テーマは「ボディ・ニュートラル」多様な体型のトレーナーが登場するフィットネスアプリ

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フィットネスジムに行くと、ボディラインがくっきりと出る衣服を着ている人が多い。健康や理想的な体型づくりのために運動をしたいが、周りの鍛えられた体型と自分の体型を比べてしまったり、初心者は行きづらい雰囲気もあったりして、ジムから足が遠のいている人もいるのではないだろうか。

新型コロナウイルス感染症が流行し始めた2020年からは、オンラインフィットネスが注目を浴びた。自宅から参加できる気楽さもさることながら、人目が気にならず、体型を含めた見た目への悩みを持つ人にもうってつけだ。

今回ご紹介するのは、アプリ「Joyn」だ。どのような体型の人でものびのびと、体を動かせるように設計されたアメリカ発のオンラインフィットネスで、ヨガ、インターバルトレーニング、ピラティス、ストレッチなど、10分から1時間程度のものまで、幅広いエクササイズをライブで提供する。

特筆すべき点は、人はいつも「理想的な体型(=スレンダー)」でなければならない、という固定観念を助長させない配慮がなされていることだ。このアプリでエクササイズを行うトレーナーは、さまざまな体型、アイデンティティを持つ人たちである。太っている状態や痩せている状態を「ありのままに愛そう」と伝えるわけでもなく、ただその姿でレッスンを提供してくれるのだ。

 

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Joynでは多くのクラスが行われており、立って行うエクササイズのほかにも、座ったまま、横になったまま行なえるパターンもある。これにより体重や障がい、年齢など、さまざまな理由で運動能力に制限がある人でも手軽に始めることが可能になっているのだ。

アプリのキャッチコピーである「Every.Bodyの運動」は、「Every body:あらゆる身体」と「Everybody:みんな」を掛けているようで、身体へのコンプレックスを感じている人を包括する姿勢が感じられる。

人の身体や容姿に対するコンプレックスや偏見を解消するため、多様な体型に対してポジティブな気持ちを持とうとするボディ・ポジティブの考えが広まりつつある。しかし、そうは言っても悩みは尽きなかったり、考えを受け入れることができないときもある。

そこで生まれたのが、ボディ・ニュートラルの考えだ。身体に対する考えや悩みもありのままに受け止め、自然体でいることや、日々私たちを動かしてくれる身体の機能に感謝するようなムーブメントである。

身体に対する偏見を助長させず、さまざまな運動能力の人が参加しやすいオンラインフィットネス「Joyn」。「自分のためのアプリだ」と思った人は、ぜひ「ジョイン」して楽しく身体を動かしてみてはいかがだろうか。

【参照サイト】joyn – movement for every.body
【関連ページ】ボディ・ニュートラルとは・意味
【関連ページ】ボディ・ポジティブとは・意味

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