ワニが消えた?Lacosteがブランドロゴを外した理由

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ファッションブランドのLacosteといえば、その左胸のワニのロゴがアイコンになっている。しかし、そのワニが他の動物たちに居場所を奪われてしまった。一体、ワニはなぜ消え、他の動物に居場所を奪われたのだろうか。

これには、絶滅危惧種の動物の保護という話が関わってくる。

現在、地球上には3000種類以上の絶滅危惧種の動物がいるといわれている。一度は耳にしたことがあるであろうジャイアントパンダやオランウータンも、絶滅危惧にさらされている動物だ。国際自然保護連合(以下IUCN)によれば、通常の1000倍の速さで地球上の動物の種が失われているというのだ。

動物の種を失うということは、生物多様性に影響を及ぼし、生態系が崩れることを意味する。簡単な例でいえば、蜂がいなくなることによって、花の受粉が行われなくなり花が咲かなくなるようなことだ。

そんな動物を絶滅の危険に追いやっている原因の1つは、私たち人間に他ならない。森林伐採による生息地の縮小や、違法な密猟、人間の廃棄物などにより、生態系に大きなダメージを与えている。

IUCNはそんな絶滅危惧種の動物を保護している団体の1つで、様々な活動によって、動物の保護に努めている。 そんなIUCNが”Save Our Species”と題したプロジェクトの一環で、ファッションブランドのLacosteと手を取り絶滅危惧種の保護に動き出した。

その動きが、創業85年来初めてとなる、Lacosteのアイコンであるワニを消すことだ。ただ消すだけではない。絶滅危惧種の動物に、このスポットを譲るためだ。今回は10の絶滅危惧種の動物が選ばれ、そのスポットに収まることになった。

ロゴマークが絶滅危惧種の動物になったラコステの白色のポロシャツ

Image vis Lacoste

それぞれの動物が描かれているポロシャツを購入すると、それぞれの動物を保護するための活動費用になる仕組みになっている。

また、それぞれのポロシャツの生産数は、実際に野生に生き残っている数と同じになっており、合計1775枚の数量限定生産だ(それぞれの数量は、こちらから確認)。

いつもとは違うLacosteのポロシャツを購入することによってできることは、保護費用を寄付することだけではない。ポロシャツを着ることによって絶滅危惧種を胸に歩く、つまり、より身近なものに感じられる。

あなたも、いつもとは違うLacosteのポロシャツを着てお出かけしてみてはどうだろうか。もしかすると、その胸のロゴの違いに気が付いた人に声をかけられるかもしれない。そんなときは、絶滅危惧の動物について話をする良いきっかけ にしてみてほしい。

【参照サイト】LACOSTE
【参照サイト】Lacoste’s Iconic Crocodile Makes Room for 10 Endangered Species on Brand’s Polo Shirts
【参照サイト】There Are More Endangered Animals Than Ever. Here’s What to Know on Endangered Species Day
【参照サイト】Endangered Species
【参照サイト】New technologies making it easier to protect threatened species