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ボディ・ニュートラルとは・意味

ボディニュートラル

ボディ・ニュートラル(Body neutral)とは?

歌手のテイラー・スウィフトやビリー・アイリッシュ、俳優のジャミーラ・ジャミルなどに支持されるボディ・ニュートラル、またはボディ・ニュートラリティ。自分の体型に関する自分の考え方を、そのままに受け入れようというムーブメントである。

現在、欧米を中心に巻き起こっている「社会が何と言おうと、どのような体型でもその人はありのままで美しいのだ」というボディ・ポジティブの考えとは違い、「自分の体型が気に入らないときがあってもいい」と中立的に許容するような考えだ。

ボディ・ニュートラルでは「痩せたい」「セクシーさを強調したい」「ふくよかでいたい」と思うのは各人の自由で、無理にコンプレックスを乗り越えようとしたり、現在の自分の体型に対してポジティブになったりする必要はない。

ありのままの自分を愛せと言われても、自分の体型がまず好きじゃないからなぁ……と振り切れない人や、ポジティブな言説に少し疲れている人には自然と理解しやすい考えである。

ボディ・ニュートラルの考えが生まれた背景・課題

ボディ・ニュートラルやボディ・ポジティブが注目されるようになった発端には、ボディシェイミング(外見を馬鹿にする行為)や体型による差別がある。

また、極端に痩せた広告モデルの起用や、それを賞賛するような文化は、一見問題が無いように見えるが、それを見た人々に「自分もこうならなきゃ」「こうなれない自分は本当にダメだ(だらしない)」と思わせる効果がある。そして、リスクのある手術や過激なダイエットなどをしてまで痩せたいと思うと、特に若年層の健康危機や、メンタルヘルスの低下などが起こる。

1969年、アメリカで「太った人の人権」を支援するための全国協会(NAAFA)が立ち上がった。1996年には、ウェブサイト「bodypositive.org」が立ち上がり、「ボディ・ポジティブ」という用語が生まれた。痩せていることだけが、価値のあるものではないのだと人々に知らせるための運動だ。

しかし、コンプレックスを拭って自分をありのままに愛すことが難しい人もいる。そこで登場した言葉が「ボディ・ニュートラル」だ。

ボディ・ポジティブとの違い

ボディ・ポジティブ(ボディ・ポジティビティ)と。ボディ・ニュートラルの違いを解説するのに、1枚の画像を引用しよう。

ボディ・ポジティビティ(画像左)

  • 体の受け入れ方に関するムーブメント(体を愛す)
  • すべての人が、ありのままの自分の体型を愛せるように
  • 社会や周りが何と言おうと、あなたの体型は美しい

ボディ・ニュートラリティ(画像右)

  • 体の受け入れ方に関するムーブメント(体に対して自然体でいる)
  • あなたの外見があなたの中身を決めるわけじゃない
  • いつも、ありのままの自分の体型を愛さなくていい
  • 体型がどう見えるかではなく、体があなたのために何をしてくれるかが大事(たとえば、足は速く走ってくれる、など)

ボディ・ニュートラルは、コンプレックスをなくすどころか、逆に自己否定や強迫観念に陥らないようにすべく、体に対して自然体でいることに主眼が置かれている。

ボディ・ニュートラルな考えを実践する

ボディ・ポジティブにしても、ボディ・ニュートラルにしても、どのような体型がその人にとってベストな健康状態を維持できて、美しいと思っているかは自由で、他人があれこれ口を出すことではない、というのが基本の思想だ。そのうえで、ボディ・ニュートラルは見た目ではなく、体の機能や中身により着目している。

俳優ジャミーラ・ジャミルは、ファッションブランドのトミーヒルフィガーと共同で「ボディ・ニュートラルに関するオンライン講座」も立ち上げている。

ありのままで美しい、だからこのままでいい。と自分を納得させることに抵抗がある人は、ぜひこのボディ・ニュートラルの考え方を取り入れてみるといいかもしれない。

【関連ページ】ボディ・ポジティブとは・意味




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