マクドナルドが2025年までに目指す、ハッピーセットのプラスチックフリー化

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子どもたちが大好きなマクドナルドのハッピーセット。1987年に登場してから、子どもたちを中心に常に人気を集めている。

2021年9月21日、マクドナルドは、ハッピーセットのおもちゃに使用されているプラスチックの削減を、日本を含む全世界で実施すると発表した。2025年末までには、世界で販売されるハッピーセットのおもちゃを生物由来材料・植物由来材料・認証済み繊維など、より再生可能な材料・リサイクル材・認定済み資材から製造する意向だ。そのために、化石資源由来の原料を使用したをおもちゃの素材を段階的に変えていき、2018年と比較して、プラスチックの使用量を約90%削減することを目指す。

すでに、イギリスとアイルランド、フランスの店舗ではプラスチック製のおもちゃの提供を中止しており、企業としてプラスチックの使用量が約30%削減された。

日本では、遊ばなくなったハッピーセットのおもちゃを店舗で回収し、店内で使用する緑色のトレイやリサイクルBOXに生まれ変わらせる「マックでおもちゃリサイクル」を2018年から実施。2020年には、年間約270万個のおもちゃを回収した。

多くのおもちゃが姿を変え、今でもマクドナルドの店内で生き続けている。また、ハッピーセットのおもちゃの選択肢として、プラスチックを使っていない絵本もしくは図鑑も選べるようになっている。

ハッピーセットが大切にしているのは、“子どもたちに夢中になって楽しんでもらいたい”という想い。その想いを原動力に、これまでディズニーや話題のアニメキャラクターとコラボレーションしたおもちゃを開発してきた。サステナブルな素材に移行してからも、その想いは変わらずに、より時代に合ったおもちゃを提供していくという。

ハッピーセットのおもちゃがサステナブルな素材になることで、これまで環境問題に興味がなかった子どもたちも関心を抱くだろう。まずは、身近に実施している「マックでおもちゃリサイクル」に親子で参加してみてもいいかもしれない。使わなくなったおもちゃが、店内で使用されている緑色のトレイに変身していると知ることが、サステナブルな行動をする次世代を育てる。

【参照サイト】ハッピーセット®のおもちゃにおけるプラスチックを大幅に削減

※本記事は、ハーチ株式会社が運営する「Life Hugger」からの転載記事となります。

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