「世界で最もクールな大陸」を守ろう。ニュージーランド航空の機内ビデオで考える環境問題

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機内安全ビデオ、と聞いて、あなたは何を思い浮かべるだろうか。「それでは皆様、快適な空の旅を。」という決まり文句の、単調な内容?そんなイメージを根本から覆す航空会社がある。ニュージーランドのフラッグ・キャリア、ニュージーランド航空だ。

同航空会社はこれまで、ハリウッド映画とのコラボレーションや、趣向を凝らしたテーマ設定などを通して、「思わず最後まで見入ってしまう」安全ビデオを製作し注目を浴びてきた。そんな彼らが今回発表した新作ビデオが「世界で最もクールな大陸」編だ。舞台は、文字通り「クール」な南極大陸。

このビデオでは、ハリウッド俳優で環境保護活動家、国連環境親善大使をも務めるエイドリアン・グレニアー氏が案内人となり、広大な乾燥渓谷(ドライバレー)や探検家アーネスト・シャクルトンが生活していた小屋などを訪れる様子が紹介される。

息を呑むように美しい景色と共に紹介されるのが、ニュージーランドの科学者たちが南極で取り組んでいる、気候や環境に関する重要な研究だ。ペンギンの個体数や氷のコアサンプルの調査などがされている。

グレニアー氏は次のように語る。「この機内安全ビデオをご覧いただくと、ニュージーランド航空がニュージーランド南極局の人類全体に関わる調査と研究を支援していることがわかります。これは、環境問題に取り組む私自身の信念とも重なるところがあり、このようにニュージーランド航空が気候変動の影響を人々に伝える活動に取り組んでいる姿勢には、大いに共感を覚えます。」

環境への影響を最小限に抑えるため、南極大陸での撮影チームは6名に限定された。そのため、南極の観測基地であるスコット基地の科学者とスタッフが、キャストとしても出演協力している。

ニュージーランド南極局の最高経営責任者であるピーター・ベッグス氏は、今回の機内安全ビデオがニュージーランド発の南極研究を世界中に紹介する絶好の機会になるとして、次のように述べている。

「ニュージーランド航空の機内安全ビデオは、これまで1億3千万を超える視聴数を誇っています。私どもニュージーランド南極局は、路線でもインターネット上でもグローバルな存在感をもつニュージーランド航空から本作品が発表されることを大変喜んでおり、私たちの広報活動も次のステージに進めることと確信しています。」

飛行機内での身の安全だけでなく、広大な地球環境を守るために何ができるのか、みんなで考えよう。そんな強いメッセージが伝わってくる、機内安全ビデオ「世界で最もクールな大陸」編は、オンラインでも視聴可能だ。

【参照サイト】新作機内安全ビデオ「世界で最もクールな大陸」編を発表