
海洋ごみを自動で回収・分解。海を守る「第8の大陸」構想とは
スロバキアのデザイナーLenka Petrákováは、海洋プラスチックごみ問題を解決しようと、「第8の大陸」と名付けた巨大な海洋ステーションの構想を発表しました。この海洋ステーションでは、太陽光と潮力を利用して得られたエネルギーでごみを回収し、再利用可能な素材に分解します。また、ステーションには研究所も備わっています。海洋の清掃と環境の研究を同時に行うことで、完全に自律して持続可能な海洋保護活動を行うことができるのです。

【わかる、えらぶ、エシカル#18】食を通して季節を味わう。「旬の食材」を買おう
本来食材には季節ごとの気候に合わせて育ち、収穫される「旬」がありますが、売り場で一年中見かける野菜や果物が多くなり、1970年代に比べ近年は一年中販売している食材が増加しています(*1)。日本では、季節のはじめに出てくるものを「はしり」、終わりに出てくるものを「なごり」、その間の出盛りのものを「旬」と呼び、食を通して季節を楽しんできました。こうした習慣はエシカルな視点からみても意義があります。旬食材をテーマに、どのようにエシカルなのかをお伝えします。

廃棄食材で染める服。アパレル発の食品ロス活用プロジェクト「FOOD TEXTILE」
捨てられる予定の食品残渣を染料にアップサイクルし、新たなファッションアイテムを生み出す「FOOD TEXTILE」。繊維商社が立ち上げたこのプロジェクトに秘められた思いとは?

Googleマップ、CO2排出量の少ないルート提案開始へ
Googleが2021年後半から、Googleマップで「CO2排出量の少ない経路」が表示されるようになると発表しました。この施策はアメリカで開始され、その後は他の国でも段階的に展開されていく予定です。

知ることで、守れる。植物研究家が伝える「野草」の魅力
日本に根付いた野草の素晴らしさを国内、そして世界に発信している、野草研究家の山下智道さん。山下さんは、昔からある日本人の野草の知恵や伝統を守るため、古来からの伝統的利用法を紹介したり、独自の分類学を提唱し、「ハーブ王子」という名前で活動されています。今回は山下さんに野草の魅力や、植物の身近にいるからこそ感じる環境の変化について話を聞きました。

生分解性プラも段階的廃止へ。オーストラリアの国家戦略
オーストラリア連邦政府が、プラスチックによる環境汚染をなくすための国家プラスチック戦略を発表しました。他の国では広く許容されている「生分解性プラスチック」の使用も段階的に廃止を進めていきます。

ソールからアパレル業界を変える。世界初の土に還るブランド「GENN」
天然ゴムを発泡してつくられた、土に還るソールブランドGENN(ジェン)。「子供たちが安全に履ける」という機能的な観点から15年ほどかけて開発をし、機能性と環境配慮の両方にこだわったソールを生み出しました。

オーストラリア政府観光局が提唱する「コンシャストラベル」とは?
オーストラリア政府観光局が、日本語公式Webサイトにて、「コンシャストラベル」を紹介する特設ページを開設しました。雄大な自然を旅する気分を味わいつつ、理想的な旅のスタイルを思い描いてみてはいかがでしょうか。

【イベントレポート】Tokyo Meets Doughnut 〜ドーナツ経済学で東京の未来を考えるワークショップ〜
2021年3月5日に行われた「Tokyo Meets Doughnut 〜ドーナツ経済学で東京の未来を考えるワークショップ〜」のレポート記事です。ドーナツ経済学の東京への応用について参加者の皆さんと共に考えました。

貧困家庭の子どもが空き家のリフォームを学び、所有できる教育プログラム
アラバマ州バーミンガムにある「Build UP」という高校では、貧困家庭の子どもが建設について学べる、6年間のフルタイムプログラムを提供しています。プログラムには座学もあれば、実際の建設現場で有給インターンシップに参加する機会も。さらに、子どもたちが古い家を二世帯住宅にリフォームする取り組みも行っており、このときに人々から寄付された家が活躍します。子どもとその家族はプログラムの途中から、この改修された家に住むことができます。

CO2を多く出す航空会社へ環境税を。スウェーデンの気候変動対策
私たちがたくさん乗っていた飛行機は、思っている以上に環境負荷が大きい。そこでスウェーデン政府が、温室効果ガス排出量の多い航空機を使う航空会社に対して、2021年7月から環境税をかけることを発表しました。

財布で手元に収まる循環を。サボテンのヴィーガンレザーブランド「Re:nne」
パイナップルやりんご、マッシュルーム……植物性の素材からつくられる「ヴィーガンレザー」が注目を集める今、新たに誕生したのが「サボテンレザー」の財布。本革に近い質感と生産の際の環境負荷の小ささが特徴のサボテン。それらの特性を生かしながら、サステナビリティと機能性、デザイン性を兼ね備えた財布です。作り手の大久保兄弟は、動物性のものから植物性のものへとシフトしていく必要性を訴えながらも、そのスピードはゆるやかでいいと言います。若い世代が作るサボテンレザー製品を同世代にもっと知ってもらうことで、きっかけを生んでいきたい。そのためには、選択肢として提供しながら、「なぜ?」というところまで伝えていくことも強化していきたい。そんな作り手の熱い想いでつくられたヴィーガンでサステナブルな財布です。

森林破壊を止める。世界の森にテレポートできる、デジタル森林浴ラジオ「tree.fm」
tree.fmというサイトでは、マレーシア、ポルトガル、中国、フランスなど、世界各地にある森の音を聴くことができます。サイトの使い方はシンプルで、画面に表示されるボタン「Listen to a Random Forest(どこかの森の音を聴く)」をクリックするだけ。人々を癒すサービスであると同時に、地球環境の危機に意識を向けてもらうためのツールです。

ポイ捨てごみをコースターに。海洋プラ問題を考える「RETTER」始動
NPO法人グリーンバードが、全国各地でポイ捨てされたプラスチックごみを活用して、アップサイクルするプロジェクト「RETTER」を始動。その第一弾として、コースターを製品化しました!

【全3回ワークショップ】サステナビリティ× 事業開発を、もっとクリエイティブに。「Sense Out」思考とは?
4月6日から開催されるIDEAS FOR GOOD Business Design Labのイベントでは、個人の想いを起点にビジネスを生み出していく「Sense Out(センスアウト)」を専門とし、これまで多くの大企業の新規事業創出に携わり、早稲田大学MBAソーシャルイノベーションの講師を務める合同会社O (O ltd.) 代表の大畑慎治さんをメンターに迎え、自分の「好き」や「感性」を基軸にして新規事業開発やサステナビリティ推進を考えていく全3回の実践型ワークショップを開催します。

メンタルヘルスの改善に。旧たばこ工場がヨーロッパ最大の垂直農園へ
スペインのサンタンデールに垂直庭園が誕生しました。手がけたのは、垂直庭園や都会のグリーン化を専門とする、スペイン・セビリア大学発のスタートアップ「Terapia Urbana」。庭園内には、32種類に及ぶ植物がおよそ2万株植えられています。栽培される植物は屋内でも生存できるよう、太陽光学に基づいた緻密な計算のもと選ばれたものです。