IDEAS FOR GOODでは、創造的なアイデアやコミュニケーション、ビジネスモデルの創出を通じて気候危機に立ち向かうプロジェクト「Climate Creative」を株式会社メンバーズとともに実施しています。 Climate Creative Cafeでは、気候危機に関する課題解決に向けて、さまざまな業界や組織・立場における1人1人のクリエイティブなアプローチに着目し、参加者の皆さんと共に実際のアクションへとつなげていきます。(過去のイベント一覧)
12回目となる今回のテーマは「生活者が愛着を持つ、ものづくりのコミュニケーションデザイン」。衣料品を大量生産するための高い環境負荷・過重労働、そして大量廃棄に至るまで、ファッション業界はさまざまな課題を抱えています。業界の課題を象徴する「ラナ・プラザ崩落事故」から10年が経ち、課題解決に向けた取り組みが増えている一方で、依然「より安く」「使い捨て」の流れや意識を断ち切れていないのが実際です。
今回イベントにお招きするのは、株式会社ゴールドウイン「ニュートラルワークス.」事業部長の大坪岳人さん。同社は2008年より「GREEN IS GOOD(グリーン イズ グッド)」という標語を掲げ、材料の見直しや長期間の使用を促すリペアサービスなどを展開してきました。同時に、生活者自身の意識や愛着も重要だと考え、「ココロ」に変化を生み出すコミュニケーションにも力を入れています。
▶️大坪さんへのインタビュー記事はこちら:ウェルビーイングは「あいだ」に宿る。ココロとカラダを整える NEUTRALWORKS. の哲学【Be Climate Creative!】
本イベントでは、生活者の「使い続けたい」という思いをどうデザインできるのか、さまざまな観点で大坪さんに伺います。「まだ着られる服」も大量に廃棄される現代において、「使い続けたい」という愛着をどう生み出すのか。長期使用を促す社会的視点と収益アップという事業的視点のジレンマをどう紐解くのか。生活者とのコミュニケーションは、「買う」「着る」「捨てる」という限定的でリニアな選択肢をどうアップデートできるのか。
ビジネスを通して生活者の意識変革を目指す方、消費社会に変化をもたらすビジネスのあり方を模索している方など、ぜひご気軽にご参加ください。
当日の流れ
19:00~ オープニング
19:10~ 第1部:インスピレーショントーク(メンバーズ・ハーチ / ニュートラルワークス.)
20:00~ 第2部:クロストーク
(トークテーマ例)
-モノもココロも長続きするデザインとは?
-流行を作らない「ファッション」とは?
-「大量循環社会」は望まれるのか?
-ファッションにおけるサーキュラー、ビジネスはどう成り立つ?
20:25~ クロージング
20:30~ アフタートーク(登壇者やほかの参加者とお話頂けます。21時にクローズ予定。)
※変更になる可能性がございます
こんな方におすすめ
- 社会的価値を自社ブランディングにつなげたいマーケティング・広報ご担当者
- 既存の大量生産・大量廃棄モデルを抜け出したい事業開発ご担当者
- 社会的意義と収益の両立に悩む事業ご担当者
- 企業のESG・SDGs・サステナビリティご担当者
- 企業の経営企画・事業企画のご担当者
- 社会課題解決ビジネスに興味のある方
- ファッション業界に関する環境・社会課題へのアクションをウォッチしていたい方
- その他、気候変動問題やサステナビリティに興味がある方どなたでも
イベント概要
開催日時:2024年3月13日(水) 19:00〜21:00(※Zoomオープン 18:50)
開催場所:オンラインZoom(ミーティング機能)
参加費用:無料
参加方法:Zoom ※イベント中レコーディングを行います。参加者の皆さんのお顔や声はレコーディングされませんのでご安心ください。
主催:IDEAS FOR GOOD
お申込み:Peatixイベントページよりお申し込みください
登壇者紹介
大坪 岳人(株式会社ゴールドウイン ニュートラルワークス.事業部長)
2004年ゴールドウイン入社。「ザ・ノース・フェイス」のアパレル部門のマーチャンダイザーとして素材開発から製品企画を担当したのち、ディレクターとして企画・マーケティングなどの全体統括に従事。21年4月より「GET YOU READY」をタグラインとした、ココロとカラダをニュートラルに整えいつでも“READY”な状態へとサポートするブランド「ニュートラルワークス.」の事業部長に就任し、ブランド構築を牽引している。
倉地 栄子(株式会社メンバーズ)
カナダ政府局(NPO)で難民・移民保護支援活動を経て、メンバーズに入社。デジタルを中心に社会課題解決型のマーケティングやコミュニケーションのプロジェクトプランニングを推進。今年4月から脱炭素DXカンパニーを立ち上げ、企業の脱炭素事業の支援をスタート!趣味は、スノーボード、サーフィン、畑など自然と関わる遊びが好きです。
我有 才怜(株式会社メンバーズ)
2017年新卒入社。2018年よりデンマークのデザインコンサルティング会社Bespoke(現:Manyone)の「Futures Design」メソッドの日本展開に従事し、社会課題解決型のビジネスモデルやマーケティング施策の立案・実行支援を担当。2023年4月からは、企業の脱炭素を後押しすべく、Scope3削減事例に特化した「脱炭素DX研究所」の所長を務める。
大石 竜平(ハーチ株式会社 IDEAS FOR GOOD Business Design Lab)
ロンドン大学建築学部卒。帰国後は保育業界に飛び込み、子どもの「やりたい!」に基づいた遊びや活動を展開。無類の魚・釣り好きでもあり、世界各地で釣りをする中で海洋ゴミの深刻さを体感。子どもたちの未来にも関わる問題を、子どもたちと一緒に考え、楽しみながら変化を起こしたいと考えている。
過去のイベントレポート
- 【イベントレポ】クリエイティビティを民主化しよう。気候危機に立ち向かう『企画』のつくりかた
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