世界初、オランダのスーパーに登場した「完全プラスチックフリー」の食品売り場

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オランダの首都アムステルダムでは、その昔から数々の革新的なアイデアが生まれてきた。1602年に世界初の証券取引所が設立され、2016年には世界初の自動運転バスが街を走った。そして2018年に生まれた「世界初」は、プラスチック包装をまったく使わない「プラスチック・フリー」の商品だけを集めたスーパーの売り場「Ekoplaza Lab」だ。

Ekoplza Labは、オランダの大手小売チェーンEkoplazaとイギリスの環境団体A Plastic Planetの提携により誕生した。初導入となったEkoplazaアムステルダム店が位置するのは、地元民も注目のホットスポットが多数集まる、アウト・ウエスト地区だ。

アムステルダム店にまるまる1通路分設置された陳列棚を覗いてみると、そのプラスチック・フリーの徹底ぶりに驚かされる。照明は他店舗で使用されていたものを再利用し、陳列棚には木または金属を、商品ラベルには厚紙を使用している。

そしてもちろん、販売されている商品すべてがプラスチック・フリーだ。肉や豆類、乳製品や野菜など、700種類あまりのさまざまな商品の包装には、ガラス瓶や生分解可能な材料などが使用されている。

Ekoplazaは、「プラスチックを一切使わないスーパー」としての歩みをさらに進めていく。早くも今年の6月に、ハーグ店でプラスチック・フリー商品棚の導入が決まっており、いずればオランダ国内に展開する74店舗すべてに設置予定だ。

この「世界初」のスーパーが私たちに訴えかけるのは、私たちが買い物をするときに、必ずしもプラスチックは必要ないということだ。長年、私たちはプラスチックで包装されていない食べ物や飲み物などありえないと信じ込まされてきたと、A Plastic Planetの設立者の1人であるSian Sutherland氏は語った。

現在の食品小売業界では、商品の40%以上にプラスチックの包装がされている。その必要性が無くなることで、もたらされる商業的利益も大きいと、Ekoplazaの代表、Erik Doesは語る。「お客様たちはもう、プラスチックで何重にもぐるぐる巻きにされた包装に疲れきっていますからね。私たち店側も、変わっていかなければならないのです。」

今日1日、あなたがどれくらいプラスチック製品を使っているか、注意を向けてみてはいかがだろうか。お昼のコンビニ弁当の容器や、ジュースに添えられたストローなど、意外なところでたくさん、プラスチックを使用していることに気づくだろう。私たちも、生活の身近なところから始められる「プラスチック・フリーな毎日」を送ってみてもいいかもしれない。

【参照サイト】EKOPLAZA
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