デンマークで学んだ、今日からできるサステナブルな暮らしのアイデア3選

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最小限のモノで暮らすミニマリスト。モノが少ないと部屋だけでなく思考までがスッキリするので、最近ではミニマリストを目指す人が増えている。

一方、「サステナブルな生活をしよう!」と聞くとどう感じるだろうか。「サステナブル」とは「持続可能な」という意味だが、正直わかりにくいし、難しそうだし、今の生活を変えるのは面倒くさい。「わからない」「難しい」「面倒くさい」は、人間が行動を起こすときの障壁となるものだ。

しかし実は、サステナブルな生活をすることはミニマリストへの道にも通じるのだ。ここでは、筆者がデンマーク生活からヒントを得た、今の生活を変えずにすぐに実践できるアイデアを3つご紹介したい。

1. 身近にある材料を利用する

風邪をひいたときは病院に行ったり、薬局で風邪薬を買う人が多いだろう。しかし、市販の薬に頼らなくても、自家製の風邪薬を作ることができるのをご存知だろうか。

たとえば、水にレモンを絞り、すりおろした生姜と数種類のスパイスを加えれば、あっという間に身体にやさしい風邪薬が完成する。どこでも手に入る食材のため、海外でも現地語で書かれたよくわからない薬を目の前に悩む必要はない。

レモンと生姜と紅茶とスパイス

2. 多用途の製品を買う

複数用途で使えるモノが多ければ、全体としてモノが減らせる。重曹が1つの例だ。代表的な使い方は、キッチンやお風呂の掃除用だろう。ほかにも、お風呂に入れれば肌が潤う入浴剤として利用できたり、洗濯機に少し入れて洗えば洗浄力がアップする。

また、ココナッツオイルも多目的に使える優秀な製品だ。ココナッツオイルは食用としてドレッシングやオイルに使えるだけではなく、お肌の保湿材として乳液やオイル代わりになる。また、消臭効果もあるため、制汗剤としても使えるのだ。

ココナッツの実とココナッツオイル

3. 捨てられているモノを活用する

熟しすぎた野菜やフルーツがあったら、そのままゴミ箱に捨ててしまう人も多いだろう。しかし、熟したその柔らかさを利用し、リンゴや梨などのフルーツと人参をすりおろし、ビネガーとオイルを混ぜるとあっという間に手作りのドレッシングができるのだ。添加物もゼロで、身体にもやさしい。

手作りドレッシング

驚きの習慣だが、デンマークでは、ダンプスター・ダイビング(Dumpster Diving)といって、法律に反しない限りスーパーの裏にあるゴミ箱やコンテイナーに捨てられた野菜や果物、乳製品を拾って食べることが許されている。日本だとホームレスをイメージするかもしれないが、デンマークでは学生やベジタリアン、社会活動家などが、節約や環境保護のためなどそれぞれの動機で行っている。

身近なモノを利用して、シンプルに生きる

これらサステナブルなライフスタイルの根底にあるのは、「もっと多くのモノを手に入れる」という考えではなく、「必要最低限のモノで、もっとシンプルに生きる」という考えだ。身近なモノを利用すれば、それが可能となる。

そして、これらのアイデアからわかるように、経済的、社会的、そして環境的に持続可能な暮らしをすることは難しくない。ただ、「本当はなくても困らないモノ」、そして「できるわけない」と思う固定概念をなくす勇気が必要なのだ。