民泊代はボランティアで。お金がなくても世界を旅できる「Workaway」

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Ideas For Goodでは以前、フリーランサーが世界中のスタートアップ企業で働き、自身のスキルによって宿泊費を賄いながら旅をすることができる英国ロンドン発のプラットフォームGigRoveを紹介した。

同様に、世界中で働きながら宿泊費を節約することができるのがイギリス人のバックパッカーが立ち上げた「Workaway」だ。ここに登録されているボランティア先では、1日数時間の労働の代わりには食費と宿泊費がかからない。節約しながら海外を旅して、さらに現地の人と触れ合う貴重な体験をしたいという人と、手伝いが必要だが無償で宿を提供できるホストが労働によるシェアリングエコノミーを行うプラットフォームだ。

Workawayには世界中の3万件以上のホストが登録されており、各地でボランティアをしながら現地の生活を楽しむことができる。旅人とホストのエクスチェンジの場ならではの素朴な案件も多く、農場の手伝いや製造業の手作業、庭の手入れなどさまざまだ。農業の繁忙期には世界中からたくさんのボランティアが下宿していることもあり、思いもよらない新たな出会いがあることも楽しみのひとつである。

ホストは必ずしも事業者とは限らず、なかには家事手伝いの案件もある。サイトを眺めながら自分の興味のある国や地域、仕事内容を自分流にマッチングするプロセスはとても楽しい。「世界中にはこんな仕事があって、こんな生き方もあるのか。」という自己啓発にもなる。旅人によるホスト評価や、フィードバックも参考になる。

最初に数千円程度の年間登録費が必要だが、働きながら旅をすると決心がついていれば、決して高い額ではない。カップルで登録すると、1人当たり金額がお得になる。プラットフォームは現在、英語やスペイン語など5か国語に対応している。

ホテルや旅行会社による予約サービスとは異なり、ボランティアと言うあまり商売っ気のないテーマを扱うため、ホスト側の返事の早さや対応にはばらつきがある。時間に余裕をもって計画を立てることが肝要だ。スピード重視なら「ラストミニッツリスティング」で、急ぎでボランティアを探している滞在先だけをフィルターする方法もある。

Workawayは、旅の目的が単なる休息や観光ではなく、自分だけのユニークな体験を求める人にはうってつけのサービスだ。長期休暇中の学生や、一線を退いたシニアの第2の人生設計など、さまざまな活用方法が考えられる。仕事の合間に出掛けて慌てて帰ってくる旅行ではなく、ボランティアとして暮らして「旅人」がそのまま職業になるチャンスだ。

【参照サイト】Workaway