象を絶滅から守る。身につけて訴えるジュエリー「Tiffany Save the Wild」コレクション

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象は今、絶滅の危機に瀕している。IUCN(国際自然保護連合)の2016年のデータによると、アフリカ大陸の象は過去10年間で少なくとも11万頭減ったという。象牙の違法取引や密猟により殺されていく象が多く、その数は毎年3万頭に上る。

ジュエリーブランドのティファニーは、象の反密猟、反違法取引、そして象牙需要の削減を目指す野生動物保護ネットワークをサポートするために、2017年8月から「Tiffany Save the Wild」コレクションを発売している。同コレクションの売上利益の100%を野生動物保護ネットワークに寄付しており、2019年12月末までに総額400万米ドル(約4億5千万円)の寄付をすることを予定しているという。

Tiffany

画像提供: TIFFANY&CO.

Tiffany

画像提供:TIFFANY&CO.

現在Tiffany Save the Wildコレクションはゾウ、サイ、ライオンのチャームで展開されている。

Tiffany Save the Wildコレクションは動物のデザインになっているため、野生動物保護の問題について視覚的に訴えられる。「そのネックレス、可愛いね」という何気ない日常の会話から、ネックレスの背景にある象の絶滅について考えを巡らすきっかけにもなるだろう。

たとえばInstagramの「#tiffanysavethewild」というハッシュタグを見ると、著名人含め多くの人が同コレクションを身に着けた写真を投稿している。最近ではモデルのローラ氏も、Instagramでこの取り組みについて発信し、話題となった。

同社はTiffany Save the Wildコレクション以外にも、ティファニー財団を設立して責任ある採掘活動に貢献している非営利組織に助成金を交付したり、2013年~2020年の期間で温室効果ガスを15%削減する目標を掲げていたりと、自然環境のサステナビリティに貢献する意欲を強く持っている。ジュエリーを購入したいと考えている人は、デザインや価格はもちろんのこと、その会社の企業文化を見て選んでみるのも良さそうだ。

【参照サイト】 象牙取引問題
【参照サイト】 Tiffany Save the Wild

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