2021年3月で、東日本大震災が発生してから丸10年が経過する。

10年の間に、様々なことがあった。大小問わず何度も地震が起き、テレビで続けざまに豪雨被害のニュースを見ることもあった。そのたびに、自然災害の恐ろしさを痛感し、しばらくは懐中電灯を枕元に置いて寝たりするのだが、数日経つと忘れてしまう。そんな人も少なくないだろう。

防災は重要だが、普段から有事に備えるのはなかなか難しい。そこで今回は、日常に馴染む防災グッズを紹介したい。

それが、日常から災害時まで使える“防災ふろしき”だ。

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こちらの防災ふろしきは、日本有数の“旗どころ”群馬県桐生市で、創業128年の歴史をもつ朝倉染布株式会社と防災Plannersプロジェクトのコラボレーションで誕生した。ふろしきは超撥水素材でできており、傘の代わりとして使用したり緊急時に水を溜めてバケツにしたりすることもできる。もちろん、エコバックや包装として普段使いすることも可能だ。

有事の際に手元になければ意味がないが、使用頻度の低いものを常に持ち運ぶのはハードルが高い。だからこそ、防災ふろしきは日常、災害時問わず、様々なシーンで使えるデザインを採用したという。

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ふろしきにあるQRコードを読み込めば、首相官邸の災害サイトに飛ぶことができる。│Image via アイクリエイト

また、防災ふろしきは、自然環境中で分解されにくいPFOA（パーフルオロオクタン酸）を含まない、環境適合型の撥水剤を使用するなど、サステナビリティを意識した製造を意識している。

毎年この時期が来るたびに「防災」の2文字が頭をよぎるが、なかなかアクションにつなげられない──そんな風に感じている人でも、日常に溶け込む防災グッズなら手に取りやすいだろう。こうしたグッズをきっかけに、少しずつでも「備える」ことが当たり前になっていくことを願う。

【参照サイト】水も運べる！超撥水素材の【防災ふろしき】エコバッグや傘にかわって日常のおともに！
【参照サイト】防災ふろしき│Planners Marche