石油問題に一石を投じる。捨てられたTシャツから作る「BRING Tシャツ」

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Tシャツほど、身近にありながら地球資源を破壊するものはないかもしれない。ポリエステルを生産するのに石油を使うからだ。石油はCO2排出の原因となるだけではなく、ときとして戦争をも誘発する。経済先進国が石油を確保するためだけに一国を独立させたことすらある。結果的にそれは、石油に依存するモノカルチャー経済へその国を追いやるということだ。

もし石油価格が安くなったら、その国はデフォルトの危機を迎える。文明を大発展させた石油は、同時に様々な地域で紛争の種を蒔いたのだ。それを考慮すると、Tシャツの使い捨てほど罪深い行為はないかもしれない。

それならば、古いTシャツから新しいTシャツを作ろう。クラウドファンディング「Makuake」に登場したのは、再生ポリエステルによりTシャツのサーキュラーエコノミーを実現する「BRING Tシャツ」だ。BRING Tシャツは廃棄される繊維製品を再生して作られたポリエステルでできており、石油由来のものと変わらない品質となっている。

ポリエステル100%ながらもコットンのような肌触りで、チタンを練り込むことでUVカットも実現している。さらに吸水性、速乾性も高く、機能性にも妥協していない。

古いポリエステル衣類は再生可能な資源でもある。世界で作られる衣料品・繊維製品の6割にあたる約4500万トンは石油由来のポリエステル原料でできており、日本では年間約170万トンもの繊維製品が廃棄されている。仮にこれをすべて再生資源にすれば、石油の利用を大幅に削減し、理想的なエコサイクルを生むことが可能だ。

石油資源に乏しい日本は、国外での石油採掘にも大きく関与している。我々現代人の生活に石油は欠かせないが、無限に採掘できるものではない。だからこそ、いかにして石油製品を再生するかを本気で考えなければならない。

まるでコットンのような着心地だというBRING Tシャツ。Makuakeのキャンペーンページにて4999円からの出資を受け付けている。環境や社会をよくするためのアクションを、自分の一番身近にあるTシャツからはじめてみてはどうだろうか?

【参照サイト】新しい糸の紡ぎ方。再生ポリエステルによるコットンライクT《BRING Tシャツ》-Makuake