【3/31-4/2】ごみの出ない音楽フェス「DGTL」を体感する、オランダのサーキュラーエコノミー視察ツアー
煌びやかな音と光の演出や、人々の熱気、夢中で踊る若者たち──オランダ・アムステルダムの音楽フェス「DGTL(デジタル)」は、その素晴らしい音楽体験はそのままに、世界で最もサステナブルな運営を行う異色の音楽フェスティバルだ。
「家で寝転んで過ごすよりもサステナブル」とも言われ、2022年には世界初、完全循環型音楽フェスティバルを達成したことでも一躍有名となった。
会場にごみ箱はなく、フードコートで余る資源は24時間以内に堆肥化。参加者自身に分別を促し、適切な資源箱に入れるなど「良い」行動をしてもうための工夫が、イベント会場の各所に凝らされている。そしてそれらすべての資源の流れを、マテリアルフローアナリシスでモニターし、改善点を把握している点も評価されている。
今回ご紹介するのは、そんな世界で最もサステナブルな音楽フェスティバル「DGTL」の参加をメインとしながら、オランダのサーキュラーエコノミースポットを巡る視察ツアーだ。ツアーを主催するのは、サステナブルな旅を企画する株式会社ジャパングレーライン。
首都アムステルダムは、世界で初めて2050年までのサーキュラーエコノミー実現という目標を掲げる。さらには世界で初めて、地球の限られた資源の範囲内で全ての人々の社会的公正を実現する「ドーナツ経済学」をまちづくりに取り入れた「ドーナツ都市計画」を発表。サプライチェーンでつながる他の国や地域、人や環境への影響までを見通したサーキュラーエコノミー移行を実現することを目標に据えている国でもある。
2024年3月31日(日)から2024年4月2日(火)にかけて開催される今回のツアーでは、音楽フェス「DGTL」に参加し、DGTLのサーキュラリティ・プログラムにおける最新のイノベーションを学ぶだけでなく、オランダのサーキュラーエコノミーに取り組む団体を3日間で6箇所以上巡る。ここでしか感じることのできないサーキュラーデザインを五感で体験できるプログラムとなっている。
視察候補先のご紹介
DGTL
世界一サステナブルな音楽フェスと称される「DGTL」。毎年春に開催され、2日間で5万人以上を動員する、オランダでも大人気イベント。「一体、DGTLのなにがサステナブルなのか?」を、五感で体験する。人々を巻き込み、産業全体でサーキュラーエコノミーに変わるために必要な視点とは一体どのようなものだろうか。今回は、DGTLのサステナビリティ・マネージャーであるEsmee Bouwmeisterさんから特別にツアー参加者に向けて、DGTLのサーキュラーエコノミーへの取り組みと気候ニュートラルなフェスティバルを実現するための最新のイノベーションとプロジェクトについて説明いただく。
▶記事を読む:
オランダの人気音楽フェスが、家で寝て過ごすよりもサステナブルな理由【DGTL前編】
ごみ箱のない音楽フェス。サーキュラーエコノミーがイベント産業を変えていく【DGTL中編】
循環型の「イノベーション」を支えるアムステルダム市の役割【DGTL後編】
DB55 / Furnify
サステナビリティ×デザインを「生きた事例」として実践している、いまアムステルダムで最もホットなスポットの一つ「DB55」。異なる機能を一つに融合させる空間「ブレンド会場(Blended Venue)」を用い、朝はオフィススペース、夜はイベントスペースと、遊び心たっぷりに変化する。内部にはバーも併設されており、廃棄されたパンから作られたアップサイクルビールを味わうことができる。DB55で使用されている建材や家具は主にセカンドライフのもので、デザインの段階から新品製品の使用を最小限にする工夫が随所にちりばめられた宝箱のような施設。ここでは、オランダのサーキュラーエコノミーについて学ぶ。
※調整中。変更となる可能性があります。
▶記事を読む:イマ訪れたい、ヨーロッパの最新サステナブルスポット【欧州通信#11】
Cathedrall
水に浮かぶというこの新たな街のシンボルとなる大聖堂は、さまざまな種類の「都市廃棄物」を使って建てられる予定だ(2025年8月に完成予定)。このプロジェクトのコンセプト開発、デザイン、完成後の利用活性化に関する戦略はクリエイティブ・スタジオD/DOCKが担当。個人、企業、政府機関などがさまざまな分野でコラボレーションすることを促すハブとなる。また、教育プログラム、講演会、展示会も開催される。運河を、船に乗ってプラスチックを“釣る”アクションで一躍話題となった、アムステルダムのスタートアップ企業「Plastic Whale」の創設者マリウス・スミット氏の最新プロジェクト。当日は、マリウス・スミット氏から直接話を伺う。
▶記事を読む:ごみで作られた水上の大聖堂、アムステルダムに誕生か
Plastic Whale
海洋からプラスチックを撲滅することをミッションに掲げているPlastic Whaleが提供しているのは、なんと川で魚ではなくプラスチックの釣りを楽しむという「Plastic Fishing(プラスチック釣り)」ツアー。すでに流出してしまったごみを回収するという取り組みと、そもそもプラスチックがこれ以上自然界に流出しないように、人々の意識と行動の変化を促すという二つのアプローチに同時に取り組む。アムステルダムの徴的な存在である運河を船で巡りながら、実際にプラスチック釣りツアーに参加する。
▶記事を読む:【欧州CE特集#31】運河でペットボトルを釣り、サーキュラー家具をつくるアムステルダムの「Plastic Whale」
Floating Farm
オランダの第二の都市・ロッテルダムにある、「Floating Farm(フローティングファーム)」は、住宅の真横で湾岸部に浮かぶ水上牧場だ。都心から程近いところに位置するため、牧場から工場、工場から卸売業者、卸売業者からお店、そしてお店から消費者までの距離が縮まり、食料輸送時にかかる二酸化炭素の排出(フードマイレージ)を抑えることができる。また、気候危機にも対応できる都市型水上牧場として注目されている。
▶記事を読む:【現地レポート】オランダ発、水に浮かぶ都市型牧場「Floating Farm」
・・・・and more
※訪問先は変更の可能性があります。
こんな方におすすめ
- 欧州における循環型の取り組みに興味がある方
- サステナブルなイベント運営を学びたい方
- サステナブルな新規事業を検討中で、海外のユニークな参考事例を実際に学びたい方
- 欧州市場参入を検討している方
- サーキュラーエコノミーを切り口にした最新の取り組みを知りたい方
- サーキュラーエコノミーに取り組む欧州企業・日本企業とつながりたい方
- その他、興味がある方であればどなたでも大歓迎
プログラムの概要
実施期間 | 2024年3月31日(日)〜4月2日(火)〜現地3日間(現地集合・解散) ※上記日程は現地プログラム開催期間となり、往復のフライト日時は含まれておりません。 |
訪問地 | オランダ(アムステルダム・ロッテルダム 2都市) |
ツアー代金 | 45万円(税込)/お一人様 ※ツアー申込にあたり申込金50,000円/人のお振込をもって旅行契約成立となります。(申込金は全体のツアー代金の一部に含まれます) ※お支払い方法は銀行振込のみとなります事、ご了承ください。 |
ツアー代金に含まれるもの | 現地視察料金(各施設の入場料、案内等)、現地通訳 / ガイド料金、旅行日程に明示した食事料金、旅行日程に明示した現地運送機関料金 ※これらの費用はお客様の都合により一部利用されない場合でも原則として払戻いたしません。 |
ツアー代金に含まれないもの | 上記以外の項目。国際線区間航空券、現地宿泊ホテル、アムステルダム空港~ホテル間の送迎、宿泊ホテル~集合場所間の送迎、海外旅行傷害保険、旅行日程に記載のない食事代、旅程日程に記載のない現地交通費、ご自宅~国内空港間の交通費(往復) |
キャンセル料金 | 旅行契約成立後、お客様都合で契約解除の際は次の金額を取消料として申し受けます。 ・旅行開始日の前日から起算して30日前から3日前まで:旅行代金の20% ・旅行開始日の前々日~当日:旅行代金の50% ・旅行開始後または無連絡不参加:旅行代金の100% |
定員 | 25名 ※最少催行人数:10名 |
スケジュール |
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申込期間 | 2024年2月27日(火)まで※先着順で定員になり次第締め切りさせていただきます。 |
主催団体 | 株式会社ジャパングレーライン |
プログラムの詳細・お申し込みはこちらから
▼ツアープログラムに関するご質問は、ぜひお気軽に下記窓口までご連絡ください。
<担当窓口:溝口・野中>
TEL:03-5275-6515 FAX:03-5275-6563 email: sen@jgl.co.jp
【営業時間:10:00-17:45(土日祝日休業)】
▼お申込み先 ツアーお申込みは下記URLをクリックいただき、申込フォームをご記入ください。 ※後日、旅行会社より個別に申込金、ツアー代金についてのご案内をいたします。
https://ws.formzu.net/fgen/S3729476/