【10/28-10/30開催】デンマーク流のデザイン思考を学ぶワークショップ

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2019年10月28日(月)から30日(水)まで、東京・大崎で1日完結型のデザイン思考ワークショップが開催される。近年デザイン思考を学ぶ機会は増えているが、このワークショップでは、未来洞察を取り入れたデザインメソッド「Futures Design」を生み出したデンマークの会社Bespokeの共同創業者が来日し、2つのオープンコース(ベーシック・アドバンス)のファシリテートを担当する貴重な機会だ。

今回のワークショップは、「Futures Design」の思考法やマインドセットを学び、その価値を体感できる内容となっている。主催はBespokeと業務提携する株式会社エンゲージメントファースト。日本でも社会課題がより一層深刻化していく中で、未来をどうデザインしていくかを考え、望ましい日本の未来を共に創っていけるFutures Designerを生むことがワークショップ開催の目的だ。

前回のFutures Designワークショップのようす

前回のFutures Designワークショップのようす

3日間のうち2日間はベーシックコース、最後の1日はアドバンスコースとなっており、1日のみの参加も可能だ(※1)。「未来をつくる」「ビジネスで課題解決」「デンマーク流デザイン思考」などのキーワードにピンときた方は、ぜひ体験してみてはいかがだろうか。

※1 ただし、アドバンスコースはすでにベーシックコースを受講した者のみ参加可

では、「Futures Design」とは?

Bespoke

ワークショップをする、Bespoke共同創業者のニック

Futures Designは、Bespokeが開発したデザイン思考のメソッドだ。社会の現状から未来の変化を洞察し、「ありたい未来・目指す未来」を描き、そこからいまの社会と企業の状態を把握し、バックキャスティング(※2)していく。具体的には、企業または個人ブランドの戦略を考え、顧客体験価値の開発をしたり、コミュニケーション戦略を立てたりする。

Bespokeの共同創業者ニックは、この手法を「Strategic Foresight&Experience Design (戦略的に未来を読み解き、体験をデザインする)」と呼び、次世代のビジネスのあり方をさまざまな場所に広めている。今回の東京以外でも、コペンハーゲンやマドリード、マルメ、リオデジャネイロなどの都市でワークショップを開催している。

ワークショップでは、現状から変化に関わるシグナルの発見、インサイトのビジュアル化、発表などの共創プロジェクトを行う。「目指す未来」に向けた長期的な視点を持って事業計画を立て、大きな変化にもすばやく対応できる柔軟性を育てることが目的だ。これらを通して、いま一度自分たちの行う事業の存在意義(Purpose)や価値(Value)を考えてみる機会にもなるだろう。

※2 バックキャスティング:まずは理想的な未来を描き、そこから逆算して現在の戦略を考える手法。現状からどのような改善ができるかを考え、改善策を積み上げるフォアキャスティングとは違い、理想的な未来から現状を考える。

こんな方におすすめ

  • ビジネスを通じた社会課題解決をしたい方
  • 望ましい未来を創る手法やマインドセットを学び、体得したい方
  • 従来とは違うアプローチでマーケティングや経営に取り組みたい方
  • 自社のイノベーションを推進したい方
  • 生産性が高く、社員がHappyな組織をつくりたい方
  • デンマークのデザイン思考に興味のある方

過去のワークショップでは、普段仕事で企業やプロダクトのブランディング、企画に関わる社会人の方が参加しています。(過去レポート:前編後編

イベント概要

開催日時
  • 2019年10月28日(月)9:30~17:30 ベーシックコース
  • 2019年10月29日(火)9:30~17:30 ベーシックコース
  • 2019年10月30日(水)9:30~17:30 アドバンスコース

※9:00分開場予定です。
※各回終了後1時間程度、同会場にて懇親会を実施予定。

会場 東京都品川区東五反田2-1-10大崎電気ビル1F
(大崎電気工業株式会社 Next 100teX Lab)
最寄駅 JR五反田駅東口・東急池上線五反田駅から徒歩3分
都営地下鉄浅草線五反田駅から徒歩5分
参加費 各回 66,000円
定員 各回 10名(先着順となります)
イベントURL https://futures-design-201910.peatix.com/

2つのFutures Designコース

まずは基本のベーシックコース

10月28日(月)と10月29日(火)は、同一の内容で開催します。Futures Designをまずは体験してみたい、という方におすすめのベーシックコースでは、以下のことが得られます。

  • Futures Designの基本的な理解
  • 未来への変化の兆しを探索し、それに対して意味付けをする力
  • 理想的な未来へのシナリオをバックキャスティングでデザインする力
  • 創造的なコラボレーションを行うための心構えとその実践力
  • 好奇心と探究心のマインドセット
もっと深堀りしたい人のためのアドバンスコース

10月30日(水)のアドバンスコースは、すでにベーシックコースを受講された方限定のコースです。ベーシックコースを28日、29日で受講する方も、30日のアドバンスコースを受講できます。アドバンスコースで得られることは、以下の通りです。

  • Futures Designの応用力と実践ノウハウ

ファシリテーター紹介

このFutures Designワークショップでは、以下の2社の代表メンバーがファシリテーターを務めます。

Bespoke(ビスポーク)

Bespokeデンマーク・コペンハーゲンに本拠を置くデザイン会社。“世界で最も刺激的”と言われるビジネスデザインスクール「カオスパイロット」の卒業生らが創立した。未来の洞察を取り入れたデザイン思考の手法「Futures Design」を、ワークショップなどを通して広め、世界で20か国100社以上で業界を超えてビジネスを行っている。

株式会社エンゲージメントファースト

Bespoke株式会社メンバーズのグループ会社で、CSV(共有価値の創造)のマーケティング支援を行う。未来の暮らしや地球にとって意義あることを生活者と共同で創造し、持続可能な社会の創造を目指す。2019年3月、Bespoke社と業務提携。同社が持つ 社会をデザインする力や未来を創造していく思想・思考法に着目している。

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