日々の生活の中で、自分自身の感覚に浸る時間が、私たちにどれだけあるだろう。ただひたすら心が踊る瞬間、抑えきれないくらいに怒りを感じる瞬間、どうしようもなく悲しみに暮れる瞬間。忙しく毎日を過ごしていると、そんな瞬間はいつの間にか通り過ぎてしまう。
たまには、それらしい理由や目標は脇に置いて、自分らしい感覚に浸る時間をつくってみてはどうだろうか。
そんな時間をつくるのに有効な手段が、“旅”だ。
旅はいらないものをそぎ落としてくれる。肌で感じて、向き合って、戸惑って、決めて、失敗して、また感じて、考えて、決める。両腕の中に抱えている、たくさんの“大切だと思っているもの”を見直して、本当に手にしていたいものを見つけることができる。
今回、IDEAS FOR GOODが紹介するのは、そんな“わたし”の感覚に浸ることができる旅のプログラムだ。
旅の舞台はカンボジア。訪れるのは、以前IDEAS FOR GOODで紹介したカンボジアのエシカルブランド「SALASUSU(サラスースー)」の工房。そして、自然と古代と、村人の暮らしを体験することができるサンボー・プレイ・クック遺跡群だ。
今回は「SALASUSU」と、サンボー・プレイ・クック遺跡群とそれを取りまく村の暮らしの中にあるたくさんの素敵な人と出来事との出会いを届けている「Napura‐Works」が「Life Journey〜人生の旅を感じる7日間〜」を2019年9月17日(火)〜9月23日(月)にかけて提供する。
飛行機から降りて、東南アジアの熱い空気に触れた瞬間に、その旅は始まる。
SALASUSUの工房で出会えるのは、生まれた国も文化も、言葉も違う作り手の女性たちだ。工房では、家族を支えるためにひたむきに仕事に向き合う女性や工房の託児所に赤ちゃんを預けて働くお母さん、ものづくりの楽しさと誇りを知った50人の女性が働く。彼女たちが暮らす農村に行き、普段の暮らしを覗く。そして、カンボジア料理の給食を作り手の女性たちと一緒に食る。ものづくりの様子を見たり、一緒に作ってみたり。彼女たちの人生に触れることで、自分から他者へ、意識と心を向けていく。
工房を訪れた後はシェムリアップを離れ、カンボジアの真ん中に位置するコンポントムという街へ。便利な道具はないけれど、私たちと同じようにご飯を作り生活を営む村の様子に触れる。村に流れるゆったりとした時間の中で、そこで暮らす人々の話に耳を傾ける。
旅の中盤に訪れるのは、カンボジアの第3の世界遺産に登録されたサンボー・プレイ・クックだ。そこでは、感性を解き放って、暮らすことに集中する時間を過ごす。ときには土に手を触れたり、大きな幹に両手いっぱい広げてみたり。そして1400年前からある遺跡の中で、自分の内なる声に耳を傾ける。
旅の終わりは、再びSALASUSUの工房へ。6日間で感じた想いを旅で出会った人々と共有する。そうして帰国の飛行機に乗る頃には、新たな自分を発見し、またそれぞれのLife Journeyに向かうエネルギーがみなぎっていることだろう。
そしてこの旅には、自分自身の人生と向き合い、輝く女性たちも一緒だ。彼女たちと、参加者同士と、交流を深めあい、人生の中で大切な7日間を過ごしてみてはいかがだろうか。
旅を共にする女性たちからのメッセージ
吉川舞さん (Napura-works 代表):
人生の旅を感じる=頑張らなくていい、穏やかに生きよう、ではなくて“目の前にある一瞬の集合体が私たちの人生と思えたら、いまこの瞬間の心のあり様もちょっと変わってくるかも“ということなんです。これからの時代への不安を超えて、100年と言われる人生を軽やかに生きて行く手がかりをこの旅の中で一緒に探してみませんか?
横山優里さん (SALASUSU 共同代表):
新卒で就職した会社を3年で辞めて、26歳のときにカンボジアへ。
アクセル全開で飛び込んだその地で一番問いかけられたことは、「どう生きていきたいか」ということでした。この先の人生をゆっくり考えたいと願ってる方がいたら、ぜひ一緒に旅をしませんか?
橋本沙耶加さん (SALASUSU ツアー部門担当):
雨季に入ったカンボジア。
青々としはじめた大地をぼーっと眺め、
昔はまっすぐ伸びる椰子の木のように
たくましくありたかったなーと。
でも今は、灼熱の太陽もスコールも気持ちよく浴び、
時には風になびく稲のようなしなやかさが欲しい。
そんな自分の変化に気づくこと、
思わずそれを口にしたくなること、
旅の中で、そんな時間を一緒に過ごしましょう。
プログラムの概要
プログラムの詳細
場所 | カンボジア |
実施期間 | 2019年9月17日(火)~2019年9月23日(月)6泊7日 |
定員 | 12名 |
参加費 | 310,000円 【含まれるもの】航空券代(成田〜シェムリアップ間)、滞在中の食事代、5泊分の滞在費、サンボープレイクック遺跡の入場料、カンボジア国内の移動費、プログラム費) 【含まれないもの】燃油サーチャージ、諸税、ビザ代、海外旅行保険代、他 |
スケジュール |
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プログラムURL | https://www.lifejourney-cambodia.salasusu.com |
共催団体 | SALASUSU / Napura-works |
メディアパートナー | IDEAS FOR GOOD |
IDEAS FOR GOOD編集部のおすすめポイント
- 都会の忙しさから離れ、自分自身と向き合うことができる
- SALASUSUの工房を訪れ、他国で働く女性の人生に触れることができる
- 農村の生活に触れ、暮らしに集中する時間を過ごすことができる
- カンボジアを知り尽くしたエネルギッシュな女性たちと旅ができる
- 旅を通して、参加者同士で絆を深めることができる
- 人生について、誰かと一緒に考えることができる
いつもと違う環境で、いつもと違う人々と、少しだけ日頃の自分を離れてみる。そうすることで、新しく見えるものがきっとあるはず。
「自分はこれからどうなるんだろう」「人生をもっと、輝かせたい」「いまがすごく楽しいけれど、もっと自分自身と向き合いたい」そんなことを考えているアナタに、ぴったりの旅です。
参加を決めるにあたっての不明点など、オンラインでの相談も承っております。お気軽にご相談ください。
イベントを開催します!
7月20日(土) に、SALASUSUの横山優里さん、カンボジアのコンポントムで活動するNapura-worksの吉川舞さんをゲストに、両社が共同開発した旅「Life Journey~人生の旅を感じる7日間~」のプレセッション「蔵前たびトーク! Life Journey 〜カンボジアと日本をつなぎ、これからの生き方・働き方を考える!~」を行ないます。
生き方・働き方を日本を少し離れて考えてみる「Life Journey」を提唱するふたり。今、なぜLife Journeyが必要なのか?なぜ、カンボジアなのか?!
カンボジアを拠点に働く女子ふたりとの対話から、今、日本で生き、働く自分自身を見直すきっかけになるかもしれません。旅に参加する人もしない人も、生き方・働き方に悩む人もそうでない人も……何かが気になる!というすべての方にご参加いただけます。
開催日時 | 2019年7月20日(金)14:00~15:00(受付:13:30~) |
場所 | アトリエそらとひと 東京都台東区蔵前4丁目30−7 ※都営浅草線・蔵前駅から5分、ビンテージビルの2階になります。 |
参加費 | 無料 |
定員 | 7名限定 |
イベントURL | https://soratohitotabitalk.peatix.com/ |
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Image by SALASUSU