Tag Archives: 貧困
車両を制限する「低排出ゾーン」は住民の健康を守る?ヨーロッパに見るメリットと課題
一部の車両の進入を制限する「低排出ゾーン」の導入が、住民の健康リスクを減らすとの研究結果が出ました。すでにシステムが導入されている欧州・アジア諸国から、今後さらに広がっていくかもしれません。しかし現地では問題も。
人や地球とつながり直せる暮らし方。オーストラリアの「コハウジング」を覗いてみよう
住宅の価格高騰、地域の人とのつながりの希薄化……大都市での暮らしは困難が多いですが、オーストラリアのメルボルンで「コハウジング」を通じてそれらを乗り越えようとする試みが始まりました。その内部を覗いてみましょう。
環境負荷を下げ、社会を公平にするデジタル通貨とは?英テック「Nano」が開く、新たな金融の可能性
デジタル通貨の取引の環境負荷は意外と大きい?でも、デジタル通貨は実は公平な社会をつくるのに役立つ?新たな金融のかたちを提唱し、注目を集めるイギリスのテック企業に活動の背景や今後の展望を聞きました。
オーストラリア発、先住民との「寿命格差」を埋めるファッションブランド
オーストラリア・メルボルンの街を歩いていると、若者たちが赤・黒・黄色の原色ファッションを身に纏っているのを見かけることがあります。そのファッション、実は先住民の人々への敬意を示すものだったのです。
アートは、希望になる。イラク戦争やシリア危機で傷ついた子どものための写真レッスン
シリア、トルコ、イラクで育った子どもたちを対象とした、8週間の移動する写真教室。教室を開催する、シリア出身の写真家の想いとは?
気候変動を食い止めるカギは女性?ジェンダーと環境問題の深すぎる関係
女性は気候変動に対して無力な「犠牲者」なのだろうか?そうではない。女性こそ、サステナブルなコミュニティづくりをリードできる存在なのである。カギとなるのは、妊娠・出産など女性特有の事情に対して、法制度など不足している部分を補うことだ。ここで、いくつかの成功事例をご紹介する。
ドバイが無償でパンを提供。豊かな都市の、別の一面を知る
「豊かな国」という印象が強いドバイに、無料でパンを提供する機械が設置されました。ドバイにも、食事に困るほど貧しい人たちがいる。そんな現実に気づかされます。
ケーキ作りで女性たちの社会復帰を。ロンドンにあるベーカリーのおいしいヒミツ
性的暴力、貧困、ホームレス…… これらの負のスパイラルに陥ってしまった女性たちはどうすれば良いのでしょうか。ロンドンのLuminary Bakeryは美味しいケーキ・パン作りを通じて、その問題に真正面から向き合います。
バングラデシュの現場を知る「ソーシャルオーディター」が生み出す学び場、鎌倉サステナビリティ研究所
労働問題を解決するための仕事である「ソーシャルオーディット」。今回はアジア諸国の縫製工場で労働環境の監査を行ってきた経験から、一般社団法人鎌倉サステナビリティ研究所を立ち上げた青沼愛さんに、ソーシャルオーディットの実態や、現在の活動についてお話を伺いました。
貧困層の子供が、富裕層の学校に行ったら?フランスで広がる「ソーシャル・ミックス」
フランス南西部のトゥールーズ市は「学校間格差」を断ち切る、思い切ったプロジェクトによって大きな成果を上げています。トゥールーズ市には、人口の90~95パーセントが移民で占められている貧困地域があります。そうした地域の学校(コレージュ、日本の中学校に相当)を段階的に閉鎖し、11歳から15歳の不利な立場にある子どもたちを、富裕層など有利な立場の子どもたちが通学する十数校の公立学校へ1時間弱の「バス通学」をさせたのです。
“捨てられるはずの石鹸”が、命を救う。「Eco-Soap Bank」が作る、三方よしの循環経済
石鹸は、高級品。そんな地域があることを、ご存じですか?Eco-Soap Bankでは、石鹸工場で廃棄されるまだ使える石鹸を女性たちの手でリサイクルし、石鹸を必要としている学校や難民キャンプに届けています。
自己責任論がうまれるのは「怖い」から。こども食堂支援の第一人者と考える、日本の格差【ウェルビーイング特集 #31 格差】
「日本の福祉は家族頼み」「民間と行政では言語が違う」「自己責任論がうまれるのは『こわいから』」……今回は、90年代から格差是正支援に取り組み続ける湯浅誠さんに、日本の格差について伺ってきました。
「不平等」はなぜ生まれる?数字とデータで考える格差社会【ウェルビーイング特集 #28 格差】
近年、「格差が拡大している」と言われていますが、具体的にどのような格差があるか知っていますか?──今回の記事では「格差とは?貧困と何が違う?なぜ問題?」など、根本的な問いから解説していきます。
生物多様性を取り戻す。シネコカルチャーに学ぶ協生農法とは?【ウェルビーイング特集 #12 再生】
従来の、農薬を多く使った農業では生物多様性が失われ、生態系が破壊されてきました。そんな状況を変えるべく今注目を集めるのが、「協生農法」です。劣悪な環境こそが最適だという協生農法。一体どのような農法なのでしょうか。
スラム建築を現代の建築に活かす。TAUが目指す、自然と一体化した無駄のないデザイン
現代の建築は見栄や無駄が多くなってしまっています。無駄を作ると、それは最終的にごみになってしまう。建築のスクラップビルドは、ものすごい量の廃棄物を出し、エネルギーを有し地球汚染につながっています。それを最小限に抑えることはもちろんのこと、廃棄物を利用して建築ができないか──そう話す、アトリエ「TAU」の創業者である大井雄太(おおいゆうた)さんは、スラムで用いられている建築方法を学び、現代の建築に生かしています。
教育から生活まで包括的なサポートを。アメリカにあるホームレスの子どものための学校
ホームレス家庭の子どもが学校に通うとき、どういった点でつまずきやすいだろうか。交通手段が無