【4/13@虎ノ門】「デザイン」という未来への招待。デンマークのKontrapunktと考える、効率を超えた“誠実さ“の作法

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私たちは、目に見えるモノやデジタルのデザインを通じ、本当は「何を」生み出しているのか?

これまで私たちは、効率を重んじ、生活の中からあらゆる「摩擦」を取り除くことを追求してきました。負担を減らし、システムを最適化することが、より軽やかで豊かな社会に繋がると信じてきたからです。

しかし、あまりにもスムーズに設計された仕組みは、時に私たちから「立ち止まって選ぶこと」を遠ざけ、気付かぬうちに受動的な消費のループへ誘っている側面はないでしょうか。経済的な最適解を求めるデザインが、私たちの時間や心の豊かさに影響を及ぼすというジレンマも生まれています。

こうした現代のデザインが向き合うべき問いを紐解き、これからの社会におけるデザインの本質を捉え直すべく企画したのが、今回の対話の場です。共に深掘りするパートナーとして迎えるのは、デンマークを代表するブランディング・ファームの一つであるKontrapunkt(コントラプンクト)。政府機関から企業、NGOまで、グローバルに幅広いセクターと協働し、心を動かす機能美を備えたデザインを通じたブランドづくりを手がけています。

本イベントでは、そんなKontrapunktのCEO・Johan Lawaetz氏とともに、モノやデジタルをどのように設計することがより「誠実なデザイン」に繋がるのかを考えていきます。特に、イベント後半のクロストークでは次の3つの問いを探求します。

1. 私たちは「デザイン」することを通じ、実際のところ何をデザインしているのか?

デザインを通じ、私たちは具体的にどんな価値を提供しているのでしょうか?どうすれば、私たちの目指すもの、未来に対して真摯でいられるのでしょうか?

2. デザインはいかにして意図せぬ結果を避け、社会に前向きな変化を生むことができるか?

デジタル空間の更なる拡張やAIの台頭など、我々は今までに増して大きな変化の中にあります。私たちはデザインを通じてどんなポジティブなインパクトを起こすことができるのでしょうか?

3. コンヴィヴィアルな関係性に向けて 

哲学者イヴァン・イリイチが唱えた「コンヴィヴィアリティ(自立共生/共愉)」。私たちが手段に支配されることなく、自律的に喜びを生み出す関係を築くために、デザインはどのような役割を果たすことができるでしょうか?

これらの問いに、まだ唯一の正解は存在しないでしょう。それでも言葉を交わすことで、目の前の課題解決と未来のインパクト創出の間に横たわるジレンマを解きほぐし、社会の変化を誘うデザインの役割を考えてみませんか。

イベント概要

日時:2026年4月13日(月)19:00〜21:00(18:50開場|20:30-21:00自由交流)
場所:Glass Rock Members Lounge(東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ駅」B3、B4出口/東京メトロ銀座線「虎ノ門駅」B2出口)
費用:1,000円(Glass Rock会員無料枠あり)
定員:60名
言語:英語・日本語 ※ 英語から日本語へ逐次での簡易通訳を予定しています
申し込み:Peatixよりお申し込みください
主催:IDEAS FOR GOOD/Kontrapunkt
共催:Glass Rock

※ キャンセルポリシー:イベント開催日の3日前(2026年4月10日金曜23:59JST)までにご連絡がない場合、返金は致しかねます。それ以降のご連絡も同様となります。予めご了承いただきますよう、お願いいたします。

イベントの流れ

19:00-19:10|イントロ
19:10-19:30|Session 1:デザインとジレンマ(ハーチ株式会社・加藤佑)

  • なぜ今、デザインが重要か
  • デザインによるサステナビリティへのアプローチ
  • サステナブルデザインの功罪

19:30-19:55|Session 2:デザイン視点での応答(Kontrapunkt・Johan Lawaetz氏)

  • Kontrapunktについて&アプローチ「誠実であること」
  • 事例)サステナビリティとデザイン
  • 事例)公共とデザイン
  • 未来に向けて

19:55-20:20|Session 3:クロストークセッション
20:20-20:30|クロージング
20:30-21:00|ネットワーキング

登壇者

Johan Lawaetz(Kontrapunkt|CEO & Partner)

コンサルティング、スタートアップ、金融業界でのキャリアを持つ戦略スペシャリスト。ブランド戦略と企業経営、そして現場の戦術を統合する論理的かつ構造的なアプローチを得意とする。欧州、アフリカ、中東、アジアなど世界各地でのプロジェクト経験から、常にグローバルで包括的な視点を戦略策定に持ち込む。

加藤 佑(ハーチ株式会社|代表取締役)

社会をもっとよくする世界のアイデアマガジン「IDEAS FOR GOOD」創刊者。循環経済専門メディア「Circular Economy Hub」、横浜市における循環都市移行プラットフォーム「Circular Yokohama」を展開。企業・自治体・教育機関との連携によりサステナビリティ・循環経済推進に従事。ニッコー株式会社・社外取締役。大学院大学至善館 Circular Futures Design Center センター長・特命准教授。東京大学教育学部卒。

枦木 優希(Kontrapunkt|Head of Business Development, Japan)

国内外の企業で長くブランドマーケティングに従事。クライアントとエージェンシーの両サイドを経験した経験を背景に、ビジネス理解から表現開発までを一貫してプロデュースする。専門領域を横断する多角的な思考をベースに、企業の戦略的目標を抽象的なブランドコンセプトへ落とし込み具体化する架け橋を担う。

仲原 菜月(ハーチ株式会社|IDEAS FOR GOOD編集部)

IDEAS FOR GOOD 副編集長。大学在学中は政治経済を学びながら難民支援や環境課題の解決に従事し、スウェーデンに留学。ウクライナ避難民の写真展を都内で開催。脱成長、紛争予防、自然観などを中心に執筆。

こんな方におすすめ

  • 効率追求型ではないデザインの役割に関心のあるデザイナー・クリエイターの方
  • 企業などでブランディングに携わっている方
  • 現代の「豊かさ」を問い直して、仕事やライフワークのヒントにしたい方
  • “誠実な”デザインのあり方に興味のある方
  • デンマークをはじめとする北欧のデザイン思想に関心のある方
  • 社会・環境問題に対するデザインの役割を模索してみたい方

Kontrapunktとは

北欧のリーディングデザインエージェンシー。40年の歴史の中で、政府機関、インフラ、NGO、文化団体から大企業に至るまで、多数のブランディングを手がける。世界中のデザイン賞も多数受賞。グラフィックデザインから、空間デザイン、タイポグラフィ、デジタルと多岐にわたるエリアのデザインでブランディングを一貫して手がけている。

2015年には日本法人も設立。機能美がありつつ、心の琴線に触れるデザインを基本とし、国境や文化を超え、時を超えるようなデザインを得意とし、デンソー、日産自動車、三菱自動車工業、資生堂、アシックス等、多数の日本の企業もクライアントに持ち、グローバルブランドへの一旦を担う。

URL:https://www.kontrapunkt.co.jp/

Glass Rockとは

Glass Rockは、森ビル株式会社が虎ノ門ヒルズにて企画運営する、クロスセクターの連携と共創により社会課題の解決に取り組む会員制拠点です。少子高齢化、気候変動、貧困・格差など、近年複雑化し特定の領域のみでは解決が難しい社会課題解決のために、企業、行政機関、NPO・NGO、個人などの連携と共創を促進をします。

施設ではコミュニティ運営の専門家が支える「つながる」場、実践的な学びや対話を生み出す「まなぶ」仕掛け、そして社会に対して課題や活動を「ひろげる」発信機能を有します。これらの「場」と「仕掛け」を通じて「社会課題解決」に向けたイノベーションの創出と持続可能な社会の実現に貢献します。

URL:https://www.glass-rock.com/

▶︎ 本イベントへの申し込みはPeatixから

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