感受性を耕し、感性を豊かにする旅 in 北海道東川町

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就職してからいままで、ずっと休むことなく走ってきた。でも、最近はふと「このままでいいのだろうか?」と不安に思うことがある。「このまま今のレールを走り続けた先に、本当に自分が求めている幸せはあるのだろうか?」と。

でも、そんなモヤモヤを抱えながらも忙しく過ぎていく日々のなかで、なかなか立ち止まることができず、結果として次の決断を先延ばしにしている。「いまの生活に大きな不満があるわけでもないし。」そう自分に言い聞かせながら。

今回ご紹介するのは、そんな人にぜひ体験してほしい企画だ。旅の舞台は、北海道・東川町。

北海道・東川町ってどんなところ?

北海道のほぼ中央に位置するまち、東川町。東川町は、まるで北欧のどこかの国のような、山の麓にある自然豊かな「写真」のまちである。まち全体が北海道最高峰の旭岳の恩恵を受けており、山の雪解け水がゆっくりと時間をかけて流れてくる地下水を生活水とする、北海道で唯一上水道がないまちとしても知られている。

旭岳 Image via Shutterstock

アウトドア、食、暮らし、とすべてにおいて魅力の詰まったこの場所には、北海道県外からその魅力を求めて移住してくる人も多く、まちは個性豊かな人たちで溢れている。そんな東川町で、旭岳の恵みを存分に味わい、暮らす人たちの哲学に触れながら、感受性を耕し、感性を豊かにする3日間の旅が開催される。

東川町の3日間は、あなたにとって何色ですか?

目が醒めるような畑のみどりと青空に包まれて、トラックの荷台でガタゴトと旅をする。朝ごはんの採れたて卵は、やさしいはちみつ色。久しぶりに傘をささずに濡れた雨は思ったよりも透き通っていた。「なんだ、わたしの感受性もまだまだ捨てたもんじゃない。」自然の色が豊かな東川町で、わたし色を見つける旅をしてみてはいかがだろうか?

DAY1:日常から離れ、自分の感受性に気づく

初日は都会モードから余白モードへとゆっくりと切り替えていく時間。東川町の雄大な自然に囲まれる中で、美味しいご飯を参加者と会話しながら味わったり、森の中をゆっくりと散歩したり、五感を使って世界を感じることに意識を集中させていく。そうすることで、自分の中に余白がうまれ、世界をあらゆる視点から捉え、感じるとることができるようになる。

DAY2:手を動かしながら、感性を紡いでゆく

2日目は「感じる」ことから「つくること」にシフトする時間。日の出と共に目覚め、ファームレラさんの養鶏所にお邪魔して採りたて卵をもらう。卵を使ってみんなで朝ごはん作り。午後はカメラを使った写真のワークショップ。東川町を舞台にカメラを通して表現していく楽しさを体験する。夜はみんなで焚き火を囲んで対話。ぽつりぽつりと感じことを言葉で紡いでいこう。

DAY3:旅で出逢ったヒントから自分の物語を編む

最終日は、都会に戻っても心の中に”東川町”を持ち帰れるように、自分の物語を編み、日常へと繋げていく時間。初日から最終日までで出逢った東川町で暮らす人たちの想いや哲学(生き方)に触れながら気づいたことを丁寧に対話し振り返りながら、それぞれの未来を一緒に想像していく。最後は自分の物語を作品に。どんな物語になるかは旅の最終日までのお楽しみ。

プログラムの概要

日程 2019年8月30日(金)〜9月1日(日)
旭川空港集合 13:00 ※飛行機のご参考 AIRDO/ANA 12:50着
旭川空港解散 16:00 ※飛行機のご参考 JAL 16:25発
場所 北海道東川町
宿泊場所 東川町キトウシ森林公園 コテージ
※コテージ1棟で宿泊をします。男女別の相部屋となります。
募集人数 6名
参加費 2泊3日 42,000円
・2泊3日の宿泊代・6食分 夜・朝・昼・夜・朝・昼の食事代
・現地の交通費(車を利用)
・現地コーディネート・プログラム費
※集合地(旭川空港)までの交通費は、各自でご負担ください。
※今回はパイロット企画のためパイロット版の価格となります。参加者のみなさまには旅のフィードバックをお願いできればと思っております。

大人の人生の学校「Compath」について

今回の旅を主宰するのは、「~人生に、豊かな寄り道を~」をテーマとする大人の人生の学校「Compath」だ。Compathは、デンマークで「人生の学校」と呼ばれているフォルケホイスコーレに滞在したことをきっかけに、人生を豊かにするための学校が日本にも欲しい!と思い立ち、2021年にむけて設立奮闘中のゆとり世代教育女子2人組によるプロジェクトである。

主宰メンバーのご紹介

安井早紀【compath運営】


ずっと都会育ちだったけれども、昨年夏から島根県に移住して、教育×地域活性のお仕事。東川町に行ったのが移住直前、ターニングポイントとともに新田さんと東川町がありました。都会を離れて自然の中にいると、色々なものが削ぎ落されて自分の感性や本質だけが残る感覚が大好きです。子供のころの感性を思い出すような夏休みになったらいいなあ、と楽しみです。

遠又香【compath運営】


学びをデザインする仕事に従事。デンマークの旅で出会った人たちの「生きる哲学」に感銘を受け、人生を豊かにする学校を日本に作れないかと奮闘中。東川町との出会いは2018年の夏。新田さん夫妻の考え方や想いに触れることで自分自身にもたくさんの気づきがあったことから、今回の旅を企画することに。「人間らしく生きられる町」と新田さん夫妻が呼ぶ東川町でどんな時間をみなさんと過ごせるのか今からわくわくしています。

新田由憲さん/みゆきさん【東川町/ファーム・レラ】


東川町で養鶏業を営むご夫婦。娘を想う新田夫婦の愛情から生まれた「大雪なたまご」は、家畜飼料から安心安全の体に優しい卵。養鶏業以外にもエコツアー・カフェ運営・米作りなど、「持続可能な、食べ物を自給する暮らし」を軸にいままでもこれからも挑戦中。最近興味があるキーワードは「コレクティブハウス」。

飯塚達央さん【東川町/写真家】


東川町在住の写真家。旅では写真を使ったワークショップにご一緒いただきます。

IDEAS FOR GOOD編集部のおすすめポイント

IDEAS FOR GOOD編集部も注目している、デンマークにある大人の寄宿学校「フォルケフォイスコーレ」。その日本版の開校準備を進めているCompathプロジェクトによる、手づくりのパイロット企画だ。

フォルケフォイスコーレに興味がある方や、都会の喧騒を離れて自分の人生やキャリアについて見つめなおしてみたい方、新しいチャレンジに向けてエネルギーを充電したい方などにとてもおすすめである。

豊かな自然と美味しい食事、地域の人々、参加者の方々との触れ合いにより、自分が本来持っていた感性を取り戻し、自分にとって本当に大切なことをクリアにしてみよう。

プログラムの詳細・お申し込みはこちらから

今回の企画に興味をお持ちの方は、下記より詳細をご確認ください。

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