コロナ禍の出来事を、後世に届ける。オーストラリアのお手紙キャンペーン

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新型コロナウイルスの感染拡大防止と、経済復興の両立を図ろうとする取り組みが各地で進んでいる。欧州連合(EU)は7月1日より、日本、韓国、タイ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなど域外15か国からの渡航を解禁した。世界で新型コロナの流行が加速するなか、私たちはパンデミック下の日常に慣れようと努めているのだろうか。

この異常な日々を受け入れるなかで、私たちは多くのことを知り、体験し、考えを巡らせているはずだ。恐ろしいこと、敬意の念を抱くこと、葛藤すること、晴れ晴れとした気持ちになること。オーストラリア郵便公社は国民に対し、そういった日常に織り込まれた出来事を手紙にして、後世に伝えようと呼びかけている。

Australia Post

Image via Australia Post

「Dear Australia」というこのキャンペーンに参加するには、「Dear Australia, Locked Bag, Australia 9999」宛に書いた手紙をポストに投函するだけ。親または保護者の同意があれば子どもも参加でき、文章だけでなく絵の提出も受け付けている。そして適切であると判断された手紙はすべて、オーストラリア国立公文書館において保管される。手紙は2020年8月18日まで受け付けるという。

「Dear Australia」のサイトに掲載されている手紙の例を見てみると、「オーストラリアはこの危機を共に乗り越える」という力強いメッセージや、「皆が家にいても孤独を感じて、家がすごく小さく思えた」「たくさんの人がソーシャルメディアに新しいレシピを投稿していて、バナナブレッドだらけになった」といった、のびのびとした表現が目に留まる。それぞれの日常が回っている。

人類は今までペスト、コレラ、スペインかぜなど、幾度ものパンデミックを経験してきた。新型コロナのパンデミックも歴史的な出来事となるであろうし、私たちが後世に語り継がなければならないことは数多くある。今を忘れないために、手紙でも日記でも、自分自身の言葉を書き留めておいてはどうだろうか。

【参照サイト】 Dear Australia

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