【1/17開催】サーキュラーエコノミーと脱炭素、両立のジレンマをどう克服するか?〜Circular X〜

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※本記事は、ハーチ株式会社が運営する「Circular Economy Hub」からの転載記事となります。

Circular Economy Hubがお届けするオンラインイベント「Circular X(サーキュラーエックス)」。2024年1月は特別編として「サーキュラーエコノミーと脱炭素、両立のジレンマをどう克服するか?」を開催します。


気候変動対策の国際的な枠組みであるパリ協定の下、主要各国は2050年にネットゼロ(脱炭素社会)の実現を目標に掲げ、グローバル展開する企業を中心に同様、または前倒しで目標を設定して取り組みを進めています。その一方で、気候変動対策やサーキュラーエコノミーの実践が盛り込まれているSDGs(国連持続可能な開発目標)は、2022年時点の達成状況が67%弱にとどまり、17の目標を個別に見ても世界レベルで達成できると予測されるものは一つもないと指摘されています。*

*「Sustainable Development Report(持続可能な開発報告書)2023」より

未来へのタイムラインが少しずつ進んでいく中で、サーキュラーエコノミーと脱炭素は同時に推進することによってともに成果を上げることが求められていると言えます。しかしながら、現状は必ずしもそのような方向に進んでいないことを示唆する研究成果が、国立環境研究所社会システム領域脱炭素技術評価研究室・畑奬研究員らのグループによって発表されました。

それによると、製造の際のリサイクル材の使用や最終製品のリサイクルなど資源生産性や循環利用率に関わる物質フローが改善しても温室効果ガス(GHG)の排出量が増えたり、逆に物質フローが悪化してもGHG排出量が減ったりするなど、サーキュラーエコノミーと脱炭素社会化との両立に向けては相反する場面が多く存在することが分かりました。サーキュラーエコノミーを進めると、脱炭素は後退してしまうのか。両者を同時に実現することはやはり困難なのか——。

そこで今回は、国環研の畑研究員にご登壇いただき、サーキュラーエコノミーの推進と脱炭素に向けた取り組みは一体どのような相関関係にあるのか、研究成果に基づきさらに詳しく具体的に解説していただきます。その上で、サーキュラーエコノミーと脱炭素との両立のジレンマをめぐる悩みや克服へのヒントを、ご参加の皆さんと一緒に考えていきます。

2024年最初のCircularXは特別編として、これからの時代のビジネスのあり方、地域での取り組み方を考える上で必須となる知識と視点を得られる機会となります。ぜひこの機会をお見逃しなくご参加下さい。

スピーカー

畑奬 氏:国立研究開発法人 国立環境研究所 社会システム領域 研究員

畑奬 氏京都大学大学院エネルギー科学研究科修了後、2020年より国立環境研究所に入所。資源循環領域准特別研究員を経て、2023年より社会システム領域研究員。東京大学新領域創成科学研究科博士後期課程(2024年3月修了見込み)。専門は環境システム学で、サプライチェーンを通じた資源管理、脱炭素・持続可能な社会に関する研究に従事している。

イベント概要

    • 日時:2023年1月17日(水)19:00-20:30
    • 定員:30名(先着順)
    • 料金:無料
    • お申し込み方法:こちらのPeatixページよりお申込下さい。

    内容

    • 畑氏による本研究成果についての解説
    • 質疑応答
    • ブレイクアウトディスカッション
    • 「サーキュラーエコノミーと脱炭素、両立のジレンマを乗り越えるために」
    • まとめ

    当日の流れ

    19:00~:オープニング(5分)
    19:05~:畑 奬 氏による解説レクチャー(45分)
    19:50~:ブレイクアウト
    20:10〜:全体ディスカッション
    20:30:終了予定
    ※上記時間は目安です。進行状況に応じて変更する場合がございます。

    Circular X 開催の主旨と背景

    カーボンニュートラル移行の動きに呼応してサーキュラーエコノミーが加速化するなか、概念を的確に捉え、具体的実践へ移すことが求められています。また、その議論や実践内容は日々アップデートされています。Circular Xは、Circular Economy Hub編集部からのインプットと各業界・領域のフロントランナーの皆さまの実践や知見とを掛け合わせながら、ご参加いただく皆さまとともにサーキュラーエコノミーを深める化学反応を起こしていくことを目的としています。

    プログラムを通じた到達イメージ

    • サーキュラーエコノミー実装に向けて、自組織で推進する準備をする
    • 国内外のサーキュラーエコノミー動向について理解を深める
    • サーキュラーエコノミー推進に向けてのネットワークを築く

    対象者

    • サーキュラーエコノミーの基礎について学びたい方
    • サーキュラーエコノミーの概念をおさらいしたい方
    • 所属組織内でサーキュラーエコノミーを推進する立場にある方
    • サーキュラーエコノミーに関する新事業を立ち上げたい方
    • サーキュラーエコノミーに取り組む方々とのネットワークづくりをしたい方
    • 上記に関わらず、サーキュラーエコノミーに関心のある方ならどなたでも

    主催

    Circular Economy Hub:Circular Economy Hub は、ハーチ株式会社が運営するサーキュラーエコノミーの推進を目的としたオンラインプラットフォームです。国内外のサーキュラーエコノミーに関する最新情報や事例、洞察、イベント・ワークショップ、体験プログラム、ネットワーキング、マッチングなどを通じてサーキュラーエコノミーを推進したい企業や団体、自治体の皆様を支援します。
    URL:cehub.jp

    ハーチ株式会社:Content Marketing for Good(社会をもっとよくするコンテンツマーケティング)をコンセプトにウェブメディアを事業を展開。世界のソーシャルグッドなアイデアマガジン「IDEAS FOR GOOD」では2019年に欧州6ヶ国(オランダ・イギリス・フランス・ドイツ・ノルウェー・フィンランド)でサーキュラーエコノミーに取り組む企業・団体50社以上の取材を実施。欧州の先進的な事例を基に日本でもサーキュラーエコノミーの推進を加速したいと考え、2020年3月に「Circular Economy Hub」をローンチ。現在は神奈川県横浜市で「Circular Yokohama」も展開中
    URL:harch.jp

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