あなたは「フセイン」と働きたい?自分の中にある無意識の差別意識に気づかせるWebムービーが公開

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まずは、あなた自身の目で動画を確かめてみてほしい。

「アイ アム フセイン―私はフセインです。」
そう耳にしたとき、あなたが思い浮かべたのは誰だっただろうか?

動画が進んでいくと、はっとする。
ここで登場するフセインという名は、「かの」フセインを指しているわけではなかった。

中東の空

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「肌の色、瞳の色……そんなもので人を判断したりなんかしない。私は差別なんかしない」
そう思っていた自分の中にも、偏見の種が存在していたことに気づく。

12 月 10 日の「世界人権デー」にあわせてこの動画を公開したのは、外国人雇用のサポート事業を手がける株式会社グッドマンサービスだ。同社は動画を通して、人種や国籍、性別だけでなく、「名前」というごく身近なものに対しても差別や偏見が存在するのだということを示した。「犯罪者や問題人物と同じ名前」だというたったそれだけのことで就労が困難になってしまう、という現状に警鐘を鳴らしたのである。

いろいろな名前の書かれたふせん

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過去にも「名前による差別」の例は多数存在している。例えば、2008年のアメリカ合衆国大統領選の際。当時候補者だったオバマ氏に対し、彼のミドルネーム“フセイン”を理由にネガティブキャンペーンが行われたことをご存知だっただろうか。

オバマ氏も、動画に出てくるフセインさんも、「フセイン」という名前を持つというだけだ。ただそれだけなのに、偏見に満ちたまなざしを向けられてしまう。仕事がほしい、家族と一緒に暮らしたい、そんなささやかなことしか望んでいないのに。

砂漠にいる父と子供

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日本では先日、外国人労働者の受け入れを拡大する改正出入国管理法が可決され、来年4月の新制度導入を目指して準備が進められている。数か月後には、あなたの会社にも「フセイン」さんが応募してくるかもしれない。そのときあなたは、名前に囚われず、ほかの人を見るのと同じ目線でフセインさんと接することができるだろうか?

未来の同僚をあたたかく迎え入れるために―
この動画をきっかけに「自分でも気づいていない偏見の芽はないか」「知らないうちに誰かを差別してしまっていないか」改めて自分の心の中を探ってみるのはいかがだろうか。

【参照サイト】I am Hussein.
【参照サイト】I am Hussein.(アイアムフセイン)<動画>/ Goodman Service
【参照サイト】オバマ氏、大統領就任式で「フセイン」名略さず
【参照サイト】改正入管法、未明に成立=政府、来年4月導入へ準備-外国人就労を拡大