近年、さまざまな企業や団体が取り入れはじめているブロックチェーン。これにより、金銭の取引など多くのことが便利になったが、金融分野だけでなく、社会課題に対する新たな解決手段としても注目されている。

本記事では、日頃から世界のソーシャルグッド事例を配信するIDEAS FOR GOODが、2020年に注目したブロックチェーンを使った世界のアイデアをまとめてご紹介する。

2020年、話題になったブロックチェーンを使ったアイデア5選

01. 自然も農家も飲む人も、幸せになるコーヒー

再エネ×ブロックチェーンで気候変動に歯止めを。自然も農家も飲む人も幸せにするバリのコーヒー「su-re.co」

02. 利益の80%がカカオ農家に還元されるチョコレート

フェアトレードを超えろ。ブロックチェーンを使って利益の80%をカカオ農家に還元する「Right Origins」

03. コーヒー豆農家と消費者をつなぐブロックチェーンアプリ

コーヒー豆農家と消費者をつなぐブロックチェーンアプリ「Thank My Farmer」

04. ブロックチェーンとAIで廃棄物をマッチングするスタートアップ

【欧州CE特集#24】ブロックチェーンとAIで廃棄物をマッチングするアムステルダムのスタートアップ「Excess Materials Exchange」

05. プラスチックをリサイクルするノルウェーのスタートアップ

【欧州CE特集#25】ブロックチェーンでWin-Winのプラスチックリサイクルを実現。ノルウェーの“Empower”

まとめ

いかがだっただろうか。コーヒーやチョコレートの生産過程を分かりやすく伝えて情報の透明性を高めたり、廃棄物を資源として活用したい企業に届けたりと、ブロックチェーンは多様な方法で社会にポジティブなインパクトを与えている。ブロックチェーンやAIなど、最新技術を用いた社会課題へのアプローチには2021年も目が離せない。

アイデア一つで、世界にインスピレーションを与えることができる。IDEAS FOR GOODでは、そんな世界の事例を引き続きお届けしていきたい。