旅するように働く。民泊とコワーキングスペースが融合したZoku

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海外を飛び回りながら仕事をすることが多いビジネスマンや、世界中を旅しながらリモートワークをしたいグローバルノマドにとって、新たなオアシスが誕生しようとしている。

オランダのアムステルダムで今年の6月にオープンしたのは、オフィスと家を一体化させた全く新しい形態のホテル、その名も「Zoku」だ。ホームシェアリングのAirbnbとコワーキングスペースを融合させた宿泊施設といったほうが伝わりやすいかもしれない。

Zokuの語源は、日本語の「家族(かぞく)」。そこに滞在し、働く人々が家族のようなコミュニティを形成するというコンセプトが、いわゆる旧来型のホテルとは大きく一線を画している。

一般的なホテルでは部屋の中心をベッドが占めているのが通常だが、Zokuの部屋はそうではない。例えば最もスタンダードな部屋タイプのZoku loftでは、キングサイズベッドはロフトの上に置かれている。部屋のメインとなっているのはダイニングテーブルやソファなどが設置された、まるで自宅のような心地よいリビングルームだ。

ゲストはこの空間で仕事をすることもできるし、キッチンを利用して料理や食事を楽しむことができる。来客があればロフト上のベッドをブラインドで隠すこともでき、コンパクトながら「暮らす」と「働く」の両方が実現できるスペースとなっている。

また、Zokuには各ゲストの部屋以外にもゲスト同士の交流の場となるソーシャルスペースが用意されている。必要であればこのスペースでコワーキングやミーティングを行うこともでき、食事や卓球などをしながらリラックスして他のゲストと交流することもできる。

民泊とコワーキングスペースが融合したZoku

Image via Zoku Gallery

コワーキングスペースと自分の部屋が一体化したZokuというコミュニティの中で、ゲストは自由に自分自身のワークスタイルに合わせた利用の仕方ができるのだ。価格は一泊あたり120米ドル前後から予約可能となっている。

さらに、同ホテルは環境にも配慮された設計がなされており、ホテルの国際的な環境認証Green Key Goldも取得しているとのことだ。

Zokuによると、最初はロンドンやパリ、ベルリン、コペンハーゲンなどヨーロッパを中心に展開していきながら、今後10年以内にアメリカやアジアも含めて全世界の50ヶ所まで拡大する予定とのことだ。

時間や場所に捉われない新たなワークスタイルを実践している人々にとって、Zokuのような空間はまさに理想的な環境と言えそうだ。世界各地のローカルに生まれたZokuという点のコミュニティが、国境を超えて線でつながれば、そこに新たなグローバルのコミュニティが生まれる可能性もある。

ホームシェアリングとコワーキングの概念を融合させたZokuのコンセプトは、私たちが「暮らす」や「働く」を再定義する時代に来ていることを実感させられる事例だ。部屋の予約は下記から可能なので、興味がある方はぜひコミュニティの一員になってみてはいかがだろうか?

【参照サイト】Zoku
(※画像:Zoku Galleryより引用)

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