東京ディズニーランドは新型コロナウイルスの感染拡大を受け、2020年2月末から臨時休園に入り、現在も休園が続いている。人々に夢を与えるディズニーの世界に行けず、残念に思う人も多いのではないだろうか。
コロナで大きな影響を受けるテーマパークだが、アメリカのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートは、施設内で集めたペットボトルをリサイクルしてTシャツを作っていることをご存じだろうか。Tシャツのラインナップは、2020年に50周年を迎えたアースデイとタイミングを合わせ、4月に発表された。
ディズニーはこのTシャツを作るにあたり、繊維メーカーの「Unifi」とパートナーを組んだ。Unifiは回収されたペットボトルから「REPREVE」というリサイクル繊維を作る。この繊維がTシャツに最大で50%使われるという。なおREPREVEはパタゴニア、ニューバランス、ザ・ノース・フェイス、アンダーアーマーといったブランドも使っていることで知られる。
この取り組みは、ディズニーのテーマパークに訪れる子どもたちにリサイクルの大切さを教える良いきっかけになりそうだ。
今回発表されたTシャツは、全部で9種類。ミッキー、ミニー、ドナルドダック、グーフィーといったお馴染みのキャラクターが、80〜90年代を思わせるレトロな絵柄で登場する。価格は1枚3000円ほどだ。商品はオンラインストアのshopDisneyで購入できる。
ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートは、7月半ばから段階的に営業を再開する計画を発表している。徹底した衛生対策が導入されたなかでの、再開だ。園内でペットボトルを捨てるときに「これがあの可愛いTシャツになるのかな?」と想像したら、いつもよりワクワクする。