【全12回・3ヶ月】横浜発のサーキュラーエコノミー学習プログラム「Circular Economy Plus School」2021年1月開始

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※同プログラムはIDEAS FOR GOODの運営元であるハーチ株式会社が運営する横浜のサーキュラーエコノミー推進プラットフォーム「Circular Yokohama」が、一般社団法人YOKOHAMAリビングラボサポートオフィス、NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボと共同で企画運営しています。

横浜を舞台にしたサーキュラーエコノミー学習プログラム

~学ぶ。つながる。循環する。「座学」と「体験」で学ぶ3か月。~

気候危機や資源枯渇、新型コロナウイルス感染症の拡大など様々な社会課題が顕在化するなか、環境負荷と経済成長を分離し、地球の資源の範囲内で社会的な公正を実現し、持続可能な繁栄を目指す「サーキュラーエコノミー(循環経済)」への移行が求められています。

その中でも、2050年には世界人口の約7割が暮らすと想定されており、大量の資源消費や廃棄、格差、感染症など様々な課題を抱える都市がどのように循環型モデルへと移行していくかは世界共通の課題となっています。

横浜では、同市内各地で展開されているリビングラボ活動を支援する一般社団法人YOKOHAMAリビングラボサポートオフィスが中心となり、サーキュラーエコノミーの文脈において語られることが多い「Planet(環境)」「Profit(経済)」だけではなく「People(人々)」の側面にも重点を置いた独自のビジョン「サーキュラーエコノミーPlus」が掲げられ、産官学民が一体となった様々な循環型のまちづくり活動が展開されています。

今回、この「サーキュラーエコノミーPlus」のビジョン実現に向けて、循環型のまちづくりに欠かせない多様な主体同士のつながりの創出、移行に向けた担い手を育成することを目的として、地域の実践者らが主体となったサーキュラーエコノミー学習プログラム「Circular Economy Plus School」を企画しました。

Circular Economy Plus School とは?

Circular Economy Plus School(サーキュラーエコノミープラススクール)は、横浜市が掲げるビジョン「サーキュラーエコノミーPlus」の実現に向けた、地域発の学習プログラムです。「学ぶ、つながる、循環する」をコンセプトに、ウィズコロナ・ポストコロナの時代に求められる持続可能でレジリエントな循環型まちづくりの担い手育成プラットフォームとして、産官学民のセクターを超えて多様な人々が集い、「人」を中心に据えたサーキュラーエコノミーモデルにより横浜市の地域課題解決を目指していきます。

プログラムの詳細は、公式ページをご覧ください。

Circular Economy Plus School の特徴

1. 座学(オンライン)と体験(フィールドワーク)によるハイブリッド型学習

同プログラムは全12回のオンライン座学セッションと、全10回のフィールドワークにより構成されています。座学セッションではサーキュラーエコノミーに関する体系的な知識や具体的な実践事例を学び、フィールドワークでは、実際には横浜のまちに繰り出し、循環型まちづくりの現場訪問やワークショップを実施します。

2. 講師は横浜市内外で活躍するサーキュラーエコノミーの専門家と実践者

グローバルなサーキュラーエコノミーのトレンドに精通している海外在住のサーキュラーエコノミー専門家から、横浜市内で循環型農業やまちづくりに取り組んでいる実践家、循環型ビジネスに関わる企業経営者、NPO代表、大学教授、横浜市の行政職員など、まちに関わる30名以上の様々なプレイヤーが講師として登壇します。

3. 産官学民が一体となった学びのプラットフォーム

同プログラム最大の特徴は、産官学民のセクターを超えて多様な主体が一体となり、共に教え、共に学び合うプログラムとなっている点です。行政・企業・NPO・学術・消費者など様々な視点からサーキュラーエコノミーのありかたを模索していくことで、サーキュラーエコノミーへの移行に欠かせない多様なステークホルダーの協働機会と、システミックな視点を提供します。

プログラム概要

座学セッション フィールドワーク
開催期間 1月6日〜3月27日(3か月)
開催日時 毎週水曜日 18:00~20:30(一部例外あり) 毎週土曜日 10:00~または13:00~
参加定員 50名 5~20名(回によって異なる)
参加費用 各回1,500円(全12回一括購入:15,000円) 各回1,500円
主催 LOCAL GOOD YOKOHAMA 2.0 実行委員会
Circular Yokohama(ハーチ株式会社)、一般社団法人YOKOHAMAリビングラボサポートオフィス、LOCAL GOOD YOKOHAMA(NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ)
詳細 プログラムの詳細は公式ページをご覧ください
お申込み Peatixにてお申込みください
(座学・フィールドワーク共に個別の回へのお申込みも可能です)
Peatix URL:https://ceplusschool.peatix.com/

こんな方におすすめ

  • サーキュラーエコノミーの基本について理解したい方
  • サーキュラーエコノミーplusというビジョンに興味がある方
  • 横浜がなぜサーキュラーエコノミーに取り組むべきか、その理由を理解したい方
  • 各テーマの実践事例を知りたい方
  • 各テーマに関わる実践者やこれから実践したい方とつながりたい方

プログラム構成

第1回「横浜とサーキュラーエコノミー」(1/6・水)
フィールドワーク:なし(オンライン懇親会を座学セッション後に実施)

第1回では「サーキュラーエコノミー(循環経済)」の基本的な概念について理解したうえで、なぜ横浜がサーキュラーエコノミーに取り組むべきなのか、横浜が抱える固有の地域課題をデータと共に学びながら、皆さんと一緒に考えていきます。また、サーキュラーエコノミーを都市政策に採用し、2050年までに100%サーキュラーシティの実現を目指しているオランダ・アムステルダムの先進事例を学び、横浜とアムステルダムの共通点や相違点にも触れながら、横浜が掲げる「サーキュラーエコノミーplus」の4つの領域を掘り下げていきます。

■ ゲスト講師:
・関口昌幸氏(横浜市政策局共創推進課)
・安居昭博氏(Circular Initiative & Partners)
■モデレーター:加藤佑氏(Circular Yokohama/ IDEAS FOR GOOD編集長)

【各回のお申し込み】Peatix
【レポート】第1回のイベントレポート

第2回「食のサーキュラーエコノミー」(1/13・水)
フィールドワーク:SDGs横浜金澤リビングラボ視察@(1/16・土)

第2回では「サーキュラーエコノミーplus」が掲げる重点領域の一つ「ローカル・フォー・ローカル」のうち、「食」に焦点を当てます。横浜市内で「食」の地域循環に取り組んでいる方をゲストにお呼びし、横浜ならではの食のサーキュラーエコノミー、地産地消・食を通じた循環型コミュニティの作り方について学んでいきます。

フィールドワークでは、廃棄予定の海藻アマモを活用した循環型農業に取り組んでいるSDGs金澤リビングラボの活動拠点となる八景市場と永島農園を訪問し、実践者のお話を聞きながら横浜における食の循環と地産地消、食を通じた地域活性とまちづくりについて学びます。

■ ゲスト講師:
・今村美幸氏・奥井奈都美氏・桐山智氏(SDGs金澤リビングラボ)
・川村出氏(横浜国立大学 大学院工学研究院 准教授
・池島祥文氏(横浜国立大学)
・永島太一郎氏(永島農園)
・平野健太郎氏(八景市場)
■モデレーター:関口昌幸氏(横浜市政策局共創推進課)/加藤佑氏(Circular Yokohama/ IDEAS FOR GOOD編集長)

【各回のお申し込み】Peatix
【レポート】第2回のイベントレポート

第3回「再エネとサーキュラーエコノミー」(1/21・木)
フィールドワーク:空き家リノベーション体験@神奈川県箱根町(1/23・土)

第3回では、サーキュラーエコノミーplusが掲げる重点領域の一つ「ローカル・フォー・ローカル」のうち、「エネルギー」に焦点を当てます。横浜市内や他地域で再生可能エネルギーの地産地消、再エネの普及を通じたまちづくりに取り組んでいる方をゲストにお呼びし、サーキュラーエコノミーの前提でもあり、横浜市が「Zero Carbon Yokohama」として掲げる脱炭素社会の実現に向けた具体的な取り組みを学んでいきます。

フィールドワークでは、株式会社太陽住建が運営する空き家のDIY体験をきっかけとしたまちづくりシェアリングプラットフォーム「solar crew」の活動に参加します。横浜から飛び出し、神奈川県箱根町にある空き家のリノベーション体験を通じて、空き家という地域が抱える課題をどのように地域の課題を解決する拠点に変えていくのか、そのプロセスを参加者の皆さんと一緒に学んでいきます。

■ ゲスト講師:
・船山大器氏(株式会社横浜環境デザイン)
・中島一嘉氏(株式会社アズマ代表)
・河原勇輝氏(株式会社太陽住建)
■モデレーター:関口昌幸氏(横浜市政策局共創推進課)/加藤佑氏(Circular Yokohama/ IDEAS FOR GOOD編集長)

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【レポート】第3回のイベントレポート

第4回「サーキュラーエコノミーとまちづくり」(1/27・水)
フィールドワーク:森ノオト視察(1/30・土)

第4回では、サーキュラーエコノミーplusが掲げる重点領域の一つ「サステナブル・デベロップメント」に焦点を当てます。関内・みなとみらいといった沿岸部から住宅街が広がる内陸部にいたるまで多様な顔を持つ横浜で、建築とパブリックスペースの活用、オープンイノベーションを生み出すコミュニティづくり、ローカルメディアを基軸とした循環型まちづくりなど、様々な角度から持続可能なまちづくりに取り組んでいる専門家、実践者の皆様をゲストにお呼びし、横浜ならでのサーキュラーなまちの姿を皆さんと一緒に模索していきます。

フィールドワークでは、横浜市青葉区にあるNPO法人森ノオトの活動拠点「森ノオウチ」&「森ノハナレ」に訪問し、市民が主体となって進める循環型のまちづくり、アップサイクルを通じた地域のコミュニティづくりなど、地域の中につながりと循環を生み出すための具体的な実践方法について学びます。

■ ゲスト講師:
・西田司氏(オンデザイン・パートナーズ)
・相澤毅氏(plan-A)
・北原まどか氏(森ノオト)
・梅原昭子氏(森ノオト)
■モデレーター:杉浦裕樹氏(横浜コミュニティデザイン・ラボ)/加藤佑氏(Circular Yokohama/ IDEAS FOR GOOD編集長)

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【レポート】第4回のイベントレポート

第5回「ウェルビーイングとサーキュラーエコノミー」(2/3・水)
フィールドワーク:横浜市中区寿町(2/6・土)

第5回では、サーキュラーエコノミーplusが掲げる重点領域の一つ「ヘルスプロモーション」に焦点を当てます。高齢化が進む横浜においてどのように誰もが健康でいきいきと学び、働き、暮らせるまちづくりを実現していくか、横浜市内で地域のヘルスケアに取り組んでいるゲストの方をお呼びして、その具体的な取り組みを学んでいきます。サーキュラーエコノミーが目指す究極の目的となる「ウェルビーイング」の実現に向けた地域のありかたを模索していきます。

フィールドワークでは、横浜市中区寿町を舞台に、地域のヘルスケアプロモーションや地域のウェルビーイングについて考える視察ワークショップを実施します。

■ ゲスト講師:
・川口大治氏(とつかリビングラボ)
・横山太郎氏(横山医院)
・堀川壽代氏(光栄堂薬局)
・小林野渉氏(ことぶき協働スペース)
■モデレーター:関口昌幸氏(横浜市政策局共創推進課)/加藤佑氏(Circular Yokohama/ IDEAS FOR GOOD編集長)

【各回のお申し込み】Peatix
【レポート】第5回のイベントレポート

第6回「サーキュラーエコノミー時代の新しい働き方」(2/10・水)
フィールドワーク:緑園リビングラボ視察(2/13・土)

第6回では、サーキュラーエコノミーplusが掲げる重点領域の一つ「パラレルキャリア」に焦点を当てます。パラレルキャリアという新しい働き方を推進・実践されている方をゲストにお呼びし、サーキュラーエコノミーを実現するうえで必要不可欠な「パートナーシップ(協働)」と、協働を生み出す媒介役として活躍するパラレルキャリア人材(複業人材)、地域の循環を支える担い手づくり、循環経済へのインクルーシブな移行など、サーキュラーエコノミーと地域における働き方との関係を多角的に模索していきます。

フィールドワークでは、横浜市泉区を拠点とする緑園リビングラボを訪問し、地域において多様かつ包摂的な働き方やパラレルキャリアを加速させていくうえでどのような課題があるのかを学び、具体的な解決策について皆さんと一緒に考えるフューチャーセッションを開催します。

■ ゲスト講師:
・野村美由紀氏(緑園リビングラボ)
・加藤遼氏(株式会社パソナ)
・鈴木仁氏(都筑リビングラボ)
■モデレーター:関口昌幸氏(横浜市政策局共創推進課)/加藤佑氏(Circular Yokohama/ IDEAS FOR GOOD編集長)

【各回のお申し込み】Peatix
【レポート】第6回のイベントレポート

第7回「プラスチックのサーキュラーエコノミー」(2/18・木)
フィールドワーク:ごみ拾い活動(2/20・土)

第7回では、プラスチックのサーキュラーエコノミーに取り組んでいる方々をゲストにお呼びし、現在の海洋プラスチック汚染、マイクロプラスチック問題や、プラスチック廃棄物の現場、リサイクル・アップサイクルの現状について学んでいきます。私たちの生活を至るところで支えているものの、一方で大きな環境問題を引き起こしているプラスチックとの向き合い方を皆さんと一緒に模索していきます。

フィールドワークでは、地域のゴミ拾い活動を展開しているNPO法人グリーンバード、横浜南チームの活動に参加し、皆さんと一緒にプラスチックをはじめとしたゴミを回収します。次回のフィールドワークでは、この活動で拾ったプラスチックを資源として活用したワークショップを実施します。

■ ゲスト講師:
・北井俊樹氏(株式会社グーン)
・林 光邦氏(株式会社テクノラボ)
・栗原清剛氏(横浜市資源リサイクル事業協同組合)
・田所沙弓氏(株式会社テクノラボ)
■モデレーター:関口昌幸氏(横浜市政策局共創推進課)/加藤佑氏(Circular Yokohama/ IDEAS FOR GOOD編集長)

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第8回「ファッションのサーキュラーエコノミー」(2/22・月)
フィールドワーク:プラスチック活用ワークショップ(2/27・土)

第8回では、ファッション分野でサーキュラーエコノミーに取り組んでいる方々をゲストにお呼びし、現在のファッション業界の問題点や、持続可能な原材料の調達、循環型のデザインについて学んでいきます。生活に身近なファッションを通じてどのように循環型社会に貢献していくことができるのかを皆さんと一緒に模索していきます。

フィールドワークでは、海洋プラスチックのアップサイクルブランド「buoy」を展開する株式会社テクノラボの協力により、第7回目で拾った横浜市内のプラスチックを活用し、新しいプロダクトづくりに挑戦するワークショップを実施します。

■ ゲスト講師:
・矢内原充志氏(ファッションデザイナー・アートディレクター)
・松村俊幸氏(横浜繊維振興会会長)
・オノキョウコ氏(ラチチュードモモ ヨコハマ代表)
■モデレーター:関口昌幸氏(横浜市政策局共創推進課)/加藤佑氏(Circular Yokohama/ IDEAS FOR GOOD編集長)

【各回のお申し込み】Peatix

第9回「サーキュラーエコノミーとスタートアップ」(3/3・水)
フィールドワーク:サーキュラービジネスアイデアソン@Haishop(3/6・土)

第9回では、横浜でサーキュラーエコノミー型のビジネスを展開しているソーシャルスタートアップ企業をゲストにお呼びし、スタートアップの視点からサーキュラーエコノミー市場が持つ機会と今後の可能性について学んでいきます。また、横浜でサーキュラーエコノミーに関わるイノベーションやビジネスを増やしていくうえでの課題についても皆さんと議論します。

フィールドワークでは、横浜でサーキュラーエコノミー型のビジネスを展開しているソーシャルスタートアップ企業をゲストにお呼びし、スタートアップの視点からサーキュラーエコノミー市場が持つ機会と今後の可能性について学んでいきます。また、横浜でサーキュラーエコノミーに関わるイノベーションやビジネスを増やしていくうえでの課題についても皆さんと議論します。

■ ゲスト講師:
・青山明弘氏(ピープルポート株式会社)
・表秀明氏(株式会社 Innovation Design)
・麻生智嗣氏(ヨコハマSDGsデザインセンター)
■モデレーター:関口昌幸氏(横浜市政策局共創推進課)/加藤佑氏(Circular Yokohama/ IDEAS FOR GOOD編集長)

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第10回「サーキュラーエコノミーとDX」(3/10・水)
フィールドワーク:サーキュラーエコノミー×DXワークショップ(3/13・土)

第10回では、サーキュラーエコノミーの実現に欠かせないDX(デジタル・トランスフォーメーション)をテーマに、IoT・3Dプリンター・AI・ブロックチェーンといった最新のテクノロジーやビッグデータなどを活用してどのように都市においてサーキュラーエコノミーを実装していくのか、DX分野の専門家と共に学んでいきます。

フィールドワークでは、サーキュラーエコノミーの推進に向けてどのようなデータが必要で、それらのデータをどのように収集するのか。サーキュラーエコノミーを単なる概念ではなく具体的に測定可能な数値やデータに変換し、サーキュラリティ(循環性)に基づいて進捗を測定できるようになるためのDXロードマップを皆さんと一緒に考えます。

■ ゲスト講師:
・海老原城一氏(アクセンチュア株式会社)
・吉本翔生氏(株式会社WiseVine)
・河村康博氏(株式会社横浜DeNAベイスターズ ビジネス統括本部 広報・コミュニケーション部長)
■モデレーター:関口昌幸氏(横浜市政策局共創推進課)/加藤佑氏(Circular Yokohama/ IDEAS FOR GOOD編集長)

【各回のお申し込み】Peatix全体ページ

第11回「ドーナツ経済学で考えるサーキュラーエコノミーplusの価値」(3/17・水)
フィールドワーク:ドーナツ経済学ワークショップ 3/20(土)

第11回では、2050年までに100%サーキュラーエコノミーの実現を目標に掲げているオランダの首都アムステルダムが正式に都市政策として採用した「ドーナツ経済学」の考え方について学び、アムステルダム在住のサーキュラーエコノミー専門家も交えて、ドーナツ経済学の視点から横浜が掲げる「サーキュラーエコノミーplus」の本質的な価値について考えていきます。

フィールドワークでは、ドーナツ経済学の考え方を都市に適用する際のフレームワーク「Thriving City Portrait」を用いて、「繁栄する都市・横浜」の未来像を描くワークショップを行います。ワークショップで描いた横浜のドーナツは、ドーナツ経済学の実践を推進するグローバルネットワーク「DEAL(Doughnut Economy Action Lab)」を通じて世界に発信し、サーキュラーエコノミーへの移行を進める海外の都市との連携のきっかけを生み出します。

■ ゲスト講師:
・西崎梢氏(Circular Economy Hub Amsterdam)
・加藤佑氏(Circular Yokohama)
■モデレーター:関口昌幸氏(横浜市政策局共創推進課)

【第11回のお申込み】Peatix
【各回のお申し込み】Peatix

第12回「公民連携による横浜発のサーキュラーイノベーション」(3/24・水)
フィールドワーク:なし(オンライン懇親会を座学セッション後に実施)

最終回となる第12回では、11回までの学びを振り返りつつ、サーキュラーエコノミーplusの中軸となる「公民連携とイノベーション」に焦点を当てます。リビングラボを拠点としつつ、産官学民がどのように連携しながら横浜でサーキュラー・イノベーションを起こしていくかを参加者の皆さんと共に議論し、横浜の循環する未来に向けたネクストステップを描きます。参加者全員でオンライン懇親会を実施します。ぜひご参加ください。

■ ゲスト講師:
・関口昌幸氏(行政:横浜市共創推進課)
・杉浦裕樹氏(NPO:横浜コミュニティデザイン・ラボ)
・大澤幸生氏(大学:東京大学)
・河原勇輝氏(企業:株式会社太陽住建)
■モデレーター:加藤佑氏(Circular Yokohama/ IDEAS FOR GOOD編集長)

【各回のお申し込み】Peatix

※セッション及びフィールドワークの内容は変更になる可能性があります。
※第7回のフィールドワーク「ごみ拾い活動」への参加は無料となります。

お申込み

下記より詳細を確認の上、お申し込みください。
(座学・フィールドワーク共に個別の回へのお申込みも可能です)

【プログラムの詳細】公式ページ
【申し込み】Peatixページ

サーキュラーエコノミーPlusとは?

サーキュラーエコノミーPlusは、横浜独自のサーキュラーエコノミービジョンです。「Plus」は「人」を意味しており、サーキュラーエコノミーを資源循環や経済成長の視点だけではなく、まちで暮らす人々のウェルビーイングを実現するための手段として捉え、下記の4つを重点領域に定めています。

食や再生可能エネルギーの地産地消、空き家や遊休農地といった地域の遊休資産を活用した循環型のまちづくり、地域全体のウェルビーイングを実現するためのヘルスプロモーション、地域の中に循環経済の担い手を増やすためのパラレルキャリア推進など、多角的な視点からサーキュラーエコノミーを捉え、多様な主体が活動に取り組んでいます。

  1. ローカル・フォー・ローカル~地域のものは地域に還す~
    地域における資源循環と電力・食の地産地消による気候危機への挑戦
  2. サステナブルデベロップメント~持続可能なまち繕い~
    空き家や遊休農地など活かされていない空間の有効活用による持続可能な「まち」の実現
  3. ヘルスプロモーション~人生100年の時代の健康戦略~
    介護、ヘルスケア、スポーツ、生活サービス産業の総合的なプロモーションによる生涯活躍社会の展開
  4. パラレルキャリア~会社や学校にとらわれないもう一つの学び方・働き方~
    乳幼児から高齢者まで、個人に寄り添うフレキシブルな働き方・学びの場の創出による「ひと」のエンパワーメント

Circular Yokohamaとは?

Circular Yokohama(サーキュラーヨコハマ)は、横浜市内のサーキュラーエコノミー(循環型経済)を加速させるためのプラットフォームです。従来からあるリニア(直線)型の経済モデルの中で見過ごされてきたモノやサービス、個人のスキルなどの資源に光をあてて価値を見出すことで、地域内における資源の循環をつくりだし、横浜が抱える様々な地域課題の解決、新たな雇用の創出、誰もがいきいきと暮らせる地域づくりを目指しています。

【参照サイト】Circular Yokohama
【参照サイト】Circular Economy Plus School
【関連記事】特別対談・前編/横浜の「サーキュラーエコノミーplus」が描く、持続可能な都市の未来
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