。

そんな中、ニュージーランドのスタートアップCrunch and Flourishが、各小売事業者が運営するオンラインショッピングサイト上に掲載できる、デジタルラベル「Crunch」の提供を開始しようとしている。

Image via Crunch and Flourish

Image via Crunch and Flourish

Crunchは、それぞれの製品をパッケージングスターと呼ばれる星の数で1から5まで評価し、環境に配慮してオンラインショッピングをする人々の決断を手助けする。星の数が多ければ多いほど、その容器は使用後もリサイクルなどのなんらかの形で利用される可能性が高いというものだ。

サービス開始前の利用実験において、利用者は星の数による評価によって最低でも1度は購入する商品を再検討していることがわかっている。今後は政府が認可する、健康への評価指標も付け加える予定であると創設者のジェームズは話す。

スマートフォンやタブレット端末の普及が進むにつれ、オンラインショッピングをする人は年々増加する傾向にある。15歳〜79歳の男女計1万人を対象とした野村総合研究所の調査によれば、オンラインショッピングの利用率は58%で、特に20代〜30代の80%が利用しているという結果が出ている。その中でCrunchのようなサービスが、今後ますます求められるだろう。

プラスチックの利用を完全にやめることは、すぐには難しい。しかし、このような指標があることで、消費者は時間をかけずに少しでも環境に良いものを選択できるようになり、企業側の意識も高まる。今後、サービスの開始が待ち遠しい。

【参照サイト】 Crunch
【参照サイト】 ネットショッピング利用率は58%に。20代・30代では8割が利用【NRI「生活者1万人アンケート調査」
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