食品大手ケロッグ、甘いコーンフレークからホロ苦いビールを製造。フードロス削減に挑む

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一日を元気に過ごすために欠かせない朝ごはん。あなたはごはん派?それともパン派?そんなにゆっくり食べる時間などない人はコーンフレーク派かもしれない。

欧米では、コーンフレークは朝ごはんの定番で、中には夕食もコーンフレークを食べる人がいるそうだ。しかし、コーンフレークも他の多くの食べ物と同様、製造過程で発生する廃棄が問題となっている。 英国大手The Telegraph紙 によると、実に生産されたコーンフレークの30%が大きさや焼き加減の問題などで商品から外されているそうだ。

そこで、コーンフレークなどを販売する大手食品会社ケロッグが、イギリス・マンチェスターにある Seven Bro7hers Brewery という蒸留所とタッグを組み、フードロスを減らす取り組みを始めた。

なんと、廃棄予定のコーンフレークからビールを生産する手法だ。IDEAS FOR GOODでもこれまで多くの蒸留所のサステナブルな取り組みを紹介してきたが、甘いコーンフレークからほろ苦いビールを作ることができると想像した人はいただろうか。

「ケロッグは常にフードロスを減らすための斬新でサステナブルな手段を模索しています。なので、地元のサプライヤーとこのような取り組みができるのは素晴らしいと思います。また、ケロッグではフードロスをなくすために製造過程を見直し、お客様に最高の商品を、環境に最小のインパクトで提供できるように努力しています。今年だけで、イギリス国内で12.5%の削減に成功しました」とケロッグU.K.のCSRマネージャーKate Prince氏は語った。

また Seven Bro7hers Brewery の Alison Watson氏は、「ケロッグ社と『食べられるのに売れない』シリアルを利用したプロジェクトができて、とても嬉しく思います」とコメントしている。今月販売開始予定のホッピーIPAを含む、3種類のビールを製造予定だという。

Seven Bro7hers Breweryでは商品が売れるたびに、FareShareという飢餓で苦しむ人をサポートする慈善団体に10ペンス(約15円)寄付する活動もおこなっている。

Image via Seven Bro7hers Brewery

まだ食べられるのに捨てられてしまっていることが問題のフードロス。販売者の品質維持に関するプライドや、消費者の衛生面での抵抗感で手にとりづらいのかもしれない。しかし、形を変えて、想像もつかなかったものに生まれ変わったのなら、そんな気持ちもどこかに飛んでいくはずだ。このような「あっ」と驚くものに形を変えるという手段は、効果的なのかもしれない。

【参照サイト】Kelloggs Cuts Back on Food Waste by Using Rejected Cornflakes to Make Beer
【参照サイト】Kelloggs use rejected cornflakes to make beer in bid to cut down on food waste
【参照サイト】Seven Bro7hers Brewery
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(※画像提供:Seven Bro7hers Brewery

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