【11/4 オンライン開催】「解決策」から「問い」へ。Media is Hopeと考える、より良い社会を作るメディアのあり方

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いつの時代も、情報を届けることで社会に共通の物差しを提示し、権力を監視する役割を担ってきたメディア。共に課題解決へと向かうための最初の共通言語を作ってきた存在は、公の器とも言うことができます。

一方で、ニュースを見ることでネガティブな感情が増すという調査もあり、一部では人々のメディア離れも進んでいます。また、AIの台頭をはじめとした時代の変化によって、その役割は大きく変化する潮目にあります。これまでメディアが時間をかけて伝えてきた情報はAIで瞬時に検索でき、その言葉も量産できるようになりました。さらに、アルゴリズムによってフェイクニュースや過激な言葉がますます拡散しやすくなる中、「本当に届けるべき情報」を届けることは容易ではありません。

気候変動や国家間の分断といった、解決すべき課題が世界中に山積する今。こうした大きな課題を本質から解決していける社会を作るために必要なのは、どのようなメディアなのでしょうか。

アイデア

Image via Shutterstock

IDEAS FOR GOODはこれまで、「社会をもっとよくする世界のアイデアマガジン」をコンセプトに、人々の希望となるようなポジティブな情報に光を当てて発信してきたウェブマガジンです。社会を“もっと”素敵な場所に──そんな想いを胸に2016年に創刊したこのメディアも、まもなく10周年を迎えます。この期間、ありがたいことに、前向きなコンセプトに共感し読んでくださるたくさんの方々に支えられてきました。

そんな私たちは今、これまでの「読む」メディアから、読者との対話を元に共に作っていく「編む」メディアへの変革を目指し、2025年10月よりクラウドファンディングに挑戦しています。記事や動画を通して一方的に情報を届けることも大事ですが、社会をよくするために、メディアとしてもっとできることがあるはず。そんな想いで、新たなメディアの形を模索しています。

今回は、そんな新たなメディアのあり方を模索するIDEAS FOR GOODと、気候変動の本質的な解決を目指してメディアとそのステークホルダーの共創関係を作る活動を行う一般社団法人Media is Hopeがコラボし、「より良い社会を作るメディア」をテーマに、トークを配信します。人々が本当にメディアに求めていることとは何なのか。社会に対して、「メディアだからこそできること」は何なのか。メディアのあり方が問われる今、お互いの知見を交えて幅広く議論します。

イベント概要

日時:11月4日(日)20:00~21:00
場所:オンライン(Zoom 配信)
参加費:無料
定員:なし
ゲスト:一般社団法人 Media is Hope
お申し込み:peatixよりお申し込みください。

当日の流れ

  • IDEAS FOR GOOD・Media is Hopeより活動紹介(〜15分)
  • ディスカッション「より良い社会を作るメディアのあり方とは?」(40分)
  • Q&Aタイム(10分)

※ 当日の流れは変更になる可能性がございます

当日のトピック

  • 現在のメディアの課題と、市民がメディアに求めるていることとは?
  • 気候変動を解決できる社会を作るために、メディアに求められるあり方とは?
  • IDEAS FOR GOODが目指す、「問いのジャーナリズム」とは?
  • メディアはどのように読者との関わりしろを創造できるか?

スピーカーのご紹介

西田 吉蔵(一般社団法人Media is Hope 共同代表理事)

西田 吉蔵これまで大手化粧品メーカーのクリエイティブプロデュース、外資製薬会社のコミュニケーションプランニング、経営目線のブランディングやプロジェクト推進の業務に携わる。それらの経験を活かし、気候変動の本質的な解決に向けて、大きなジャーニーを描く。未来志向な社会構築を目指し、関係各所と連携して新たな仕組みづくりに取り組む。

名取 由佳(一般社団法人Media is Hope 共同代表理事)

名取 由佳大学卒業後、エンターテイメント企業に就職し5年間勤務。新人教育やVIP担当、イベント企画などを経て2019年に退職。気候変動の解決に向け活動をはじめ、2021年にMedia is Hopeを立ち上げる。現在は前職で培ったコミュニケーションスキルとクリエイティブな発想力で気候変動解決のための新しい価値の創造やステークホルダーの連携・共創を支える。

戸沼君香(IDEAS FOR GOOD共同編集長)

戸沼君香デンマークへの高校留学、フォルケホイスコーレ留学や現地のNGO勤務を経験。2017年にハーチ株式会社に入社し、IDEAS FOR GOODには創刊期より携わる傍ら、高校や大学で情報リテラシーの講演を行う。2025年4月、アメリカのSolutions Journalism Networkに認定された日本初のソリューションジャーナリズム・トレーナー。関心テーマは言語と、愛のある建設的なジャーナリズム。冒険を愛する4ヶ国語話者。

相馬素美(IDEAS FOR GOOD編集部員)

相馬素美1996年、神奈川県横浜出身。東京音楽大学器楽専攻鍵盤楽器(ピアノ科)、同大学院伴奏研究領域にて研鑽を積む。2020年にハーチ株式会社に入社、IDEAS FOR GOOD、Circular Yokohama等にてサステナビリティに関する幅広いトピックの取材・執筆のほか、企業向けのサステナビリティ研修、展示、地域イベント、ワークショップ等の企画運営を担当。2023年、半年間アイルランドに滞在し、語学研鑽や取材活動を行う。

こんな方におすすめ

  • メディアの発信する情報にモヤモヤすることがある人
  • これからの時代にメディアが果たすべき役割を共に考えたい人
  • AI時代のメディアのあり方に関心がある人
  • 気候変動を解決できる社会を作るメディアのあり方に関心がある人
  • 読むだけではない有機的なつながりを生むメディアのあり方に関心がある人

一般社団法人Media is Hopeとは?

気候変動を解決できる社会を実現するために、さまざまなサポートを行う非営利型一般社団法人。「メディアをつくる側もえらぶ側もお互いに責任を持ち、公平で公正かつ自由なメディアと持続可能な社会の構築」をビジョンに掲げ、気候変動の本質的な解決を目指して、メディアや市民、企業やあらゆるステークホルダーが共創関係を築く架け橋となっています。また、媒体や系列を超えたメディア連携プラットフォームを運営しています。

公式サイト:https://media-is-hope.org/

Media is Hopeイメージ

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